総合病院での出産!メリット・デメリットを知って納得の産院選び
妊娠が分かって最初にすることといえば、産院選びではないでしょうか。現代は、総合病院や専門の病院・医院、助産院などいろいろな施設がありますよね。今回は、その中から総合病院で出産するメリット・デメリットについて考え、納得のいく産院選びに役立てていただきたいと思います。
妊娠が分かったらすぐに産院を探そう
出産できる施設は色々
総合病院は複数の科が併設されていて、なにかあっても各科との連携が取りやすいことが特徴です。第三次救急病院として指定されている総合病院や大学病院は、ハイリスクの妊娠の方も受け入れており、病理面で安心です。
産婦人科が専門の専門病院や、産婦人科医が1人以上常駐している専門医院では方針もさまざまです。病床数や専門病院での分娩の有無、分娩時の方針を確認しましょう。
助産師が開業している助産院や開業助産師を自宅に呼んでする自宅出産は、基本的に医療行為を行わないのでリスクのない妊婦のみ可能です。担当の助産師とよく話し合うことが大切です。
家から通える範囲を洗い出そう
妊娠初期は、まだ妊娠が安定していないので1~2週間に1回、場合によっては数日に1回の健診です。妊娠12週~23週は4週間に1回、妊娠28週~36週は2週間に1回の健診が目安となり、臨月となる37週からは1週間に1回の健診となる場合が多いです。
あくまでも目安ですので、双子を妊娠している場合や、母体や赤ちゃんに気になる点がある場合、出血やお腹の張りがある場合は健診回数が増えると考えましょう。妊娠後期にはお腹も大きくなりますので、あまり遠くなく家から通える範囲の施設を選びましょう。
産院選びに大事なこと
例えば出産にかかる費用は、それぞれの施設で差がある場合が多いですし、オプションで受けることができるサービスを利用したら予定していた費用よりも多くなってしまったというケースも見られます。
あるアンケートでは、理想とする産院と実際に選んだ産院では実情が違ったというような結果が出ており、産院を決める前に産院の細部までを把握するのは難しいようです。産前産後、ママと赤ちゃんがお世話になる場所ですので、快適に過ごせる産院を選べるとよいですね。
総合病院で出産するメリット
リスクのある出産にも対応!転院も少ない
総合病院は産婦人科だけではなく、ほかの診療科も併設されているので妊娠中に母体に気になる点が見つかった場合には同じ病院内で診察してもらえることが多く、転院も少ないです。また、双子の妊娠や妊娠中毒症などのリスクのある出産にも対応していますし、最近では35歳以上の高齢出産にあたるママが総合病院を選ぶケースも増えています。
特に初めての出産の場合は、妊娠中から経験したことのない時間を過ごしますし、何かあったときに備えて医療体制が整っている総合病院は安心できますね。
分娩時のアクシデントにも対応できる
赤ちゃんにアクシデントが起こった場合は小児科の専門医が対応してくれるので心強いですよ。もちろん、総合病院以外の施設でも提携している病院でしっかりケアしてもらえると思いますが、生まれたての赤ちゃんは繊細なので、すぐ専門医に対応してもらえることは最大のメリットですよね。
医療体制が整っている総合病院での出産はママも赤ちゃんも安心して過ごせるのではないでしょうか。
家計に優しい!入院費用が安いことが多い
出産にかかる費用は住んでいる地域にもよりますが、帝王切開や無痛分娩を除く通常分娩の場合は平均500,000円前後だといわれています。健康保険に加入していれば出産育児一時金の制度を利用して420,000円返還されますので、その差額は自己負担です。
ほかの施設では個室の利用やエステ、コース料理などのサービスが充実している場合が多く、費用が高くなるのかもしれませんが、産後のママにとってリラックスできる環境も大切なので比較、検討してみてくださいね。
総合病院で出産するデメリット
健診の待ち時間が長い
総合病院は複数の診療科が併設された大きな病院で、医師や看護師、病院スタッフが多いことが魅力ですが、その分通院している患者さんも多いです。そのため、なかなか予約が取れなかったり、妊婦健診の待ち時間が長引いてしまったりする場合が多く、ストレスを感じてしまうかもしれませんね。
そんなときは、病院に置いてある雑誌や本を読んだり、同じ時間帯に健診に来ている妊婦さんと簡単な会話を楽しんだりして過ごしてみてはいかがでしょうか。健診はその日の状況によってどうしても待つことがあるかもしれませんが、リラックスして待てるとよいですね。