出産の平均週数について知っておこう。双子の場合のデータもご紹介
妊娠すると、出産予定日がいつになるのか気になりますよね。出産予定日はあくまでの目安に過ぎませんが、出産の平均週数を知っておくと見えてくることがあるようです。今回は、初産婦と経産婦の平均出産週数とともに、双子を妊娠した場合の平均週数をまとめてみました。あらかじめ知ることで、不安を解消しましょう。
出産予定日と出産週数について知りましょう
出産予定日の計算方法について
出産予定日の計算方法には、「ネーゲレの概算法」が使われています。これは最終月経のあった月から3を引き、日に7を足すというものです。たとえば最終月経の開始日が6月2日だった場合は、6-3=3、2+7=9で出産予定日は3月9日になります。
とても便利なネーゲレの概算法ですが、この計算は月経周期が28日の人にしか当てはまりません。周期が長いまたは短い人や不規則な人は、多少のずれが出てしまうので注意が必要です。
出産の平均週数、初産婦の場合
初産婦は予定日より遅れることが多い、と聞いたことのあるママも多いと思います。しかし実際には、39週で出産したママが26%、41週は23%と、予定日よりも1週間ほど早い場合が多いようです。
出産予定日はあくまで目安です。妊娠37週0日〜41週6日目の35日間は、いつ出産してもよいといわれる「正産期」。予定日が近づいてくるとそわそわしてしまうかもしれませんが、赤ちゃんの準備ができるのをゆっくり待ちましょう。
出産の平均週数、経産婦の場合
実は「経産婦だから出産が予定日より早まる」というのには根拠がありません。出産の平均週数は、経産婦の場合でも初産婦と同じく予定日の前後1週間が多いというデータがあります。経産婦は陣痛がきてからの進みは早いですが、出産が予定日よりも前倒しになりやすいというわけではないようです。
また、上の子を実家などに預ける都合をつけたり、出産前後の予定の見通しを立てたりしたいというママは、計画分娩という選択肢もあります。計画分娩の場合は、予定日よりも早い38週ごろに出産日を設定することがほとんどです。
初産婦、経産婦とも予定日より早まりやすい
初産婦が予定日より早く出産しやすい理由
初産婦は予定日を超過しやすいといわれることが多いですが、実はその説には根拠はありません。実際のデータを見てみると、初産婦も経産婦も出産予定日より1〜7日ほど早くお産が始まったケースが多いようです。
初産婦が予定日より早く出産しやすい理由は、
・陣痛を起こすといわれているウォーキングや雑巾がけ、スクワットなどを積極的に行っている
・初めての妊娠で慣れないことが多く、不安やストレスを感じて子宮が収縮しやすくなっている
などが考えられます。
もちろん「動いていないのに予定日より早く生まれた」というママもいれば、その反対に「たくさん動いたのに予定日から遅れた」というママもたくさんいます。
陣痛の始まるタイミングは出産によってさまざまです。赤ちゃんとママの両方の準備が整って、はじめて出産が始まります。生産期に入ると、赤ちゃんがママのお腹にいる時間もあとわずかです。残りの妊娠生活を堪能しながら、赤ちゃんに会える日を楽しみに待ちましょう。
経産婦が初産より早く出産しやすい理由
陣痛の痛みが規則的に起こるようになると本陣痛です。初産婦は10分間隔、経産婦は15分間隔になったら一度連絡を入れるようにと病院から指示されることが多いです。
経産婦のほうが早く出産しやすい理由は、
・産道や子宮口が柔らかくなっていてスムーズに開きやすい
・上の子のお世話でたくさん動いている
・出産経験があることで、出産の兆候に鈍感になる
などが考えられます。
しかし経産婦だからといって、必ず分娩時間が短くなるというわけではありません。出産の進みかたは赤ちゃんの大きさによっても変わってきます。
また、出産の兆候もそのときによってさまざまです。おしるしが出ることもあれば、破水から始まることもあります。これは初産婦も経産婦も変わりません。いつもと違うなと感じたら、まずは病院に連絡するようにしましょう。