つわりのときパパと喧嘩になる!出産前に良好な夫婦関係を保つ心がけ
妊娠中のつわりの時期は、個人差はあるものの大半のママが体調の変化を経験します。終わりの見えない気持ち悪さや憂うつさのせいで、ついパパに八つ当たりしてしまい、夫婦仲がギクシャクしてしまうなんてことも…。そこで、辛いつわりの時期にパパと喧嘩にならないための対処法についてお話したいと思います。
つわりのときパパと喧嘩になるきっかけは?
眠気や体のだるさで家事が滞ったとき
つわりの辛さは経験した人にしか分からず、具合悪くて寝ていても「さぼっている」と思われてしまいがちです。そんなときにパパから「家事ができてない」などと言われたら、腹が立って喧嘩にもなってしまいますよね。また、文句を言わないので理解あるパパだと思っていたら「本音は全然ちがった」ことが判明し、ショックを受けてしまうママもいるようです。
不満や本音をぶつけ合う夫婦の形は理想的でもありますが、つわりの時期だけは非常事態です。お互いの不満をぶつけ合うのは避けるのが賢明な時期といえるでしょう。
ほかの人と比べて怠けていると言われて
例えば、ママが具合悪くて寝ていたら、「ずっと寝られていいなぁ」なんてことを言ってしまうパパもいるようです。また、「友人の妻はつわりの時期でも働いてた」など、ほかの人と比較されてストレスを感じるママもいるようですよ。
「つわり」には個人差があり、症状も千差万別です。男性であるパパは特に、そういったことを知らない場合も多いので、「つわりには個人差があること」「症状は人それぞれであること」を知ってもらいましょう。
「パパはそんなことも知らないの?」と嘆くママもいるかもしれませんが、パパにとっても未知の世界なのです。ここは一つ、ママが大きな気持ちで受け止めてみませんか。
パパが非協力的で一人で遊びに行ってしまう
つわりが辛いと家事をするのもやっとなのに、がんばって用意した食事に対して「これだけ?」なんて言われたら、「だったら自分でやって!」と言ってしまいたくなりますよね。
また、一人で飲みに行ってしまうパパは「今のうちに飲んでおくんだ」なんて言い訳したり、ママが辛くても、まるで他人事のように出かけてしまったりするようです。「付き合いもあるから仕方ない」と思うママもいるかもしれませんが、生まれてくる赤ちゃんは二人の子どもです。そのため、喧嘩にならない程度に、パパに一緒にいることを優先してもらうようにお願いしてもよいかもしれません。
喧嘩の要因の一つ「イライラ」対策
つわりの一種で過剰にイライラする場合も
イライラする原因は、妊娠により増加するプロゲステロンという女性ホルモンが大きく影響しています。これが女性の体調や精神状態を不安定にさせてイライラを引き起こすようです。
イライラしていると些細なことも気になってしまい、相手に攻撃的な態度をとってしまって、それが喧嘩に発展…という悪循環を生んでしまいがちです。
「妊娠する」ということは、それまでのママの環境に大きな変化をもたらすので、ストレスがかかってイライラを生みます。「妊娠」と「イライラ」はワンセットであることをパパにも理解してもらえるとよいですね。
家事はさぼってのんびり過ごす
そこで、つわりで具合が悪ければ、家事をさぼって思い切りダラダラ過ごすのです。本を読んだり、好きな映画やドラマを観たりして過ごすのもよいでしょう。「家事をやらなきゃ」というプレッシャーから解放されることで、「イライラ」からも少しは解放されるのではないでしょうか。
そのためには、パパに事情を話して理解をしてもらうことも必要です。パパに家事をさぼってると思われるのをいやがるママもいるかもしれませんが、「ママの体調が第一」であることを共通認識として持てるとよいですね。
昼寝も積極的にして睡眠時間は充分にとる
ですから、お昼寝の時間を2時間を目安に確保することをおすすめします。できるだけ規則正しく、睡眠時間がとれる環境づくりが大切です。お仕事をしているママも、昼休みは横になって休息できる時間をとれるとよいですね。ただでさえ体調が乱れやすく、イライラしやすい時期なので、睡眠をたっぷりとって休息を大切にしましょう。
妊娠中は無理をしないことが何よりも大切です。パパの目が気になるのであれば、「ホルモンのせいでイライラしちゃうから、少し休ませてもらってよいかな」と正直に話せばお互いわだかまりがなくなることでしょう。
つわりが原因の喧嘩を回避するには
例えば、「今日は体がしんどいから外食でいい?」とか、「お惣菜買ってきてくれるかな」と頼んでみるのもよいでしょう。また、イライラしていたら「今、イライラしているの」と正直に気持ちを伝えるのもよいかもしれません。パパも「今はそっとしておこう」とか「家事を手伝おう」などと気遣ってくれるかもしれませんよ。
パパに心配かけたくないママもいるかもしれませんが、喧嘩になって関係が悪化することは避けたいですよね。ママ一人で辛さを抱え込まず、素直に口にすることで、パパに甘えてみてはいかがでしょうか。