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産後に涙が止まらずイライラする!原因と解消法はあるの?

産後に涙が止まらずイライラする!原因と解消法はあるの?

赤ちゃんとの生活は癒やされて幸せなはずなのに、ちょっとしたことでイライラしたり「なんで自分だけこんなに大変なの」と涙したりするママもいると思います。ここでは、産後1人でさまざまな悩みを抱えているママの気持ちが少しでも晴れるように、イライラ解消法などをご紹介します。

産後にイライラする原因はなに?

ホルモンバランスの乱れが原因

赤ちゃんとの生活は幸せな気持ちになることも多いですが、大変な育児を毎日続けていくうちに赤ちゃんの泣き声にイライラ、パパのちょっとした言動にイライラ…。すぐにイライラする自分が嫌になることもありますよね。

妊娠中の女性の体内では、女性ホルモンを中心にさまざまなホルモンが活発に作られています。しかし、出産をすると今まで活発に作られていたホルモンが急激に減ってしまいます。

ホルモンのバランスが乱れることによって、産後のママの心は情緒不安定になりがち。このような状態を「マタニティブルー」といいます。マタニティブルーになると、ママは自分の感情をうまくコントロールできなくなるので、ちょっとしたことでイライラしてしまいます。

自分の自由な時間がとれずにケアができない

出産する前は夜好きな時間に眠れますし、おしゃれを楽しんだり休日はお出かけしたりと、自分の自由な時間がたくさんありますよね。しかし、赤ちゃんが産まれてからは育児に追われる毎日で、なかなか自分の時間をとることが難しくなります。

「ママなんだから、自分の時間がないなんて当たり前」という方もいるかもしれませんが、毎日24時間ほとんど休む暇もなく育児をすることは、本当に大変です。赤ちゃんが小さいうちは2~3時間おきに授乳をしなくてはいけませんし、おむつも頻繁に替えなくてはいけません。

ハイハイをするようになっても、赤ちゃんがケガをしないように常にママは神経を使っています。忙しい毎日で自分をケアする時間がなくなるストレスが、イライラの原因になることもあります。

パパが育児に協力してくれない

「パパが育児になかなか協力してくれない」「出産してからもパパは趣味や飲み会など、好きなことばかりに時間を使っている」と、パパに対してイライラしているママも少なくありません。

女性は妊娠中からお腹の中で赤ちゃんを育てているため、出産してからも自然とママになることができます。しかし、男性はパパになる自覚を持つまでに時間がかかり、育児に積極的に協力してくれる人が残念ながら少ないようです。

友人の話では、赤ちゃんが産まれて大変なのに「今日飲みに行ってくる」と週末になると必ず飲みに出かけるパパにいつもイライラしていたそうです。夜中の授乳中に酔っ払って帰ってきて、すぐに気持ちよさそうに寝ているパパを見て「なんで私だけ」とストレスが溜まったと話してくれました。

産後のイライラを解消する方法は?

パパに言葉で気持ちを伝えよう

育児や家事をなかなか手伝ってくれないパパに「なんで私ばっかり大変な思いをしなくてはいけないの」「もっと手伝ってよ」と、イライラをそのまま言葉にして伝えている方が多いのではないでしょうか。自分の気持ちを相手に伝えることは大切ですが、感情的に伝えてしまうとケンカになることもありますよ。

気持ちを落ち着かせて、ママの気持ちを冷静に伝えることが大切です。たとえば「赤ちゃんのお世話であまり眠れていなくて辛い。少しパパに赤ちゃんを見てもらって休憩したい」など、ママがどのようなことで辛いのか、具体的にパパにどのようにしてほしいかを伝えるとよいでしょう。

また、手伝ってくれたときは大げさなくらい「ありがとう。助かった」と伝えることでパパも嬉しい気持ちになりますよ。

実家などほかの人に預けてリフレッシュ

赤ちゃんが産まれると「私しかママはいないんだから」と、体や心が辛くてもママは休まずに頑張ってしまいますよね。しかし、イライラせず笑顔で育児を続けていくには、ママが1人になる時間もとても大切です。

赤ちゃんとの生活を大切にしたいからこそ、実家などに赤ちゃんを預けてリフレッシュする時間を作りましょう。母乳育児の場合、生後間もない赤ちゃんは授乳間隔が安定していないことも多く、なかなか預けることが難しいかもしれません。

生後3カ月頃になると、授乳間隔がどのくらいなのかが少しずつ分かってくるでしょう。「赤ちゃんといるのが辛い」「赤ちゃんが泣くとイライラしてしまう」という方は、実家や他の人に赤ちゃんを預けてリフレッシュすることも大切ですよ。

家事は完璧を求めずに手を抜こう

子どもが小さいと育児や家事など、すべてを完璧にこなしていくことはママにとってプレッシャーになりますよね。しかし、「子育てをしていても主婦なんだから、料理や洗濯などの家事をすることは当たり前」と思っている方がまだまだ多く、体が辛くても頑張りすぎてしまうママも多いのでは。

赤ちゃん中心の生活をしていると、自由に時間を使えなくなります。「今日は家事が何もできていない」「掃除まで手が回らない」と悩むのではなく、「今日も赤ちゃんをいっぱい抱っこできた」「掃除はできなかったけど、料理は作れた」などと、ポジティブに考えるようにしましょう。

家事は完璧にしようと頑張りすぎず、手抜きしながら赤ちゃんとの生活を楽しむことのほうが大切ですよ。

辛いときは病院や漢方薬に頼るのもあり

授乳中に漢方薬は飲んでいいの?

「産後イライラすることが多く、パパに相談したり実家に赤ちゃんを預けたりと色々な方法を試してみたけれど、イライラが収まらずに辛い」と悩んでいるママもいるのではないでしょうか。ママの心が限界を超えると、産後うつになってしまうこともあります。

辛いときは病院や漢方に頼ってみてもよいかもしれません。しかし、「授乳中なので、漢方を飲むのが心配」という方も多いですよね。

授乳中に漢方を飲みたい場合は、薬の種類やママや赤ちゃんの状態など、さまざまなことを考えてから飲むことが大切です。たとえば、便秘改善の漢方薬をママが飲んでいると、授乳後、赤ちゃんが下痢をしてしまうなどということもあるようです。授乳中に漢方を飲みたいときは、薬剤師やお医者さんに相談してみましょう。
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