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4時間で出産なんて羨ましい!?超安産のためにできること

4時間で出産なんて羨ましい!?超安産のためにできること

「出産のとき2日以上陣痛に苦しんだ」「長時間の陣痛で気を失いそうになった」など、難産だった先輩ママの話を聞いて、「私にそんなの耐えられる?!」と不安になるプレママも多いと思います。できることなら短時間で、超安産を目指したいと考えているママのために、出産前にできることを紹介していきます。

4時間は早い?出産までの流れと時間は?

陣痛から出産までの流れ

「出産」といっても、実は様々な過程があって赤ちゃんが産まれてくる、ということを知っていましたか?一般的に陣痛から出産までは、三つの時期に分けて考えられています。

【分娩第1期】
陣痛が10分間隔、または1時間に6回以上になってから、子宮口全開大(10cm)になるまで。

【分娩第2期】
子宮口全開から赤ちゃんが産まれてくるまで。通常破水はここで起きますが、まれに陣痛前に破水することもあります。「前期破水」と呼ばれ、ただちに産院へ連絡が必要です。

【分娩第3期】
赤ちゃんが産まれた後、胎盤や卵膜などが娩出されるまで。

これは一般的な自然分娩の流れです。破水や前駆陣痛(本陣痛前の不規則な陣痛)などには個人差があります。

初産婦の出産にかかる平均時間

出産にはどれくらいの時間がかかるのか、ママにとっては痛みをともなうものでもあるので、とても気になりますよね。出産の過程やかかる時間は、個人差が大きいといわれています。また、所要時間の平均には初産婦と経産婦で少し差があります。

【初産婦の平均分娩所要時間】
・分娩第1期…10~12時間
・分娩第2期…1~2時間
・分娩第3期…15~30分
トータルすると、約11~15時間程度かかるのが一般的な出産のようです。

産院に着くまでに赤ちゃんの頭が出てきてしまった、という人もいれば、促進剤をたくさん打っても一向にお産が進まなかった、という人もいます。自分がどんなお産になるのか、それは始まってみないと誰にも分からないのです。

経産婦の出産にかかる平均時間

2人目以降の出産は、初産に比べて短いというイメージがありますよね。実際に、経産婦の出産にかかる平均時間は初産婦の約半分の時間といわれています。

【経産婦の平均分娩所要時間】
・分娩第1期…5~6時間
・分娩第2期…30分~1時間
・分娩第3期…10~20分
トータルすると、約6~8時間程度かかります。

経産婦の場合、最初の出産で赤ちゃんが産道を通っているので、骨盤が開きやすく、子宮口が開く時間も短い傾向にあるようです。しかし、経産婦だからといって、必ずしも初産時より短いお産になるとは限りません。赤ちゃんの大きさや、ママの体調など、様々な要因で初産のときよりも時間がかかってしまうことも考えられます。

4時間で出産した安産妊婦さんの特徴

背が高く太りすぎていない

短時間で出産にいたるには、いくつかの特徴が考えられます。特に大きな要因としては、「赤ちゃんの大きさに対するママの骨盤サイズのバランス」があります。

昔から、「安産型」といわれる体型は、おしり周りがどっしりとしている人。「太っている」とは違い、重要なのは「骨盤のサイズ」です。一般的に、背が高い人の方が骨盤のサイズも大きいので、高身長のママの方が、低身長のママよりも安産になりやすいといわれています。

また、妊娠中は産院からも体重管理を求められますよね。ママの健康のためでもありますが、脂肪がつきすぎると産道を圧迫して赤ちゃんが通りにくくなるためです。背が高くて太りすぎていない体型のママは、赤ちゃんが標準サイズなら安産の傾向にあるといえそうです。

冷え性でなく体温が高い

冷え性は、万病のもとになるとよくいわれますが、出産においても悪影響を与える可能性があります。妊娠すると、体温が上昇する傾向にありますが、それでも大きくなったお腹回りや下半身は冷たいままという人も多いようです。

身体が冷えていると、出産のときの使う筋肉が硬くなって、いきみにくくなるといいます。さらに、冷えで血流が悪くなれば、陣痛も弱くなるリスクも考えられます。

元々冷え性だという妊婦さんは、妊娠中から体温を高めるための準備をしておいた方がよいでしょう。体温を高く保つことで、お腹の赤ちゃんにとっても過ごしやすい環境がつくられます。妊娠を機に、冷え性体質を改善できたというママもいるようです。安産のために、生活を見直してみてもよいと思いますよ。

切迫早産の傾向があった

「切迫早産」とは、正期産である妊娠37週よりも早く、赤ちゃんが産まれてきてしまいそうな状態にあることをいいます。

【切迫早産の症状】
・陣痛のようなお腹の張りが頻繁にある
・子宮頚管が短い
・出血がある
・破水などで羊水が漏れ出ている
・子宮口が開いてきている など

このような症状が見られる場合、正期産に入るまで投薬したり入院したりして、早産を抑える治療が施されます。

37週を過ぎると、張り止めの薬を止めたり、安静を解かれたりするので、急に出産の兆候が見られることもあります。切迫早産の傾向にあったママは、お産が始まってから比較的早く出産にいたることが多いようです。一方で、切迫気味だったのに、出産には10時間以上かかった、というママもいます。
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