仕事中につわりでしんどくなったら?休憩中にできる対処法を知ろう
妊娠がわかり、嬉しいのもつかの間、今度はつわり症状に悩まされるママは多いのではないでしょうか。特に仕事をしている場合、仕事にも支障が出てしまうこともありますよね。そんなときに無理をしないためにも、職場への報告の注意点とつわりの症状別の対処法について、まとめました。
仕事中の体調も考慮し、職場報告は早めに
つわりに対する職場の理解を得ることが大事
しかし、つわりで仕事や日常生活に支障がでる可能性がある場合は、早めに職場に妊娠の報告をして理解を得ることが大切です。早めに報告をすることで、重いものを持つ仕事や長時間の立ち仕事を避けるといった配慮をしてもらうこともできます。
ほかに、妊娠初期症状として感じる眠気やだるさなども、妊娠の事実を知らない人からしたら、仕事へのやる気がないと誤解されてしまう可能性があります。体調不良により突然のお休みが発生する可能性があることも考慮すると、直属の上司や仕事上の関わりの深い人には早めの報告で理解を得る必要があります。
職場に相談するときのポイントを知ろう
そのうえで、すでにつわり症状がある場合はその症状を伝えます。まだあまりつわり症状がなかったとしても、今後つわりによる急なお休みをとる可能性があることは伝えておくとよいですね。
そのほかにも、立ち仕事や重労働など、配慮が必要な業務があれば、その対応についても相談しておくと安心です。特に男性上司の場合、妊娠初期の流産のリスクについて知らない場合もあります。妊娠の事実について、職場のほかの人への報告はまだしてほしくないような場合も、一言伝えておくとよいでしょう。
こんな症状があるときは仕事を休もう
しかし、人によっては長期入院になってしまう人もいるほど、つわり症状は人それぞれです。辛いと思ったときには、無理せずに仕事を休むことが必要です。
1日に何度も吐いてしまう、水分補給もままならない、体重減少が著しい、尿が出ない、といった症状がある場合は重度のつわり症状がでているといえます。なかなか職場の理解が得られない場合は、医師に相談をして「母子健康管理指導事項連絡カード」を記入してもらうとよいでしょう。
休憩中にも活かせる「つわり別」の対処法
「食べつわり」には飴やタブレットを常備
自宅にいればいつでも飲食はできると思いますが、職場によっては仕事中の飲食が難しい場合もあるかもしれません。その場合は、妊娠を知る上司や職場の人に相談をして、仕事中の飲食の許可を得たり、休憩室などでの飲食の許可を得たりするなどしてみてください。
食べるものは、飴やタブレットなどが手軽につまみやすくておすすめです。味は食べやすい好みのもので構いませんが、レモンなどの柑橘系の味は口の中がさっぱりするのでつわりに苦しむママにもおすすめです。
「吐きつわり」には炭酸飲料やサプリを
特定のものであれば食べられるという場合は、食べられるものを食べられるだけ食べるようにしましょう。食事が難しい場合は、無理をして食べずに炭酸飲料やゼリーを食べたり、サプリで最低限の栄養を補給したりするとよいですよ。
吐きづわりで食べられないと、赤ちゃんの栄養は足りているかなと心配になってしまうかもしれません。しかし、妊娠初期の赤ちゃんは、ママの食事からではなく、ママのお腹にある「卵黄嚢(らんおうのう)」とよばれる栄養の袋から栄養を摂っているので、つわりで食べられなくてもあまり心配することはありません。
「よだれつわり」にはうがいや歯磨き
この「よだれつわり」には、こまめに唾液を吐き出すことに加え、うがいや歯磨きをすることで口の中がさっぱりとして症状が楽になることがあります。ミント系などのさっぱりとした歯磨きを選ぶのも効果的です。
あまりにも唾液の分泌量が多く、ティッシュに出すのでは間に合わない場合やこまめにトイレに行くのが難しい場合は空のペットボトルなどに唾液を出すのもよいでしょう。そのほかにも、飴やガムなどを口にして、口の中の不快な唾液の味を変えることもおすすめです。
仕事中はつわりを和らげる方法をとろう
時間をずらしたり出勤時の工夫をしよう
家を出る時間を早めて、通勤ラッシュを避けて座って通勤できるようにしたり、途中駅で休憩をはさんで出勤したり、無理のないような通勤の工夫をしてみましょう。
どうしても朝の出勤が辛い場合は、出勤時間を遅らせてもらうといった対応ができないか相談してみてください。場合によっては、主治医に相談をして「母子健康管理指導事項連絡カード」を書いてもらうことも検討してみてくださいね。