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出産時によくあるトラブルとは?対処法やケースについて詳しく知ろう

出産時によくあるトラブルとは?対処法やケースについて詳しく知ろう

妊娠は病気ではないといいますが、ホルモンバランスの変化にともなう体調不良やつわりなど、妊娠中の体はトラブル続きです。また、難産や産後うつなど、出産のときや産後に起こるトラブルも心配ですよね。今回は妊娠中や出産時によくあるトラブルやトラブルの対処法を紹介します。

妊娠中にしてはいけない行動3選

体を冷やしてしまう行動

妊娠中は大きくなったお腹を支えるために姿勢が変わって血行が悪くなりがちです。また、ホルモンバランスが乱れることで体温調節がうまくできなくなりますので体が冷えやすくなっているのです。

妊娠中の冷えはつわりを悪化させ、お腹の張りや便秘の原因になります。さらに、子宮や骨盤周りの血行が悪くなると赤ちゃんに栄養や酸素が行き届かなくなり、赤ちゃんの成長によくない影響を与えてしまいます。

極端な体の冷えは切迫流産や切迫早産につながることもありますので、妊娠中は体を冷やさないよう注意しましょう。

顔や上半身が熱くなる「のぼせ」を感じるときでも、下半身は冷えているということもありますので腹帯や腹巻でお腹周りを温めるとよいですよ。

重たいものを持ってしまう

妊娠中は重たいものを持ってはいけないとよくいわれますが、これはお腹に強い力が入るとお腹が張ってしまうということが理由です。

しかし、体にかかる負担の大きさやは筋力や荷物のもち方によって変わります。例えば、買い物かごをカートから降ろすときと、買ったものを二つの袋に分けて片手に一つずつ持って歩く場合では、重さは同じでも力の入り方や負担がかかる部分が違いますよね。

妊娠中にある程度重さがあるものを持つときは重さだけではなく、「持ち上げる」「抱えて歩く」など、どんな動きをするかにも注意してください。

それほど重たくないと感じる荷物でも、お腹や腰に力が入る動作やバランスを崩しそうな動作を含む場合は、避けたほうがよいですね。

赤ちゃんの発育を妨げる心配がある嗜好品

赤ちゃんとママの体は胎盤をとおしてつながっていますので、嗜好品に含まれている有害物質が赤ちゃんの発育によくない影響を与えてしまうことがあります。

「お酒」や「タバコ」は血液中に有害な物質が取り込まれてしまうだけではなく、お腹の赤ちゃんの酸欠や脱水などを引き起こし、先天性疾患や障害のリスクを高めてしまいます。

禁酒や喫煙は辛いことですが、赤ちゃんのためにもノンアルコール飲料などで乗り切ってください。なお、電子タバコは煙が出ませんが有害物質は含まれていますので注意しましょう。

また、コーヒー、紅茶などに含まれる「カフェイン」は少量なら問題ないといわれていますが、気になるママはカフェインレスのコーヒーやお茶を活用するとよいでしょう。

よくある出産前に起こりやすいトラブル

妊娠初期の不快症状つわり

つわりは妊娠4週から6週ごろに始まり、12週ごろになると徐々に落ち着くことが多いのですが、症状が続く期間や症状の重さには個人差があります。

つわりの典型的な症状は、食欲不振と吐き気です。妊娠初期の赤ちゃんは栄養をあまり必要としないので食欲が減ってもあまり問題ありませんが、水すら飲めない場合や嘔吐が続く場合、極端に体重が減少した場合は医師に相談してください。

その逆に、食欲が異常に増進してしまう、食べていないと吐いてしまう「食べづわり」になる人もいます。

食べ過ぎて体重が増えると妊娠糖尿病や妊娠高血圧症のリスクが高まるので注意してくださいね。昆布やスルメなど、食べ応えがあって低カロリーのおやつで乗り切ったというママもいますよ。

妊娠中期のお腹の張り

赤ちゃんを包んでいる子宮は「平滑筋」と呼ばれる筋肉でできています。

実は、子宮は普段から緊張や弛緩を繰り返しているのですが、普段は動いていることに気づくこともほとんどありません。しかし、妊娠して子宮が大きくなると子宮の緊張を自覚しやすくなり「お腹が張る」と感じるようになります。

妊娠中期はお腹の張りを感じることが多く、不安を感じることもあるかもしれませんね。けれど、実際は「初期よりも自覚しやすくなっただけ」で、お腹が張ること自体はあまり問題ありません。

ただし、お腹が張っているときに動くと張りが強くなりますので、張りを感じたら体を休めてください。また、強く痛むとき、張りが長く続くとき、出血したときは病院を受診してくださいね。

妊娠後期によく起こるむくみ症状

妊娠後期になると、ふくらはぎや足首などがむくみやすく、顔や手もむくむことがあります。ときには、むくみで靴がはけないということもあるようですよ。

妊娠後期のむくみはホルモンバランスの変化やお腹が大きくなって血行が悪化したことが原因ですので基本的には心配ありません。

ただし、むくみで体重が極端に増えたときは「妊娠高血圧症」の可能性もあります。また、体重が増えすぎると微弱陣痛の原因になることがありますので、体重管理には注意してください。

むくみがひどいときは、塩分を控える、適度に運動する、水分をしっかりとるなど、むくみ対策をしてみましょう。また、指輪はむくんで外せなくなることがあるので、妊娠後期に入ったら外しておくとよいですね。

いざ出産!そんなときに起こるトラブルとは

陣痛が弱く子宮口が開かない

「微弱陣痛」は定期的な陣痛があるのに陣痛が弱くて子宮口がなかなか開かない、陣痛の間隔がなかなか縮まらない、陣痛が止まってしまうという状態です。

陣痛が起こる前に破水していない場合は、ママの体調や赤ちゃんの心音に注意しながら強い陣痛が起こり子宮口が開くのを待ちます。あまり不安になりすぎず、軽く体を動かしたり、本格的な陣痛に備えて休憩したりしながら過ごしてくださいね。

ただし、破水しているときや子宮口がある程度開いているときは、陣痛促進剤を使って強い陣痛を誘発させることもあります。

また、赤ちゃんの状態がよくないときや、陣痛で疲れたママの体力がもたないときなどは緊急帝王切開に切り替わることもあります。

へその緒が首に巻き付いてしまう

赤ちゃんの首にへその緒が巻き付いていると聞くと、ママは「赤ちゃんが苦しいのではないか」「障害が残るのではないか」と心配になってしまいますよね。

実は、赤ちゃんにへその緒が巻き付く「臍帯巻絡(さいたいけんらく)」はよくあることで、お産のうち2割から3割程度の赤ちゃんが体にへその緒を絡ませて産まれてくるといわれています。

また、そのほとんどが首に巻き付いているということなので、巻き付いていること自体はあまり心配する必要はありません。

ただし、お産の途中でへその緒が押しつぶされると、赤ちゃんに酸素や栄養が届かなくなり心拍が低下することがあります。へその緒の巻き付き方や赤ちゃんの状態に応じて帝王切開に切り替わることもありますよ。

赤ちゃんの体がうまく回転しない

赤ちゃんは骨盤や産道を通るとき体を回しながら出てくるのですが、赤ちゃんの体が正常に回らないことを「回旋異常」といいます。

骨盤に対して赤ちゃんの頭が大きい場合や、赤ちゃんが巨大児の場合は起こりやすくなります。ママの体重が増えすぎると巨大児になるので、体重管理に気を付けるとよいですね。

また、赤ちゃんの大きさが正常でも、子宮の出口に近いところに胎盤がある「低置胎盤」や「子宮筋腫」がある場合、子宮の出口が狭い、子宮の動きが悪いことから回旋できなくなることがあります。

自然分娩で産めることもありますが、状況に応じて鉗子分娩や吸引分娩になることもありますよ。また、赤ちゃんが骨盤を通ることができない場合は、帝王切開になります。

無事に出産したあとにトラブルが起こることも

もっとも経験する人が多い乳腺炎

産後のママの2割から3割が経験するといわれているのが「乳腺炎」です。

乳腺炎には、母乳が乳腺の中に溜まって起こる「うっ滞性乳腺炎」と、乳首についた傷から細菌がはいったり、「うっ滞性乳腺炎」が悪化して起こる「化膿性乳腺炎」の2種類があります。

「うっ滞性乳腺炎」は乳管が狭く母乳が出にくい、赤ちゃんが吸う量に対して母乳の量が多いときに起こりやすく、初産のママは特に注意が必要です。母乳がうまく出るようマッサージしたり、余分な母乳を搾乳することで防ぐことができますよ。

「化膿性乳腺炎」になると抗生剤の服用や、針などを使って膿を出すといった処置が必要になることもあります。乳首が傷つかないよう、授乳の姿勢や授乳の間隔を工夫してくださいね。

我慢しないで。マタニティブルーズ

産後は疲労で放心状態になったり興奮状態になったりしていることが多く、心や体が不安定になってお腹が空いているのに食欲がわかない、疲れているのに眠れないといったトラブルが起こりがちです。

さらに、体の中では急激なホルモンバランスの変化が起こっているため、出産直後から10日くらいは「マタニティ―ブルーズ」という情緒不安定状態になりやすいといわれています。

これらは産後の一時的なホルモンバランス変化や疲労などが原因なので、時間がたつと収まることがほとんどです。

ただし、症状を無理に我慢すると「産後うつ」になることがあるので注意が必要です。なんでも完璧にやろうと頑張りすぎず、不安や気持ちを誰かに話したり、疲れたら休んだりしてくださいね。

意外と多い子宮復古不全

赤ちゃんを育てるために大きくなった子宮は出産を終えて胎盤を娩出したあと、少しずつ元の大きさに戻り始めます。これが「子宮復古」です。

子宮が収縮している期間は「悪露(おろ)」と呼ばれる生理のような出血、「後陣痛」と呼ばれる陣痛のような痛みが出ます。時間が経つにつれて出血量や痛みは減っていきますよ。

しかし、子宮がうまく収縮できない「子宮復古不全」になると、出血がいつまでも止まらない、子宮内膜が炎症を起こして癒着する「子宮内膣癒着」、感染症などの原因になることがあります。

予防法としては、産後の早い段階で歩行を始める、赤ちゃんに母乳をあげるなどがあります。医師の許可がでたら少しずつ体を動かしてくださいね。

もし障害をもつ子の親になったら

自閉症、アスペルガー症候群

発達障害のなかでも、特に社会性やコミュニケーション能力に障害があるのが自閉症やアスペルガー症候群です。最近は両方を合わせてASDと呼ばれています。

最大の特徴は視線が合いにくく、言葉のキャッチボールが難しいということです。顔はママの方を向いていても視線は横を向いている、一方的に自分の興味があることを話し続けるということがありますよ。

「特定のメーカーの商品しか食べない」「白いものしか食べない」など極端な偏食、就寝や入浴などの順序が普段と違うとパニックを起こすなど「こだわり」が強いことも特徴です。

ASDでは知的障害をともなう場合もあれば、そうでない場合もあり、言葉の発達に障害があるからといって必ずしも知的障害があるとは限りません。

ADHDやLDなどの発達障害

ADHDは「注意欠陥・多動性症候群」という発達障害で、注意力が低い「不注意優勢型」と、衝動性の高い「多動衝動性優勢型」の2種類があります。

「不注意優勢型」のADHDは分かりやすく例えるなら、ドラえもんに登場する「のび太くん」のようなイメージです。よくボーッとしている、忘れ物が多い、注意力が散漫で物にぶつかることもあります。

対して「多動衝動性優勢型」のADHDは、「ジャイアン」のようなイメージです。自己主張が強い、飽きっぽい、抑制が効かずカッとして手が出ることもあるのでトラブルを起こしやすいタイプです。

LDは「学習障害」のことで、文字の読み書きや計算ができないという障害です。特定の能力以外は正常なので発見が遅れやすい障害です。

障害児福祉手当や特別児童扶養手当など

障害児福祉手当と特別児童扶養手当は身体や知的な障害を持つ子どもや、子どもの養育者に対して支給される国の支援制度です。

障害児福祉手当は、身体障害者手帳1級と2級の一部、療育手帳1度と2度の一部が対象となっています。日本国内に住んでいて施設に入所していない20歳未満のであれば受取ることができますよ。

特別児童扶養手当は支給区分が「1級」と「2級」に分かれています。所得制限がありますが、障害児福祉手当の対象にならない場合も特別児童扶養手当2級に該当することがありますよ。

障害児福祉手当と特別児童扶養手当は同時に受取ることができますが、申請しなくてはもらうことができませんので、対象になりそうな場合は自治体に問い合わせてくださいね。

まとめ

昔に比べると医学が飛躍的に進歩した現在は、お産で亡くなるママや赤ちゃんも減り「お産は命がけ」という言葉が「昔のこと」のような印象さえありますね。

しかし、今も昔もお産そのものには変わりがなく、妊娠中や出産中のトラブルで命を落とすことはあります。体重管理や食事内容に注意してトラブルを防ぎ、安全なお産ができるとよいですね。

また、最近は発達障害に対する支援や療育環境も整っています。赤ちゃんの様子に違和感を感じたときは、医師や保健師に相談してくださいね。

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