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服を嫌がる1歳児の着替えは大変!身支度をスムーズにする方法とは

服を嫌がる1歳児の着替えは大変!身支度をスムーズにする方法とは

だんだんと自由に動けるようになってくる1歳くらいの子どもは、服を着るのを嫌がりママを困らせることがありますよね。忙しいときはつい叱ってしまうことがあるかもしれません。1歳児が着替えを嫌がる理由を知り、子どもとママが楽しく着替えができるように、子どもの着替えを促す効果的な方法をご紹介します。

1歳児が着替えを嫌がる理由とは

着替えから逃げることが遊びになっている

朝やお風呂あがりは服を着替えるのが当たり前ですよね。けれどそれはある程度大きくなってからの考えであって、1歳くらいの子どもには当たり前ではないのです。

1歳児は、朝着替えなくても不都合はありません。パジャマで外に出るのが恥ずかしいと感じるのはもう少し先です。お風呂あがりも、裸のままでいたら寒くなったり風邪をひいたりすることは1歳児には予測できません。

もし、子どもが「きゃっきゃ」と笑いながら逃げているのであれば、ママが自分に着替えをさせようと追いかけてくるのが楽しいのかもしれません。着替えをすることが、ママと追いかけっこして遊ぶことと同じになっているのです。

ママが一生懸命追いかければ追いかけるほど、子どもは盛り上がってしまいます。

服の着心地が苦手で着たくない

子どもは大人よりも皮膚が薄くて外からの刺激に敏感です。冬は乾燥しやすく夏はあせもなどのトラブルがおきがちですよね。

皮膚が敏感な小さな子は大人が考えるよりもずっと、服の素材によりチクチクするのがつらいことがあります。タグが肌に当たることや襟ぐりが狭いこと、ゴムの締め付けが苦手ということもあるのです。裸でいるのが好きで、服自体を着たくない子もいます。

この世界の経験が浅い小さな子の中には、いつもと違う状況になると次にどうなるのか不安になる子もいます。シャツをかぶるときに視界が暗くなるのが怖いような子です。新しい服を着るのを嫌がる子も、違う服を着ることに不安を感じているのかもしれません。

そんなときは、子どもは泣いて着替えから逃げることが多いです。

自我がめばえてイヤイヤ期に突入

イヤイヤ期に入ると、子どもは自我がめばえて、とにかく自分の意思を通したがります。これは成長の証であり本来喜ばしいことですが、ママは大変です。

着替えのときも、子どもは自分で着替えたいのにママがしようとして嫌がったり、遊びを中断されて泣いたりかんしゃくを起こしたりすることがあります。ママが着替えのために自分の腕を曲げたり脚を上げたりするのを怒る子もいるそうです。拘束されている感じが嫌なのかもしれませんね。

子どもの意思はなるべく尊重したいですが、朝など急いでいるときはママはイライラしてしまうかもしれません。いつかはおさまるイヤイヤ期とはいえ、おむつ替えも含めて、毎日何度もある着替えのたびに大騒ぎというのは、ママの負担が大きいですよね。

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着替えを促す効果的な方法とは?

歌を合図に着替える習慣をつける

着替えが追いかけっこになっている子には、同じ「遊び」で対応するとよいかもしれません。まず、着替え前はママが着替えの歌を歌います。

歌は幼児番組などからでもよいですし、子どもがよく見る着替えがテーマの絵本に出てくる短い一節に、簡単な節をつけて口ずさんでもよいですね。ママが楽しそうに歌うと、子どもは、はっと耳を傾けます。

次に着替えの行動を遊びにしましょう。「バンザーイしよう」「(服をかぶるとき)トンネルくぐりまーす」「(かぶりおえたら、ママの顔を子どもに近づけて)ばあ!」などと、声をかけながら着替えると喜ぶ子が多いです。

楽しく着替えができると、歌は楽しい時間が始まる合図として定着し、保育園の朝の会や給食の歌のように習慣化しやすくなります。

生地やサイズ感など着心地のよい服を選ぶ

肌着など直接触れる生地は、夏冬問わず綿が快適にすごしやすいですよ。吸湿性がよい上、熱の伝導率も低く体温を温存しやすいからです。繊維の先も丸く、チクチクしません。

タグが苦手だからとはさみで切ると、尖った切り口で肌が刺激されやすいので、毛抜きで糸ごと取り去るとよいですよ。タグが表に付いていたり生地に直接印字されていたりする服もあります。

腕周りなどが窮屈に感じる子もいます。大きめのサイズやゆったりしたデザインの服を選ぶと楽になります。服のゴムが気になる子は、広いゴム面で緩めのものなら大丈夫かもしれません。

なるべく試着をし、できないときは一枚だけ購入して様子を見て、大丈夫であれば同じ種類の服を何枚か買うとむだがないです。

着替えを一緒に楽しむ工夫をする

急いでいるときは、「はやく着替えなさい!」と怒ってしまうこともあります。しかし「急がば回れ」で、なるべく子どもと着替えを楽しみ、子どもが着替えが楽しいと思えるようになると、イヤイヤ期のママの負担が一つ減るかもしれません。

下記にママたちのさまざまな工夫をご紹介します。

・「スポッ」「ドーン!」「よいしょ」など、楽しそうな効果音やかけ声をかけながら着替えをする
・あえて追いかけっこに乗り、「まてまてー」「つかまえたー」と付き合いながら着替えをする
・「どっちの服がいい?」と選んでもらう
・ママがハイテンションで、「わー汚い!ベタベタになるよー!脱いで脱いで!」と、あっという間に着替える
・最終手段として、子どもの好きな動画を見ながら着替える

スムーズな着替えのためにママができること

着替えやすい服を選ぶ

着替えに時間がかかると小さい子は飽きてしまいます。なるべくさっと着られる服を選べるとよいですね。

トップスは首回りが広めで、ジッパーなどがないかぶって着るタイプが着やすいです。自分で着たがる子も、ママがかぶるところまで行い脱げないように裾をもっていれば、子どもは腕を通しやすくなります。

ボトムスはウエストゴムで、できれば半ズボンの方が、途中で足を引っかけることが少なくてすみます。冬の長ズボンは、ジャージなど伸縮しやすい素材で幅が広い方がスムーズに足が通せます。

靴下も途中で足が引っかからない、短くて生地が厚くないものがおすすめです。服の前後がわかりやすいように、シャツの前にデザインやワンポイントがあると確認する一手間がかかりません。
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