就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

離乳食のマンネリを解消したい!少しの工夫で栄養満点のメニュー作り

離乳食のマンネリを解消したい!少しの工夫で栄養満点のメニュー作り

離乳食初期は使える食材も限られており、何となくいつも同じメニューになってしまうという悩みを持つママがいますよね。離乳食のマンネリ化を解消し、栄養満点のメニューを赤ちゃんに食べてもらいたいママに、離乳食作りのポイントや献立を考えるときに使える三つの技をご紹介します。

色々な食材を使えばマンネリ化は解消できる

まずは赤ちゃんでも食べられる食材かを確認

赤ちゃんの消化器官は、まだ発達途中なので未熟です。消化不良を起こしやすく、また腸内細菌の環境も整っていないため、食べられない食材があります。これから色々なものを食べていくことになる赤ちゃんですが、離乳食作りでは赤ちゃんが食べてはいけない食材を避ける必要があります。

代表的なものとしては「はちみつ」がありますね。1歳未満の赤ちゃんにはちみつを与えてはいけないといわれています。赤ちゃんの腸内ではちみつに含まれるボツリヌス菌が増えてしまい、乳児ボツリヌス症を発症してしまう危険があります。

また食物繊維が多すぎるものや、脂肪が多い食材は消化不良を起こしやすくなります。脂質の多い食材は9カ月以降、食物繊維が多い食材は1歳以降まで待つとよいですね。

栄養価が高い旬の野菜を取り入れよう

スーパーに行けば四季を問わず普段使う野菜を購入できますが、本来野菜には旬があります。旬の時期は野菜の栄養価が高く味も濃厚です。同じ食材でも、旬の時期の野菜はおいしさがアップしますので、一味違った離乳食になる可能性がありますね。

離乳食というとニンジンやじゃがいも、カボチャなど裏ごししやすい野菜を選びがちですが、離乳食に使える意外な野菜がありますよ。

小松菜やチンゲン菜は、初期からでも柔らかく茹でれば葉先は食べられますよ。きゅうりも茹でてすりおろせば初期からOKです。ブロッコリーやカリフラワーは花先なら初期から、茎は後期以降なら食べられます。オクラも種をとって柔らかく茹でて、すりつぶしたり細かく刻んだりすれば初期から食べられますよ。

初めての食材は平日午前中に少量から始めて

離乳食のレパートリーを増やしていくためには、赤ちゃんが初めて食べる食材も積極的に使っていきたいですよね。赤ちゃんが初めて食べる食材がある場合は、平日の午前中に小さじ半分程度の少量から始めることがおすすめです。

これは平日の午前中であれば、赤ちゃんにアレルギー症状が出た場合でも医療機関を受診できるためです。アレルギー症状は、食事の途中から食後2時間の範囲で出ることが多いといわれています。もし赤ちゃんにアレルギー症状が出ても、すぐに受診できる安心感がありますね。

初めての食材は1種類ずつ、3日間くらい様子を見るとよいですよ。1種類ずつ与える理由は、2種類以上与えてしまうと、どの食材でアレルギー症状を起こしたか分かりにくくなるためです。

同じ食材でもマンネリを解消したいなら

別の調理法で食感や食材のかたさを変える

離乳食の調理法としては「煮る」ことや「茹でる」ことが多いですよね。ですが、調理法はこのほかにも「蒸す」「蒸し焼き」「焼く」「炒める」といったものもあります。調理法を変えるだけで食材の味わいや風味、さらにかたさが変わってきますよ。

初期はやはり茹でて柔らかくする調理法が向いていますが、中期以降であれば蒸す方法が、そして後期になればフライパンを使って焼いたり、炒めたりする調理法も可能となっていきます。いままで茹でていたうどんを焼うどんにしたり、カボチャやニンジンもグリルで焼いたりすると、茹でたときとは異なる風味や味わいなどが得られます。

同じ食材でも異なる食感やかたさになるため、赤ちゃんも楽しみながら食べれてマンネリ解消につながりますね。

盛りつけやカットのバリエーションを増やす

同じ食材でも、盛りつけ方法が変わると味わいが違うように感じることがありますよね。インスタ映えではありませんが、見た目が変わることで興味を引かれて食べてみたいと思うママもいるのではないでしょうか。

離乳食も器を変えたり、食材の切り方を変えたりするなどのバリエーションを増やすことで、マンネリ解消が可能です。食パンをスティック状にしたものと、型抜きなどでハートや星などに型抜いたものだと印象が変わりますよね。

赤ちゃんは味の変化よりも、見た目や口触りの変化を楽しんでいるようです。今まであまり食べなかった食材でも、少し見た目に工夫をしただけで食べるようになった赤ちゃんもいますので、マンネリを感じたときには試してみるとよいですよ。

中期以降なら風味づけ程度の味つけもアリ

赤ちゃんのころに得た味覚は、成長後の食生活に影響を与えるといわれています。濃い味つけの離乳食を食べ続けた赤ちゃんは、成長しても濃い味つけを好むようになってしまう傾向があります。そのため離乳食は味つけをしない、または味つけをしても薄味で素材の味を大切にすることが求められますね。ですが中期以降なら、風味づけ程度の味つけならよいとされていますよ。

中期では無塩バターや砂糖を少量から、後期ならしょうゆや味噌などをやはり少量使えるようになってきます。しょうゆや味噌は塩分が強いので、風味づけ程度の量を守るようにするとよいでしょう。種類の違う出汁やスープを使い分けることでも風味が変わり、マンネリ解消につながりますね。

離乳食の献立を考えるときに使えるワザ3選

大人用からの取り分け離乳食を取り入れる

1日1回の離乳食から徐々に赤ちゃんは2回食、3回食へと移行していき、卒乳をするときには栄養を食事からとることになりますね。ママは赤ちゃんのための離乳食作りと、ほかの家族のための食事作りとを両立させることになり、大変と感じることが増えていきます。

大人用の料理から少しずつ離乳食にできるものを取り分ける「取り分け離乳食」を作るようにすると楽ですよ。お味噌汁なら、味噌を入れる前に茹った具材を取り分けて、赤ちゃんの離乳食にするとよいですね。お刺身は1切れ茹でたり素焼きにしたりすればOKです。別のものを考えるのではなく、同じ食材を使って味つけ前に取り分けたり調理法を分けたりすれば、ママの離乳食メニューは自然とバリエーションが増えますよ。
26 件

関連記事

この記事のキーワード


  • テニ-とテーオ