作り置き一品から時短に挑戦!覚えておきたいルールと美味しいレシピ
最近なにかとメディアや雑誌で取り上げられる「作り置き」ですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。忙しいママにどのような効果をもたらすのか、まず覚えるのであればどのような作り置きレシピがおすすめなのか、などについてご紹介していきたいと思います。
ママが気になる作り置きはどう作ればいい?
作り置きは保存できるおかずのこと
作り置きとは一般に、数日から数週間程度冷蔵庫や冷凍庫で保存できるよう調理方法や保存方法を工夫して作った料理を指します。週末など、比較的時間に余裕のあるときにまとめて大量に作れるよう考えられたレシピですので、忙しい日々を過ごしているパパやママの強い味方となってくれるのです。
共働きの家庭やワンオペ育児をしているママなど、平日に調理をする時間を少しでも減らしたい方には、冷蔵庫や冷凍庫に作り置きが数種類そろっているだけで夕食が素早く完成するので便利ですよ。
水分の扱いや調味料に注意しよう
水分が多いと腐敗が進んでしまうため、白和えや含め煮のような料理は長期保存には向きません。水分を極力減らして味を濃くしたきんぴらや佃煮などのように、古くから常備菜として作られてきた料理であれば冷蔵庫で数日保存することが可能です。
また、梅干しやお酢を使うとクエン酸の殺菌効果で傷みにくくなりますし、カレー粉やしょうが、わさびといったスパイスでも同様に殺菌効果が期待できます。ピクルスやマリネのようにお酢やスパイスを使った長期保存が可能な料理も作り置きに加えることで、料理の品数をかんたんに増やすことができますよ。
正しい保存で美味しく長持ちさせよう
せっかく作った作り置きをより長持ちさせたいのであれば、以下のように保存方法にも注意するとよいですよ。
・常温での保存は避け、冷蔵庫や冷凍庫にて保存する
・水滴や汚れが容器内にあると腐敗の原因となるため、それらのない清潔な容器に入れる
・口に入れるお箸や手を使わず、取り分け用のお箸で取り出す
・冷蔵庫で保存するものは2〜3日を目処に食べきる
・作った日付をメモしておき、早く傷みそうなものから食べる
・お弁当に入れる際にはレンジで再加熱をし、完全に冷めてからお弁当箱につめる
まずは時間をかけずに一品作ってみよう
簡単にできる主菜レシピ
・豚肉とキャベツの塩バター炒め
豚肉とざく切りにしたキャベツを塩バターで炒めただけのシンプルなレシピ。フライパン一つでさっと作れますし、好みでにんにくやブラックペッパーを追加してもよいですよね。
・豚肉とじゃがいもの照り焼き
くし切りにして水にさらしたじゃがいもを耐熱容器に入れ、500Wのレンジで2〜3分加熱する。水気を切ってからフライパンで焼き色がつくまで炒め、豚肉を加える。醤油、酒、みりん、砂糖を入れ、全体に味をなじませれば完成。基本的な調味料で作れるお手軽レシピですよ。
10分以下でできる副菜レシピ
・ほうれん草とにんじんの韓国海苔ナムル
ほうれん草をラップに包んで600Wのレンジで2分加熱する。冷水に取り出して水気をしぼり、食べやすい大きさに切り分ける。ボウルに移し、加熱したにんじん、醤油、ごま油、白ごまを加え、最後に韓国海苔をちぎった後、すべての材料を混ぜ合わせる。
・にんじんのチーズ炒め
にんじんをスライサーで千切りにし、フライパンに入れて中火でさっと炒める。料理酒をかけてしんなりしてきたら、パルメザンチーズと塩で味をつける。色どりがよいので食卓が華やぐ一品ですよ。
作り置きと時短料理でさらに効率アップ
しかし、「せっかくゆっくりできる休日に料理に何時間もかけるのは避けたい」「濃い味付けのものや同じメニューばかりでは、子どもの栄養面が気になる」という意見もあることでしょう。
平日の食事づくりをする時間が少しとれる方であれば、買い物の後に食材の下処理を済ませておきましょう。
魚や肉に下味をつけて冷凍しておく、きのこ類をちぎったりネギを小口切りにしたりしてから冷凍するなど、一工夫しておくだけで調理時間を短縮することができますよね。作り置きだけでなく、時短料理術も合わせて取り入れてみるとよいですよ。
ママの味方!作り置き一品のアレンジレシピ
野菜がたっぷりとれるラタトゥイユ
ゆでたパスタにラタトゥイユを加え、塩コショウで味を調えればナポリタンになりますし、ラタトゥイユに牛乳やパスタの茹で汁を加えて、パスタを和えればトマトクリームパスタもできてしまいます。
パスタだけでなく、オムライスやピザ、オープンサンド、チキンソテーのソースとして使うなど、幅広くアレンジが可能です。冷たいものでもあたたかいものでも合わせることができますので、ラタトゥイユさえあればかんたんに料理のレパートリーを増やすことができるでしょう。