30代ママが食欲不振になるのはどんなとき?考えられる原因と対処法
ママは毎日子育てで大忙し。子どもが感染症になってそれがうつってしまったときや運動不足など、食欲不振になったことがあるママは少なくないと思います。どういうときに食欲不振になるのか、食欲不振になったときどうしたらなおせるのか、病院に行くタイミングなどについてまとめました。
30代ママが食欲不振になるのはなぜ?
ノロウイルスなどの感染症によるもの
まず考えられるのは、保育園や幼稚園などに通っている子どもたちからのウィルス感染です。溶連菌感染症やノロウイルスなどはよく耳にするのではないでしょうか?
ノロウイルスは感染力が強力で、汚物、嘔吐物から感染してしまうため、ママが片づけをする際に接触感染することが多いのです。ママが感染すれば、同じトイレを使っている家族が感染する可能性はとても高くなりますね。
感染力が強いウイルスといえば、ほかにインフルエンザも子どもからの感染に注意が必要です。手洗い、うがいなどをして感染には十分気をつけましょう。
ママのストレスが溜まっている
イライラがつもるとストレスになります。忙しくて友達と会う時間が減ってきて、楽しい会話をすることが少なくなることもストレスの一因になるでしょう。
ストレスは自律神経に影響を及ぼします。自律神経が乱れると消化吸収を促進する神経の働きが鈍くなり、食欲がわかなくなることがあるのです。
つらいときは1人だけで頑張らないで、家族や信頼できる友人などを頼りましょう。ときには周囲の協力を仰ぎながら子育てと仕事を上手に両立していけたらよいですよね。
運動不足や便秘で食欲不振に
運動不足で活動量が減ると、脳がエネルギーを補給する指令を出さないため食欲がわきません。軽いストレッチをするなど、少しずつ身体を動かすことからはじめて、適度な運動をするように心がけましょう。
女性に多く症状がみられる便秘も食欲不振の原因になるようです。腸内に便がたまってしまい腸全体の動きが悪くなってしまうと食欲が低下してしまいます。
日頃から規則正しい生活を心がけて適度な運動をし、生活習慣を見直すことも大切です。食欲不振にならないように気をつけるようにしましょう。
妊娠や出産が食欲不振の原因になることも!
妊娠中のつわりがひどいと食事ができない
つわりは代表的な妊娠初期に出る症状で、吐き気や嘔吐などの症状があります。においに敏感になったり、食べ物の好き嫌いに影響が出たりするのもつわりの症状です。
一般的につわりは、妊娠2~3カ月頃に始まり、4~5カ月頃には終わるといわれます。つわりのときは食事のにおいが受け付けなくなることもあるので、家族の食事をつくることが難しいときなどは協力をあおぐようにしましょう。
空腹で胃がむかむかすることのないように、こまめに少量ずつでも食べるようにし、水分はこまめにとるようにしましょう。気分が悪いときは無理せず休むことも大事ですよ。
出産後は育児疲れで食べる気力がなくなる
初めての子育てで悩んでしまうことが多いと、余計にストレスを感じてしまうとともに、不安や緊張が出てきて精神的にも疲れてしまいます。ひどい場合は産後うつになってしまう恐れもあり、食欲不振の原因にもなるのです。
ストレスや疲れなどから落ち込むことが多くなるときは、早めに産科や心療内科を受診するようにしましょう。ただの疲れと自分で判断することのないようにしましょうね。
産後疲れの解消法として、こまめに休憩をとることをおすすめします。軽い運動をしたり、サプリメントをうまく利用して身体に必要な栄養素を取り入れるのもよいでしょう。
ホルモンバランスが影響することも
妊娠中はエストロゲン、プロゲステロンという女性ホルモンが多く分泌されます。ところが産後、生理や出産などと密接に関わっているこれらのホルモンの量がぐっと減るため、自律神経のバランスが崩れてしまうのです。
ストレスもホルモンバランスに影響を与えます。血糖値は過度なストレスを感じると上昇することがあり、この血糖値の上昇を脳が満腹だと錯覚をして食欲が落ちてしまうのです。
産後は身体的な疲労に加え慌ただしい日々の子育てもあり、疲労がたまりやすく、ストレスを感じることが多くなりがちです。適度に身体を動かし、休息をとるように心がけましょう。
ママが食欲不振になったときの対処方法
体調がすぐれないときは身体を休める
日々慣れない子育てに一生懸命なママにもときには休息の時間が必要です。休んでしまったら子どものお世話はどうしたら…と思う気持ちもあるでしょう。
しかしそんなときはご主人や実家など、頼れる家族に頼りましょう。近くに頼れる存在がいないママは、公的な機関で話を聞いてくれるところや、一時的に子どもを預かってくれる施設などを紹介してくれるところを調べてみてはいかがでしょう。
十分な休息をとれば食欲がわいてくるかもしれません。食べなきゃと無理をするのではなく、食べられるときに好きなものを食べるようにしましょう。