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【第3回】サカナを食べると頭が良くなる?子どもと魚料理を楽しもう

【第3回】サカナを食べると頭が良くなる?子どもと魚料理を楽しもう

世界三大漁場といわれる三陸沖に面しており、漁獲量日本一のメカジキや牡蠣、アナゴ、ほっき貝など新鮮な魚介類が有名な宮城県。今回は、そんな宮城県にある仙台中央卸売市場にある「仙台おさかな普及協会」の清水さんと菅野さんに、サカナの選び方や子ども向けの魚料理などについてお話を伺いました。

サカナには成長に必要な栄養がいっぱい!

豊富な栄養が含まれているサカナ

サカナには体によい成分が多く含まれています。食の好みや家族構成の変化、共働きによる効率化などの生活環境の変化もあり、消費量が肉類と比べ魚介類は減少しています。

サカナが体に良いのはみなさん知っていますが、食後の処理、子どもが一緒だと骨があるので食べさせるのに手間が…などから、お店でお寿司や魚料理を食べることがあっても、手間がかかってしまう魚料理は、敬遠しがちです。簡便で安く、子どもにも食べさせやすく、料理のレパートリーも多く持っている利点から、肉を手にとってしまいます。

サカナには骨を丈夫にするカルシウムやビタミン、タウリンのほか、頭がよくなると言われるDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)など、サカナには体によい栄養成分が多く含まれています。

肉にもサカナとは異なる健康的な体を作りあげるのに必要な栄養もあり、バランス良く摂取することが必要になっていきます。

丸魚からの料理は食育にもなります

タコやイカはマンガや絵本などから形を知っていたりしますが、食べているサカナがどんな形をしているのか知らない子どもが多くいます。スーパーなどにある惣菜のアジフライの形は知っていますが、アジを買って開いてフライにする家庭で少なく丸魚の形は知らないのが現状です。

また、子どものときに食べていないものは、自分が大人になっても食べる習慣がないため、食卓にはなかなか並びません。

元のサカナの姿から料理になる流れを子どもたちに見せてあげたり、「この料理はこのおサカナさんだよ」と画像やイラストなどを見せてあげることも食育に繋がっていきます。

「仙台おさかな普及協会」など、各地域で行なっている料理教室イベントなどに参加してみるのも料理の仕方に自信がない方にはおすすめです。

親子で美味しく、楽しく!

「仙台おさかな普及協会」の活動で幼稚園や保育園でサンマ焼き体験などがあります。その際、小さな子どもには、骨をとってあげますが、4歳5歳くらいになると一匹丸ごと子どもたちに出します。上手にサカナを食べる子やうまく骨が取れずに四苦八苦している子もいますが、その差は経験になります。

骨は噛んだら硬いんだなと実際に身をもって食べてみることが大切で、自然と上手に食べるようになっていきます。

週末など時間のある時に、家族で丸魚を買って親子で魚料理に挑戦をするのもおすすめです。半身はお刺身で、半身は煮付けなど様々なサカナの形をみせてあげましょう。

サカナにも旬な時期があるので、時期に合わせて色々な魚料理に挑戦をしたり、たまにはパパが主役になって大きなサカナを捌いてみたりとイベント感覚で楽しんでみるのもいいかもしれません。

また、ひとつのものを一緒に作ることで達成感もあり、コミュニケーションが生まれます。
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