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幼児期に味覚を育てよう!知っておきたいポイントや食材の選び方

幼児期に味覚を育てよう!知っておきたいポイントや食材の選び方

「幼児期の味覚はどうして大切だといわれているの?」「子どもの味覚を育ててあげたいけど具体的にはなにをするべき?」このように考えているママもきっと多いのではないでしょうか。今回は、幼児期の味覚形成において気を付けておきたいことや、子どもの味覚を育てるためのレシピなどをご紹介します。

幼児期の味覚の大切さについて知ろう

味覚は3歳までに形成され9歳ごろ完成する

幼児期の食事は、子どもの成長と発達をうながすほかにも、子どもの味覚を育てるという重要な役割を果たしていることをご存知でしょうか。

人間の舌には味蕾(みらい)とよばれる味を感じる小さな器官があり、その味覚細胞で甘味や塩味などの味を感知しています。

子どもの味覚の発達は胎児のころから始まっており、生後6カ月ごろでは甘味・塩味・苦味・うま味・酸味の五味を感じるようになるそうです。さらにさまざまな味を経験する中で、3歳までに嗜好の土台が形成され、9歳ごろには味覚が完成するともいわれています。

つまり、幼いうちに味覚が形成されるため、幼児期に慣れ親しんだ味付けが、その後の味覚傾向を大きく左右するということになりますね。

子どもの将来の健康のために味覚を育てよう

人は味覚の感度が低い場合、濃い味付けの食べ物ばかりを好むようになるそうです。確かに薄味の食事がもの足りなく感じたときには、味の濃いものを食べたくなったり、甘いものを欲したりしてしまいますね。しかし、幼児期からそういった食事が続けば肥満になりやすくなりますし、大人になったときには生活習慣病なども心配です。

味覚は子どものときに決まるともいわれていますので、大人になってから味付けの好みを変えるのはなかなか難しいかもしれません。

味覚の感度が高ければ、薄味の食事でも満足感を得られやすくなるため、子どもが成長してからも健康的な食生活を送ることができるでしょう。子どもの将来の健康のためにも、幼児期に正しい味覚を育ててあげることが大事です。

味覚を鈍感にするものはなに?

子どもの持つ味蕾の数は大人よりも多いため、子どもの方が味に敏感だとされていますが、敏感な味覚を鈍感にする食べものも身近にはたくさんあります。

例えば、グルタミン酸ナトリウムは加工食品にも多く含まれる食品添加物ですが、うま味を引き出す調味料として家庭でも広く親しまれていますね。しかし、大量に摂取すると味覚を狂わせるだけでなく、不眠やめまいなどの障害が起こることもあると報告されています。食品添加物を完全になくすのは難しくても、子どものためにはできるだけ避けた方がよいですね。

また幼いうちから濃い味に慣れてしまうと味覚の発達を妨げます。市販のジュースやお菓子などは味が濃いものも多いので、子どもに与える前に味を確認するようにしましょう。

純粋な味覚を形成するポイントと方法は?

幼児期にいろいろな味覚を経験しよう

子どもが母乳やミルクを飲んでいるうちは、必要なエネルギー源となる「甘味」や「うま味」などの味を本能的に好んで食べます。またその一方で「苦味」や「酸味」は、体にとって害のある味だと判断されるため、子どもにも受け入れられにくいようです。

確かに、ピーマンやししとうなどを好んで食べる子は少ないですよね。ただ、苦味や酸味は何度も口にして経験することで徐々に慣れていく味ですから、子どもが嫌がるからといって食べさせるのを諦めてしまうと、味覚の幅も広がらないままです。

苦手な食材であっても味付けや食感を変えるなどして、少しずつ慣れてもらうようにしましょう。いろいろな味を受け入れることで、子どもの味覚もだんだん発達していくはずです。

素材の味を生かした薄味にしよう

子どもにいろいろな味を経験させてあげることは大事ですが、なにも高級食材を食べさせたり、手間をかけて調理するようなものを食べさせたりする必要はありません。

毎日の食事では素材の味を生かして薄味にするように心がけて、旬の新鮮な食材をゆでる、または蒸すだけでも十分に味覚を伝えることができるはずです。

調味料に頼りすぎない薄味なら、だしのうま味や素材本来の風味をしっかりと味えますから、きっと子どもにも素材の味を知ってもらえますね。

また野菜を油で炒めると甘味やうま味も増しますが、使用する油の量が多すぎれば、舌が油でコーティングされて素材の味を感じにくくなってしまいます。素材の味を感じやすくするためにも使う油の量は少なめにしておきましょう。

親子で食事を楽しむことが大切

子どもは食事するときの環境や、体の状態、五感で感じる体験など、あらゆる情報を積み重ねることで好き嫌いを判断しています。

例えば、子どもがなかなか食べてくれないときには、ママもイライラしてしまいますよね。しかし、そのようすが子どもに伝われば、食事に対するイメージも楽しくないものになってしまうでしょう。

確かに食事で栄養を取るのは重要なことです。ただ、幼児期の味覚は食事したときの記憶とも密接に結びついているので、まずは子どもの持つ食事へのイメージを楽しいものに変えてあげることが大切だといえます。

仕事で忙しく、一緒に食事する時間がないという場合でも、できるだけ親子で食卓を囲むようにして食事の楽しさを伝えてあげてくださいね。

味覚を育てるための食材選びやレシピ

安心できる食材選びのポイントは?

「安心できる食材」というとママも少し身構えてしまうかもしれませんが、難しく考えずに、まずは旬のものを積極的に食べるようにするとよいでしょう。

オーガニック食品とよばれる、農薬や化学肥料を使わずに育てられた農産物を売っているお店もありますから、そういったところの食材であればママも安心して購入することができますね。

またすべてを一気に変えるのは大変なので、食材を購入する際に安心できるかどうかをチェックすることから始めてみるとよいですね。

食品の裏に記載されている食品表示ラベルで添加物の有無を確認したり、調味料を買い足すときに良質なものに変えたりするだけでも意識が変わってくるはずです。ママの食材選びも徐々に見る目を育てていきましょう。

野菜を使った簡単おやつを作ってみよう

野菜が苦手な子でも食べられるようなおやつを作ってみましょう。

〈いも餅〉
材料…じゃがいも、ほうれん草、白ごま、しらす干し、片栗粉、バター

1)じゃがいも(300g)を皮をむき、ゆでる。
2)じゃがいもが熱いうちにボウルなどに入れ、つぶして、片栗粉(大さじ3)と混ぜ合わせる。
3)ほうれん草(70g)をゆで、1cm幅に刻み、じゃがいもと片栗粉を混ぜたものに加える。
4)じゃがいもの入ったボウルに、しらす干しと白ごま(各大さじ1ずつ)を混ぜ入れ、6等分し、小判型にする。
5)熱したフライパンにバター(大さじ2)を溶かし、いも餅を入れ両面をこんがり焼く。

味付けはしらす干しとバターの塩分だけですが、じゃがいもの風味をしっかりと楽しめます。

好き嫌いを克服しよう!おすすめレシピ

野菜嫌いな子どもの中には、味だけでなく食感や香りが苦手だという子も多いですよね。野菜の硬さや繊維感を感じにくくしてあげれば、苦手な野菜も克服しやすくなるでしょう。

〈セロリとツナの常備菜〉
材料…セロリ、ツナ缶、しょうゆ、みりん、砂糖、ごま油

1)セロリ(葉をとったもの1本)の筋を取り、薄く斜めに輪切りする。
2)鍋にごま油(小さじ1)を熱し、セロリとツナ(缶づめ半分)を炒める。
3)油が回ったら砂糖ひとつまみと、そのほかの調味料(各小さじ1ずつ)を入れる。
4)セロリの入った鍋にひたひたになるくらいの水を入れ、7~8分煮て水分を飛ばす。

煮ることでセロリの繊維も柔らかくなって、ごま油とツナで独特の香りも気にならなくなります。

まとめ

子どもがすでに3歳をすぎていたり、濃い味付けを好んだりしている場合には、子どもの味覚が心配になるというママもおそらく多いでしょう。ただ、味覚が決まるとされる年齢はあくまでも目安ですから、3歳をすぎているからといって手遅れだとは限らないはずです。今から食生活を見直していけば子どもの味覚の発達を助けることも十分に可能でしょう。

離乳食や幼児食では特に、子どもの偏食・小食などに悩まされることが多いですが、ママも焦らず気長に構えて、少しずつ子どもの味覚を育ててあげましょうね。

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