食欲旺盛な20代ママが注意することは?体重管理でリスクを減らそう
いつもは人並みの食欲なのに、急に食欲旺盛になるときがありませんか?食欲があることは悪いことではありませんが、やはり体型が気になりますよね。今回は、20代のママが食欲旺盛になる理由や体重管理の方法をご紹介します。20代のうちから体重管理の方法を身につけておきましょう。
20代のママが食欲旺盛になるのはなぜ?
生理前のホルモンの影響で食欲旺盛に
まず、生理前に食欲旺盛になることが多いママは、ホルモンの影響を受けている可能性が高いでしょう。生理前になるとホルモンバランスが変化して、血糖値が下がるといわれています。そのため、甘いものが食べたいと感じるママが増えるようですよ。
また、この時期はママの体は妊娠に向かって、脂肪や栄養を蓄えようとしているので、食欲旺盛になりやすいようです。食欲を抑えられないのは仕方のないことですが、くれぐれも食べ過ぎることのないように注意してくださいね。
食べることに幸せを感じるママも多い
「甘いものは別腹」という言葉があるほど、甘いものが好きな女性は多いですよね。家事に子育てにと、自分の時間を作ることが難しいママは、食べることに至福のひとときを感じているのかもしれません。
特にストレスは子育ての大敵です。ストレスが溜まると、心に余裕がなくなり、ついイライラしてしまうことが多くなりませんか?好きなものを食べて息抜きできるなら、ガマンせずにおいしく食べて、活力にしましょう。
妊娠や出産で食欲旺盛になることも
妊娠中は、今まで嫌いだったものが好きになったり、好きだったものが嫌いになったりなど、食の好みが変わることがあります。常に何かを口にしていないと気持ち悪くなる場合は、食べつわりのせいかもしれません。
また、出産後に食欲旺盛になるのは、授乳によって多くのエネルギーが消費されているためです。母乳にはたくさんの栄養が必要になるので、授乳中は「15分前に食べたばかりなのに、もうお腹が空いてきた…」という経験のあるママも多いですよ。
食欲旺盛なママは体重増加に気をつけよう
妊娠中も体重管理は必要
ママが必要以上に太ってしまうと、高血圧やむくみの原因になります。さらに、赤ちゃんが成長しすぎて難産になったり、陣痛を感じにくくなり分娩までに時間がかかってしまったりするリスクが高まります。
また、過度に体重が増加すると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病になる恐れがあります。妊娠高血圧症候群では低出生体重児に、妊娠糖尿病では巨大児になるリスクが高まるといわれています。そのため、妊娠中でも適度な体重管理は必要なのです。
母乳育児でも食べ過ぎは産後太りのもとに
母乳育児をしている間は食べても食べてもお腹が空くことはよくあります。その食欲に身を任せていると、たくさん食べる癖がついてしまい、卒乳・断乳後も食欲を抑えられなくなってしまうこともあります。今までは母乳として消費されていたカロリーが、卒乳・断乳後は脂肪になってしまうと考えると恐ろしいですよね。
たくさん食べる癖がつかないように、間食はなるべく避けるようにしたり、食べ物の買いだめを控えたりしましょう。特に赤ちゃんが成長して飲む母乳の量が減ってきたら、食べ過ぎに注意してくださいね。
体重が増え続けると病気のリスクも高まる
日本生活習慣病予防協会によると、人は20代ごろから体重が増加し始め、体重が5kg増えるごとに糖尿病を発症するリスクが30%上昇すると報告されています。さらに、高血圧のリスクは14%、心血管疾患のリスクは8%上昇することもいわれています(2017年8月時点の情報)。
20代のうちは病気のことを考える機会は少ないかもしれませんが、体重増加がママの将来の健康に与える影響が大きいことがわかりますよね。体重が増加傾向にあるママは、早めに対策をしていきましょう。
食欲旺盛なママは20代のうちに体重管理を
20代は30代に比べて痩せやすい
この原因は諸説ありますが、まず一つは30代では20代のころに比べて運動量が減り、カロリーの消費が少なくなることが挙げられます。さらに、運動量が減ることで筋力が低下し、代謝が悪くなるという悪循環ができてしまいます。
代謝が悪くなると食べたものがエネルギーとして消費されず、中性脂肪や皮下脂肪になりやすくなります。運動する習慣のないママは、30代以降に体型に現れるかもしれないので、今のうちから適度な運動を始めておきましょう。