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ロシア料理といえばコレ!ママが教えてくれた優しい味の本格ボルシチ

ロシア料理といえばコレ!ママが教えてくれた優しい味の本格ボルシチ

ロシア人のこだわりが詰まったボルシチ

真っ赤に仕上げるコツ

ボルシチといえば真っ赤な鮮やかな色が特徴ですよね。この色はビーツからくるものですが、日本ではあまり見かけませんよね。そのため、日本のボルシチにはビーツの代わりにトマトを使って赤くしているレシピもあります。

それはそれで独自の進化を遂げたといえると思いますが、やはり紫がかった美しい赤色を出すにはビーツの存在は欠かせません。ただ、生のビーツを使っても、色止めをしないと煮込むうちに色あせてしまうことがあります。

そこで使われるのがお酢です。ビーツを炒めるときに入れるお酢がビーツの色止めの役割をしてくれます。レシピでは普通のお酢を使いましたが、本当は濃度が80%のお酢をほんのちょっとだけ使います。

スメタナをたっぷり添える

私の住む中央アジア、キルギス共和国はムスリム国家のため、普通の商店や市場では豚肉を購入することができません。ロシア人や外国人のための特別な店や場所に行くことになります。

少々面倒なのですが「ボルシチには豚肉」というロシア人のこだわりがあるため、うちでは定番となっています。消費量が少ない分、畜産業を営む人から直接買うことができるので新鮮で本当に美味しいんですよ。

もう一つ、ボルシチに欠かせないのがスメタナです。日本ではサワークリームと呼ばれていますが、高価で買いにくいものですよね。そこで、うちのロシア人の裏技をご紹介します。ロシア人の好物、マヨネーズを代わりに足してみてください。

スープにマヨネーズ?と思いますが、意外と馴染んでコクがでますよ。

ママへのおすすめポイント

ビーツの色と甘さで子どもにも人気

食べる輸血ともいわれるビーツは栄養豊富で、ぜひ日常的に取り入れたい食材です。でも、日本ではなかなか見かけませんね。缶詰で手に入るならそれを利用してみましょう。

ビーツはどうやって食べたらよいか分からない日本人が多いのも、あまり流通しない理由ではないでしょうか。実は生でも食べられ、サラダやスムージーの材料としても使えるんですよ。

味もクセがありそうですが、茹でるとほのかに甘くて、なんといっても色が素晴らしい献立のアクセントになります。子どもたちは真っ赤なスープにスメタナやマヨネーズを混ぜて、ピンクにして楽しむ工程が好きなようです。

ホロホロのお肉と、野菜たっぷりで甘みのあるスープは子どもでも食べやすいですよ。

煮込み料理は翌日以降が美味しい

できたてのボルシチは、まだじゃがいもやキャベツの色がそのまま残っています。もちろん、すぐに食べても美味しいのですが、多くの煮込み料理が翌日美味しくなるように、ボルシチも翌日以降味がなじんで美味しくなります。

そのころにはすべての食材が真っ赤に染まって「これぞボルシチ!」といった感じになります。今回は日本の家庭向けに小ぶりの鍋で作りましたが、いつもは5リットル以上は入るであろう大鍋でぐつぐつ煮込んで作ります。

初日はフレッシュなボルシチ、翌日はメインとして具沢山のボルシチ、それ以降は献立の一つとしてお味噌汁のように数日間食べるようにしています。作るのに時間が少しかかりますが時間のあるとき煮込んでおけばよいので、ぜひママのレシピに加えてみてくださいね。

まとめ

我が家のボルシチレシピはいかがだったでしょうか?真っ赤にできましたか?同じ材料、同じ工程で作っても、やはりその土地の味にはなかなか近づかないかもしれません。

とくに、豚肉は骨つきだと旨味がたっぷりでますが、日本で豚の骨つきはスペアリブのような脂身の多い部分が主流なので、どの部位を選んだらよいか悩みますよね。骨なしの豚肉でも、コクが足りないと思ったらコンソメなどを足してみてください。

料理に決まりはありませんので、ママのアレンジで家庭の味を作り出してくださいね。
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