小麦アレルギーっ子だって食べられる!小麦粉不使用のエビフライ
子どもも大人も大好きなエビフライ。小麦粉をつけて、卵をつけて、パン粉をまぶして…小麦アレルギーがあると、食べさせてあげたいと思っても、作る工程を考えるだけで悲しくなりますね。でも、大丈夫、小麦粉を使わずに作る方法はあります。今回はそんなグルテンフリーのエビフライをご紹介します。
国際中医薬膳管理師・調理師 みほ
スーパーで手に入る食材で、 季節・体調に合わせた薬膳料理やデザートを楽しむ料理教室を、大阪市内で開催しています。 子どもたちのちょっとした風邪やアレルギーなどの不調は、ひどくなる前に薬膳とアロマで解消。休日は家族でアウトドアライフを楽しんでいます。
小麦アレルギー対応エビフライ
小麦不使用のエビフライの作り方(4人分)
・エビ(ブラックタイガーやバナメイなど)・・・12尾
・片栗粉・・・大さじ3程度
・米粉 ・・・大さじ3
・塩・・・小さじ1/2
・こしょう・・・少々
・卵・・・1個
・塩せんべい・・・100g程度
・揚げ油・・・適宜
① エビは尾の上にトゲがありますので、トゲとしっぽの先を写真の様に切り落とします。落としたら包丁で付け根から先のほうにしごいて中にたまっている水分を出します。(こうすることで、食べるときにトゲが刺さるのを防ぎ、揚げる時に油はねすることを予防します。)
② エビの殻をむき、節の筋が入っているあたりに竹ぐしをさして背ワタを引きぬきます。
③ 片栗粉をえびにまぶしてしっかりとこすり、よごれを取ります。すべてのエビをこすったら流水で洗い流します。
④ エビは腹側に筋があり、その部分でクルっと丸まる性質があるので、その筋を写真のように4カ所程度、厚みの半分くらいまで切り目を入れます。
⑤ 全てのエビに切り目を入れたらキッチンペーパーで水分を切っておきます。
⑥ ここからは粉や卵を飛ばさない、スピーディーな方法です。エビをビニール袋に入れ、米粉に塩、こしょうを合わせよく混ぜたものを入れて膨らませるように袋の口を閉じて持ち、軽く振って全体にまぶしつけます。
⑦ 続いて溶きほぐした卵を入れ、再び袋をふってまぶしつけます。
⑧ 塩せんべいは袋のまま、麺棒や鍋の底で叩いて細かく潰します。
(写真はわかりやすくなるようにビニール袋に移しましたが、包装のまま叩くと楽です。)
⑨ バットに⑧のせんべいを入れ、パン粉のようにエビにまぶしつけます。
⑩ 揚げ油を180℃に熱し、エビに火が通るまで揚げます。
卵や大豆にもアレルギーがある場合
アレルギーっ子の多くは単一のアレルギーを発症しているのではなく、複数の食材にアレルギー反応を示す場合がありますね。そうなると、あれもこれも食べられない…と、悩んでしまうママも多いことかと思います。本当につらいですよね。
そんなときにも使えそうな、代替食品をご紹介します。アレルゲンの有無を確認して、大丈夫なものを使用してあげてくださいね。
・とき卵の替わりに・・・山の芋をすり下ろしたもの、水溶き片栗粉に熱湯を加えまぜ、葛湯にしたものなど、粘りがあるもの
・塩せんべいの替わりに・・・乾燥湯葉、ゴマ、ケシの実、コーンフレーク(甘くないもの)、和菓子材料のしんびき粉など
また、塩せんべいという商品名ではあっても、小麦や大豆、時には鶏肉など、アレルゲンとなる食材が含まれていることがあります。必ず裏面のアレルギー表示を確認してくださいね。