リフォーム中の赤ちゃんとの過ごし方。気になる騒音の対処法は
より快適で過ごしやすくするために自宅のリフォームを考えているママやパパもいることでしょう。しかしリフォーム中、赤ちゃんと自宅でどのように過ごしたらよいのか悩むかもしれません。そこで今回は、リフォーム工事中の騒音対策や在宅のままリフォームするメリットとデメリット、注意点などについてお話しします。
騒音対策は?赤ちゃんの過ごし方を考える
工程の確認を。騒音が出る日や時間を知ろう
工事を始める前に、リフォーム工事の工程を業者と確認するようにしましょう。騒音が出ると思われる日や時間帯をあらかじめ知ることができれば、赤ちゃんの生活に影響が出ないよう、その時間は出かけたり実家へ行ったりするなどして対策を取ることができます。
また、工事をする前に隣近所へ挨拶に行く際、「◯日の◯時ごろは騒音でご迷惑をおかけするかもしれません」と一言つけ加えることができれば、近所の人たちも突然の騒音にびっくりすることなく、事前に心構えをすることができます。
念のため、音の大きさなどについても業者に聞いておくと安心ですね。
お昼寝の時間は避けたい。工事時間の相談を
たとえば子どもがお昼寝をする時間帯が大体決まっている場合は、その時間は工事現場のスタッフの出入りを控えてもらう、休憩時間にしてもらうなどの相談をしてみましょう。もしくはお昼寝の時間帯は、音が気にならない内容の工事をしてもらうのも一案です。
この相談ができる業者であれば、工事全般を信頼して任せることができます。こちらの悩みにどこまで耳を傾けてくれるのか、どのような解決策を提案してくれるのかなど、業者の対応を見てリフォームをお願いできる相手かどうかを判断するようにしたいですね。
音の出る工事の間は赤ちゃんと外出もできる
生後3カ月までは、赤ちゃんも長時間のお散歩は難しいですし、体調が完全に戻っていないママは、赤ちゃんと家の中で過ごす時間が長いですよね。そんなとき、工事の騒音が気になっても自宅にいることしかできずに、ママがストレスを感じることがあるかもしれません。
しかし生後3カ月以降であれば、赤ちゃんの首がすわるのでママもお出かけがしやすくなります。音の出る工事の間、赤ちゃんと公園や児童館などへお出かけすることも可能なので、工事内容に合わせてフレキシブルに対応することができますよ。
出かける際は、カギの受け渡しはどうするかなど考えたいですね。
在宅のままリフォームするメリットと注意点
普段どおりの生活のままリフォームできる
仮住まいの場合、自宅とは勝手が違うので育児中のママは不自由に感じることも多いでしょう。さらにパパの通勤やママの買い物などに影響が出ることもあります。在宅のままリフォームをするのであれば、普段どおりの生活を送ることができますよ。
子どもが小さい場合、子ども関連のグッズも多いので、できれば仮住まいは避けたいというママも多いはずです。
仮住まい先への引っ越しの手間や仮住まいの間の賃貸費なども節約できるので、金銭的な面でもメリットがあります。
近くで工事のチェックができる
工事前に、実際にどんなデザインや素材のものを使うのかを決めることはできますが、微妙な窓の位置など最初に作った図面では把握しきれないポイントも多々あります。
そんなとき、実際に工事に携わっている職人の今までの経験や感覚で勝手に判断をしてしまうこともあるので、仕上がりを見るとママやパパが違和感を覚えることもあるかもしれません。
しかし常に在宅していれば、職人も何か小さな疑問や質問があるときに直接、施行主であるママやパパに意見を聞くことができるので、ママやパパの理想に近いリフォームを実現することが可能です。
赤ちゃんがいる場合は無理な在宅は避けよう
また、騒音や人が頻繁に出入りする音に緊張して、赤ちゃんが昼寝をしなかったりぐずったりすることもあるでしょう。数日間続くと赤ちゃんへのストレスにもなりかねません。さらに塗料の臭いが赤ちゃんの健康に悪影響をおよぼすこともあるかもしれません。
赤ちゃんがいるときにリフォーム工事をする場合は、無理に在宅を選ぶのではなく、仮住まいについても検討するようにしたいですね。工事による赤ちゃんの心身への影響を考慮することも大切ですよ。
在宅リフォームのデメリットと適さない場合
工事の騒音や人の出入りなどが気になる
職人さんから「この程度の音です」と言われ、「それぐらいなら大丈夫」と判断して在宅リフォームを選んだら、思っていた以上の騒音でびっくりしたというケースもあります。
また、「キッチンのリフォームだけだから、出入りする人の数も少ないだろう」と思っていると、現状物を解体する職人、電気の配線担当の職人、廃棄物処分の業者など細かく作業が分担されているために、想像以上の人が出入りする可能性もあります。