子どもと暮らす家のレイアウト、広さを感じられる空間の作り方
もうすぐ子どもが産まれるが、できれば引っ越さず今の家に住み続けたい、でも子育てがしやすいよう少しレイアウトを変えてみたい、と思っているママもいると思います。そこで今回は、子どもと暮らす家のレイアウト、同じ面積でも広さを感じられる空間の作り方についてご紹介します。
家族が過ごすリビングのレイアウト
縦長リビングのレイアウトの考え方
縦長リビングとは、テラスなどがある窓側に、リビングやダイニングがあり、奥にキッチンがあるタイプのリビングを指します。壁の面積が広いので、壁に沿って家具を設置すると、リビングの動線が確保しやすく、赤ちゃんを抱っこしながらでも移動しやすくなります。
横幅が狭いリビングの場合、壁に沿ってTVを置き、その向かいの壁にソファーを置くと、ソファーとTVの距離が近すぎることもあります。ソファーとTVの配置を変えるか、TVを壁に直接取りつけるなど考えてみましょう。
横長リビングのレイアウトの考え方
明るいので、日中気持ちよく過ごせますが、壁面積が狭い分、リビングに設置できる家具に制限が出てしまいます。背の高い家具が置きにくいため、収納力に欠けてしまうことも。子どもがいると、どんどん物は増えていくので、収納スペースについて考え直す必要があります。
多くの人は窓に直角になるようにソファーとTVを設置していることでしょう。部屋のコーナーにTVを置くと、ソファーをどこに置いてもTVが観やすく、空間に広がりを持たせることができます。
狭いリビングを広く見せるレイアウトのコツ
そこで狭いリビングを広く見せたい場合は、できるだけ背の低い家具を置くようにしましょう。視線を遮らない高さであれば、視界が広がり圧迫感を感じません。
床面はできるだけ見せると、リビングが広く見えます。なるべくカーペットなどの敷物を敷かないようにするとよいでしょう。
子どもが小さくて敷物が欠かせない場合は、床と同系色のジョイントマットを必要な箇所だけに敷くなど工夫してみましょう。また、入り口や窓が映る位置に鏡を置くと、空間が広くなったように見えるのでオススメです。
子ども部屋を使いやすくするレイアウト
スペースの有効活用をしてレイアウトする
就学前なら、収納家具やベビーベッドもしくは子ども用ベッド、絵本の本棚などを置くことでしょう。小学生ぐらいになると、勉強机を置く家庭も増えると思います。
子ども用ベッド、勉強机、収納家具をすべて子ども部屋に収めようとすると、狭くなってしまいます。子ども用ベッドを置く際はベッドのサイズに注意しましょう。子どもが二人で同室の場合は、2段ベッドがオススメです。
一人の場合は、成長によってベッドの長さを調節できる子どもベッドなら、小さいうちは部屋を広く使えます。視界に入る収納家具を減らすために、ベッド下に収納できるクリアケースや引き出しを利用してもよいでしょう。
子どもも片付けやすい収納方法にする
小さい頃から自分のものは自分で片付ける習慣を身に着けさせるためにも、収納方法を考えてみましょう。まず、収納棚を使う場合、子どもの手の届く高さにすることが必須です。
小さいうちは床にかごやクリアケースを並べ、その中にぽいっとおもちゃを入れるようにしてもよいですね。絵本はカラーボックスに収納するのもオススメです。本の表紙を正面に向けるタイプの絵本棚は表紙が見えて絵本が選びやすいのが長所ですが、数が入らないので要注意です。
見た目から楽しく過ごせるように
成長とともに子どもの好みも出てくるので、その場合子どもと一緒にレイアウトを考えてみてもよいですね。子ども部屋は見た目から楽しく過ごせるようにすることが大切です。
子どもの好きな色の壁紙や好きなキャラクターのウォールステッカーを貼ってもよいですし、好きな色の収納家具で揃えてみると、積極的にお片付けをしてくれるかもしれません。カーテンの色は部屋の印象を左右するメインカラーとなるので、子どもの好きな色もしくは明るい色を選ぶとよいでしょう。
部屋を広く見せるレイアウトのコツ
直線の通路で生活動線の邪魔をしない
ママは家事をしながら育児をするので、家事の合間にもさっと子どものそばにいけるような、アクセスしやすい直線の通路を作るように心がけましょう。
通路幅の目安としては、人が一人で通る場合に必要な幅は約60㎝、手に箱やトレーなどを持って通る場合は約80㎝、二人がすれ違うためには約120㎝の幅が必要だとされています。子どもがまだ赤ちゃんの場合、ママが赤ちゃんを抱っこしながら移動しやすい幅の通路を確保するようにしたいですね。