世界から子育てを学んでみよう!日本との違いやいろいろな子育て方法
世界には様々な子育ての常識があります。日本との違いにびっくりすることもあるかもしれませんね。ここではそんなびっくりエピソードや、子育てがしやすいといわれている国々の考え方などを紹介します。世界の子育てからいいと思う点はどんどん取り入れていきましょう。
日本の子育てと世界の子育ての違いって?
日本で子育てすることは大変なの?
【お金の不安】
現在の子育て世代でもっとも多い悩みが育児にかかるお金のこと。昔のように家族みんな子育てするということがなくなり、パパの給料のみでやりくりをしないといけない家庭が多いのではないでしょうか。
海外と比べると国からの補助金、減税など優遇される割合は低いようです。子どもの将来にかかる教育費への不安も募りますよね。
【仕事と育児の両立が難しい】
日本は出産後も女性が働ける環境が法的に整っていなかったり、住む地域によっては保育所の数が十分でなかったりするため、育児のために退職せざるを得ない女性が多いのが現実です。
【比べるられる社会】
日本人は一人ひとりの個性を尊重するよりも、人と同じことを好む傾向にあるため、世間体を気にしすぎるあまりストレスを溜めてしまうママも少なくありません。
日本の子育てで優れている点は
【治安】
近年集団的自衛権の議論などが影響し、ランキングがやや下がってしまってはいるものの、日本は毎年治安のよい国ランキングの上位にランクインする治安のいい国です。法律で銃の所持が規制されていることや、テロが起きる可能性が低いので安心して子育てができます。
【日本の医療】
医療技術が発達し、受けられる医療の水準が一定なのも日本のいい所。乳児死亡率は世界最低で、赤ちゃんを安全に産むことができる国です。
【教師のレベルが高い】
日本は1クラスあたりの生徒数が多いことが問題になることもありますが、それでも乗り越えていけるのは日本の教師のレベルが高いからだといわれています。
子育ての違いがわかるおすすめの本
そんな世界の子育ての違いがわかるおすすめの本を紹介したいとおもいます。メイリン・ホプグッド著「こんなにちがう!世界の子育て」は女優の杏さんもおすすめしている本なんですよ。
夜早く寝ない子は一緒に夜更かしてOKなアルゼンチン、幼児食のないフランス流子どもにきちんと食べさせる方法、パパの乳首まで吸わせる、アカ族のパパがイクメンの理由など興味深い内容となっています。
世界の育児方法も気に入った所はどんどん取り入れていきたいですよね。
世界は広い!世界のいろいろな子育て方法
うらやましい!世界の子育て方法
【アメリカ】
アメリカでは、子どもをベビーシッターなどに預けて夜夫婦でデートするのが一般的です。「デートナイト」と呼ばれ、おしゃれをしてパパと食事に行ったりクラブに行ったりして夜を楽しみます。
【モルディブ】
90%以上のモルディブ人のパパは妊娠診断に付き添っています。
【スウェーデン】
スウェーデンでは出産すると480日の育児休暇をとることができます。このうちパパも最低60日間の休暇をとることが決められているんですよ。しかも、育児休暇は子どもが8歳になるまでに消化すればよいので、後から家族旅行に育児休暇を使うこともできるそうです。
びっくり!世界の子育て方法
【デンマーク】
デンマークなどの北欧の国々では、気温が氷点下の日でさえ赤ちゃんをベビーカーに乗せたまま外でお昼寝をさせることがあります。子どもを外気に触れさせることが子どもの発育によいとされているそうです。
【ポリネシア】
サモア、トンガなどポリネシアの国々では、子どもが歩けるようになると、親に代わって、ほかの子どもが幼児の面倒をみるようになります。ポリネシアの幼稚園では幼児の面倒の見方も教えるそうです。
【モンゴル】
モンゴルでは末っ子はいつまでも母乳を与えていいという考え方があり、平均で5〜6歳くらいまではおっぱいをあげることが普通なようです。
注目の世界の赤ちゃん子育てランキング
1位 ノルウェー
2位 フィンランド
3位 スウェーデン
4位 イギリス
5位 ベルギー
この結果から上位はヨーロッパ諸国、特に北欧の国々が独占していることが分かりました。北欧の国々は子どもの養育費にほとんどお金がかからず、育児をしやすい制度が整っていることが上位ランクインの理由になっています。
気になる日本はというと…45カ国中21位。アジアの国々の中では韓国が唯一10位に入りました。
子育てしやすい!北欧の子育てに学ぼう
世界一のノルウェーの子育てから学ぶこと
そのため「しつけをする」というような考え方はありません。勉強も含め子どもが嫌がることを無理やりさせたり、怒鳴ったりすることはないのだそうです。
ノルウェーの教育の基本は「勉強ができるようになること」ではなく「その子が興味をもてること、将来やりたいことをみつける」ことです。
日本のように主要5科目に力を入れるのではなく、義務教育期間は刺繍やテーブル作りなど生活技術を学習することにも力を入れています。子どもたちはそれぞれの個性を尊重され、自信をもってそれぞれの道に進んでいくことができるのです。