分譲マンションは子どもを育てやすい?メリットと最適な家の探し方
子どもと新しく住むマンションは、どのようなところがよいか悩みますね。今回は分譲マンションについて、総戸数100戸以上の「大規模マンション」とそれより小さい「小規模マンション」のそれぞれのメリットや、家族にとって最適な分譲マンションの探し方などについて考えてみました。
大規模分譲マンションでの子育てのメリット
共用施設や敷地内公園などの充実
子どもたちには、いつでも元気に遊んでもらいたいですが、マンションの部屋の中では子どもの足音や飛び跳ねる音が騒音になってしまうこともあります。雨の日でも、屋内に子どもたちが思いっきり遊ぶことができる場所があるのは、とても嬉しいですよね。
敷地内の公園にも遊具が設置されていたり、走り回れるスペースがあったりすると、少しの時間でも遊ぶことができます。子どもが小学生になって1人で遊びに行くようになっても、敷地内であれば比較的安心ですね。
子育て世代が多く暮らしている
地域の情報や、保育園・幼稚園・小学校の情報なども同じマンションにいるママ友からの情報だからこそ、自分にとっても有益なことが多いです。インターネットなどではわからないような細やかな情報はありがたいですね。
大規模マンションのなかには、サークル活動などのコミュニティー作りを積極的に行っているところもあります。パーティールームなどで行なわれる育児サークルや、趣味のサークルに参加したり、マンション住居者対象のイベントなどに参加したりするのもいいですね。
修繕費や管理費などが抑えられる
マンションは耐久性が高いといわれますが、屋根や外壁、エレベーターなどのメンテナンスが定期的に必要になります。国土交通省では12年を目安に大規模修繕を行うことを推奨しています。大規模修繕には多額な金額がかかるため定期的に積み立てておきます。
管理費とは、共用設備の光熱費や維持管理にかかる費用、管理人の人件費など、マンションを快適な状態に保つために日常的にかかる費用のことです。
これらの費用は、大規模マンションの場合、戸数が多いため一戸あたりの費用が安くなるといわれています。
小規模分譲マンションでの子育てのメリット
静かな環境と住民の連帯感がある
顔見知りが多いと、不審者に気づきやすくなり防犯性が高くなるというメリットがあります。何か問題が発生したときにも、一致団結して解決に向かって進みやすいようです。
特に、赤ちゃんや小さい子を連れていると、子育てが終わった世代の方から声をかけてもらったり、かわいがってもらえたりすることも多くなります。子どもたちが地域に見守られて育つということもメリットの一つですね。
駐輪場やゴミ捨てなど生活動線が短く便利
大規模マンションは敷地が広く、家の場所によってはゴミ捨て場などまでかなり離れていることがあるので、おむつなどのたくさんのゴミや、段ボールなどの大きなゴミを捨てたいときは、特に大変だと感じるかもしれません。
それに比べると、敷地が狭い小規模マンションは生活動線が短くて便利だといえるでしょう。ゴミ捨て場までの距離も近いのですぐに捨てに行けますし、車に忘れ物をしたときでもさっと駐車場に行くことができます。
小規模なので角部屋になる確率が高い
「中高層型」の小規模マンションとは、建物が高く、比較的狭い敷地に建つマンションのことです。都心部や駅近くの立地に建つことが多く利便性がよいというメリットもあります。一方、高い建物を建てることができない地域に建つ小規模マンションを「低層型」といいます。
中高層型の小規模マンションは、一つのフロアの戸数が少なく、すべてが角部屋ということもあります。角部屋を希望する方には注目のマンションですね。