リノベーションした家で子どもと暮らしたい。家族に合う家作り
赤ちゃんが動きだしたらケガをしないようにしたい。少し大きくなったら部屋の中で楽しく遊ばせてあげたい。大きくなったら一人部屋も必要かな?でも、今の家では難しいかもしれないとお考えの方は少なくないでしょう。子どもの成長に合わせることのできる家をリノベーションをして叶えてみませんか?
リノベーションする前に知っておくこと
リノベーションの意味とは
そもそもリフォームという言葉は”re”「再び」と”form”「形」で英語圏では違った使われ方をしているので、和製英語になります。そして、リノベーションが日本で浸透する前に広がったため、現在ではリフォームとリノベーションに大きな差はないともいえます。
ですが、リノベーションという言葉は”re”に”Innovation”「新しく取り入れたもの」「革新したもの」で、リノベーションはより価値を高めた改修と解釈する考え方が広がってきています。
リノベーションのメリット
そういった将来のことや、現在のライフスタイルに合わせて住みやすい自分の家を作ることができるのがリノベーションです。また、基本的には中古物件ですので、購入するときには住宅の価格は新築に比べて格安です。
とても古い物件になるとほぼ土地の価格で販売されているので、かなりの低予算で理想の家を作ることができます。ほかにも少子高齢化の影響ですでに空き家になっているところがたくさんありますので、自分の住みたいエリアにお家を構えやすくもなります。
リノベーションのデメリット
また、中古物件を購入してのリノベーションでは元々の骨組みを使うため、劣化や耐震性が不十分な住宅も存在します。昭和56年の6月より後に建てられた住宅は新耐震基準で作られていますが、それ以前に建てられた住宅では耐震性が不十分な可能性も。
ほかにも解体後の骨組みの状態になって初めて分かる劣化した部分や、考えていた配置ができないといったことも考えられます。大がかりな耐震工事や修繕が必要になってくると、メリットである低コストでのリノベーションとはいかなくなってしまいます。
リノベーションを決めたら考えること
リノベーション費用の目安を知る
例えば、キッチンのみのリノベーションをしたい場合。ハウスメーカーのシステムキッチンにする場合の目安は100万円から120万円ほどですが、造作でキッチンをオーダーメイドする場合ですと100万円から150万円と金額の幅が広がります。
お部屋のリノベーションの場合ですと、2部屋を広い1部屋にする事例では300万円台からが多くなっています。
家全体のフルリノベーションですと、30坪の広さで1000万円から2000万円の間が多くなっています。マンションの場合だと1平米あたり10万円から20万円ほどが目安となっています。
自分に合った業者の探し方
たとえば以下のように、それぞれの希望に応じて得意としている業者を選ぶといいでしょう。
・耐震やフルリノベーションを考えている方...新築や木造住宅を扱うことの多い工務店
・内装や水回り増改築などを考えている方...リフォーム会社
・個性を出して理想を追求したい方...建築家や設計事務所
・物件探しから工事、資金計画までの流れをスムーズにしたい方...ワンストップ型の業者
ご自身の状況や理想をはっきりとさせておき、そのうえでネットで各業者の実績や事例をしっかりと確認することで、ご自身に合った業者が見えてくるでしょう。
支払い方法や税金控除を調べる
また、リノベーションをすると税金控除を受けることができます。
【リノベーションでできる税金控除】
・一括で支払った場合や、5年以上や10年以上のローンで受けられる所得税の控除
・固定資産税の控除
・住宅を譲り受けてからリノベーションを行った場合に一定の金額までの贈与が非課税となる贈与税の控除
以上の三つが受けることのできる税金の控除となります。
家族に合ったリノベーションの見つけ方
どんな住まいにしたいのかを明確に
後でここはこうすればよかったと思っても、金額的に簡単には直せません。優先するべきこと、妥協してもいいことを徹底的にご家族とよく話し合いましょう。
また、展示場やショールームで体験をしたり、情報誌やネットで情報をたくさん拾ったりし、ご家族で話し合ってイメージを膨らましながら話し合うことも重要です。
ご家族一人一人の趣味や好きなこと、いいなと思った事例、現在の生活で思っている解消したい問題等を出し尽くすことで、それぞれのご家庭に合った本当の理想の家が見えてくるでしょう。