3歳児の身長ってどのくらい?楽しく子どもの成長に向き合う方法
身長を伸ばすために必要な食事とは
バランスよく食べよう
しかし、カルシウムだけでは身長は伸びません。色々な栄養素をバランスよく摂ることが大切ですよ。
骨や筋肉を作り、成長ホルモンの分泌を促す「たんぱく質」、骨の主材料の「カルシウム」、カルシウムの働きを助け、骨の形成を促進する「マグネシウム」、骨の形成を促進する「亜鉛」などの栄養素を摂れるようにバランスのよい食事をしましょう。
身長を伸ばすためには、子どもの好きな糖分や油分が多く含まれている食事より、和食が適しています。一度、食事内容も見直してみましょう。
おやつを上手に活用しよう
食事で摂ることが難しい栄養をおやつで補うこともできますね。おやつが好きな子どもは多いので、食事では嫌がるメニューに含まれる栄養を、おやつで補うことができるかもしれません。
おやつに、小魚やチーズ、アーモンドを選んだり、牛乳にココアを入れて飲んだりして、食事で摂りにくい栄養を取り入れられることが理想的です。もちろん、お菓子だけでなく、雑魚入りおにぎり、野菜入りパンケーキなどもよいおやつになりますよ。
最近では、お店でも「カルシウム入り」と記載があるお菓子や飲み物が販売されていますので、上手に活用しましょう。
食べることに興味がない子どもには
色々なメニューを子どもに提供しても食べてくれず、困った経験があるママも多いのではないでしょうか。
食べたがらないのに無理に食べるように促して、子どもがストレスを感じては逆効果です。そのような場合は、サプリメントを取り入れてもよいかもしれません。
サプリメントといっても、飲み物に混ぜるものや、タブレットのような形になっていてお菓子感覚で食べられるもの、カプセルに入っているものなど様々です。まずは、子どもに合った方法を試してみましょう。
身長を楽しく伸ばすための遊び方
子どもが興味があるもので遊ぼう
しかし、すぐに飽きてしまうのも3歳児の特徴です。自分でやりたいと始めた遊びでも、すぐに飽きて次の遊びをしようとすることも多い時期です。
また、男の子と女の子が興味を持つ対象も違ってくる年齢です。男の子は、車や電車、戦隊物に興味を示し始めまる一方で、女の子は可愛い物やきれいな物、お人形やおままごとなどに興味を示します。こうした興味を示しているものをうまく利用して遊びましょう。
好きなことに集中して室内遊びを楽しもう
身長を伸ばすためには、縦方向の負荷がかかるとよいといわれています。子どもの好きな音楽をかけて思いっきり踊ったり体操をしたりするのは、室内だからできる過ごし方です。
体力を消耗することで食欲も湧きますし、疲れて十分な睡眠も取れます。3歳児は、手先も器用になっていますので、絵を描いたりハサミを使ったりして色々な作品を作るのもよいですね。
好きな遊びに集中してエネルギーを消費することが大切です。テレビやタブレットを観るといった受容的な遊びだけにならないようにしましょう。
外遊びでたくさん体を動かそう
日光を浴びることでビタミンDという骨を強くする栄養素が体に作られ、骨の成長を助けてくれます。親子で公園に行って遊具やボールでたくさん遊んだり、お腹が空いたらたくさんご飯を食べたりしましょう。また、しっかりと睡眠を取ることで成長ホルモンの分泌が促進され、身長が伸びることにつながります。
ただ、身長を伸ばそうと過度に運動をすると、反対に身長が伸びないこともあります。情緒が安定することも身長を伸ばすためには必要なので、子どもが好きな遊びを楽しくするということが大切ですよ。
身長を伸ばすために必要な睡眠とは
3歳児に必要な睡眠時間
身長を伸ばすために必要な成長ホルモンがよく分泌されるのは、22時から深夜2時の間といわれています。成長ホルモンの濃度が濃くなる時間は、眠り始めてから3時間以内といわれていますので、遅くとも20時には眠るように心掛けましょう。
夜は早めに布団に入り、ぐっすりと眠っている時間と成長ホルモンが分泌される時間が一緒になることが理想的です。このことからも、早寝早起きが子どもの生活にとって大切ですよ。
子どもが、夜なかなか眠ってくれない場合は、朝に早く起きるようにして生活リズムを整えてみましょう。
昼寝は子どもの成長に応じて
昼寝は小さい子どもにとって大切です。エネルギーを蓄えたり成長ホルモンの分泌を助けたりします。また、メラトニンの分泌が助けられて子どもの情緒が安定しますよ。
子どもの様子や成長に合わせて、昼寝をするかしないかを決めてみましょう。昼寝をする場合は、長時間すると夜に眠れなくなり、成長ホルモンが分泌されない可能性があります。ですので、1~2時間の昼寝がよいでしょう。夜と合わせての1日12~14時間の睡眠を目安にしましょう。
心地よく眠れる環境作りをしよう
まずは、子どもが起きているときに外で遊んでたくさん身体を動かして、体力を消耗するとよいですよ。朝は早く起きるようにして、眠る前はテレビやスマホやタブレットを見るのを控えて、脳が刺激を受けることも避けましょう。
また、お風呂に入って心身ともにリラックスしましょう。眠りを誘うような本を読んだり、ママが側にいて子どもが安心できたりすると、スムーズな入眠につながるかもしれません。
ママやパパがイライラしていると、子どもに伝わってしまいます。ですので、ママやパパもリラックスして子どもが眠らなくても焦らないようにしましょう。
まとめ
比較する前に、目の前の我が子がすくすくと成長してくれるように、できるだけ理想的な食事、睡眠、遊びや運動などに気をつけてサポートできるとよいですね。
親として身長が伸びてくれることを願いながらも、安心して楽しく毎日を過ごせるように子どもの成長と向き合っていきましょう。