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ママとパパも安心な臨月の過ごし方は?出産までに必要な準備と心構え

ママとパパも安心な臨月の過ごし方は?出産までに必要な準備と心構え

臨月の外出で気をつけておきたいこと

母子手帳と一緒に持ち歩くとよいもの

臨月は体が重く疲れやすい時期ではありますが、妊娠の経過が順調なのであれば安産のためにも医師や助産師から適度な運動を勧められることが多いでしょう。体調のよい日に無理をしない程度に近所を散歩したり、パパや友だちとランチに出かけたりするのも気分転換になってよいですよ。

ただし、この時期の外出は突然破水する可能性や陣痛が始まる、気分が悪くなることも十分考えられます。万が一に備えて、以下のような最低限のものは持ち歩くようにしましょう。

・母子手帳
・保険証
・病院の診察券
・携帯電話
・財布
・タクシーや病院、パパの連絡先などを書いた紙
・大きめのナプキン
・バスタオル
・大きめのビニール袋

準備をしっかりしておくと、焦らずに済みますよね。

無理なく疲れない生活を

「今のうちに美容院に行っておかなくちゃ!」「家の掃除や赤ちゃんの部屋の準備を終わらせておかないと」と、ついバタバタと動き回ってしまいたくなる気持ちは分かりますが、臨月はただでさえ疲れやすい時期です。

確かに適度な運動は必要ですが、あまり無理をするとお腹が張る可能性もあるので、少しでも体調が優れないときには無理をせず、横になって休むようにしましょう。

眠い、だるい、むくみ等の症状がひどいときには、無理をしないで休むことも大切です。布団の上げ下ろしや荷物持ち、お風呂掃除、高い所に上っての作業などはパパにお願いするなど、疲れることや転倒する危険性がある行動は可能な限り避けて生活するようにしてくださいね。

ママひとりの遠出はなるべく控えて

臨月であっても、気分転換や上の子の送迎などのために出かける機会はあるでしょう。いずれの場合においても万が一のことを想定し、母子手帳や病院の診察券などを持ち歩いたり、パパや友だちなど、ほかの大人と一緒に行動したりすることが大切です。

「産後は遠出ができなくなるから」と、ドライブや旅行に行きたくなるママもいるかもしれませんね。しかし、外出先で陣痛が始まる、破水したなどでは大変ですので、外出はかかりつけの病院に1時間程度で行ける距離までにしておくほうが無難です。

また、大きなお腹を抱えての外出は危険がいっぱいですので、公共の交通機関のラッシュ時の利用は控える、人混みを避ける、長時間同じ姿勢での運転や移動をしない、などにも注意しましょう。

見逃さずに対処したい出産の兆候と対策

おしるしは出産が近づいているサイン

出産間近になると、子宮口が少し開いたり子宮が収縮したりすることがあります。そのときに卵膜がはがれて出血し、その血液が子宮頸管から出た粘液と混ざって「おしるし」となって出てくる場合があるのです。

鮮血のような真っ赤なおしるしのある方、茶色っぽいおしるしの方、月経のような量が出る方など、おしるしの色や量には個人差があります。また、おしるしから出産までの期間もまた人それぞれですが、いずれもお産が近いというサインですので、慌てず対処することが大切です。

また、おしるしがあるからといってすぐお産が始まるわけではありませんが、出血の量や頻度、痛みの程度によってはおしるし以外のトラブルの可能性もありますので、念のため病院に連絡を入れるようにしましょう。

破水したらまずは落ち着いて病院へ連絡

破水とは、胎児を包む卵膜が破れて中の羊水が外へ流れ出すことを指します。陣痛が激しくなって子宮口が全開大になった後に起こるケースが多いのですが、陣痛より先に破水する「前期破水」が起こることもも珍しくありません。

陣痛より先に破水しても、赤ちゃんが十分に育っているのであれば特に問題はありません。破水をしたときには、細菌などへの感染を防ぐためにすぐに病院へ連絡を入れて、できるだけ早く処置してもらう必要があります。

出てくる羊水の量は個人差があるので、量が少ない場合には尿モレと区別がつきにくいこともあるようです。生臭いにおいがしたり、自分の意思で止められなかったりするときは破水の可能性が高いので、パッドやタオルを当てて病院へ行くようにしましょう。

おすすめは「陣痛タクシー」の登録

出産直前のママが移動する手段は限られてしまうものです。バスや電車などの公共の交通機関を利用したり、徒歩や自転車などで移動したりするのは難しいですし、一般のタクシーでは「移動中にトラブルがあった場合に責任が負えない」との理由から、乗車拒否されることも珍しくありません。

そんなママの強い味方となるのが、「陣痛タクシー」です。出産を控えたママを病院へ送ることを目的としたタクシーのことで、事前登録しておけば電話1本で駆けつけてくれます。

24時間年中無休対応、出産後の健診時の利用も可能など、サービス内容は会社によって異なります。まずは、お住まいの地域で利用可能な陣痛タクシー会社のホームページなどで確認してみてくださいね。

まとめ

臨月の時期は、日々大きくなるお腹を抱えながらも安産や気分転換のために出かけたり、出産準備を万全に整えたりしたいものですよね。

いつどのようにお産が始まるかは人それぞれですので、急に陣痛や破水が起こっても慌てなくて済むように、記事を参考に事前準備をしっかりと行い、家にいるときでも外出先でも対処できるようにしましょう。

ゆったりと気持ちを落ち着けて、残り少ない妊娠期間を楽しみながら過ごしてくださいね。
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