妊娠すると保育園はどうなる?上の子、お腹の子の対応について
2人目以降の妊娠がわかると、上の子をどうすればよいかと心配になるママも多いものです。保育園によっては、産休をとると上の子は退園になってしまうこともあるでしょう。この記事では、下の子を妊娠した場合に続けて保育園を利用できるのかどうか、激戦区でお腹の子の保育園を予約するタイミングについて紹介します。
妊娠した場合、上の子の保育園利用は?
産前、産後は保育園の利用ができる
共働きや特別な理由がなければ保育園には預けられない、と思っているママも多いのですが、産前産後は上の子を保育園で預かってもらえる市区町村もあるのです。ホームページの保育に関するページでは産前産後の保育について記載がない場合もありますが、保育園の案内には「母親の出産などの理由は保育が必要と認められる」といった内容が書かれていることもあるでしょう。
預けることができる期間やそのほかの条件は、預け先によって異なるため、保育園に確認してみてくださいね。
切迫流産、切迫早産だった場合
妊婦健診で「早産の危険があるので、今日入院してください」といわれることも珍しくありません。入院したから、すぐに子どもを預かってほしいと保育園に申し出ても、手続きや先方の事情で受け入れてもらえないでしょう。
切迫流産や切迫早産など入院が必要になる可能性があれば、早めに医師の診断書を書いてもらいましょう。申請すれば、通常の保育期間を延長してもらえる場合があります。市区町村によって保育期間や申請方法が違うので、早産が心配なママは確認しておくようにしましょう。
保育園が無理なら一時保育を検討
一時保育とは、保護者の病気や出産、看護、冠婚葬祭などやむを得ない事情がある場合、一時的に保育園で子どもを預かってもらえる制度です。通常の定員がいっぱいでも、一時預かりの枠が空いている日があれば受け入れてもらえるでしょう。
保育園の一時保育は、1日2,000~3,000円程度で預かってもらえる園がほとんどです。保育園によって料金が違っているので問い合わせてみるとよいですね。
妊娠発覚後に上の子が在園中のときの対応
保育園に妊娠報告するタイミング
妊娠がわかれば、上の子に「もうすぐお兄ちゃんになるね」という声かけをする家庭もあるでしょう。上の子はパパやママの前ではいつもと変わらないように見えても、不安を感じ情緒不安定になっている場合があります。保育園で急に乱暴になったり泣き出したりすることもあるかもしれません。
早くから先生に「ここだけの話ですけど…」と妊娠を報告しておくのも方法です。上の子の変化に気づいたら、適切な言葉かけや対応をしてくれることでしょう。
妊娠を理由に退職する場合
退職を伝えて、退園させられたらどうしようかと不安になり、退職を伝えられなくても年に1度の就労状況を提出するときにわかってしまいます。どうしても保育園に通わせたい場合は、退職する前に、退職したら上の子はどうなるかを担任の先生に聞いておくと安心ですね。
市区町村によって、保育の条件が違っているので調べてから退職を決断しましょう。
ママが育休をとった場合
妊娠中や産後は、ママが就学前の子どもの世話を1人でするのは大変ですし、無理をすると母子ともに危険な状態になります。そのために保育園で預かってもらうことができるようになっていることが多いでしょう。
しかし保育園で預かってもらえる基準は、市区町村によって違っているので住んでいる自治体に問い合わせてみてくださいね。