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働き方改革の事例を知ろう!個人で始められることやユニークな事例

働き方改革の事例を知ろう!個人で始められることやユニークな事例

子育てをしながら働くママにとって、働き方改革は働きやすい環境を作る上で大切です。女性が活躍できる社会を作るためには、社会全体の制度改革はもちろん、一人ひとりの意識を変えていく必要があるからです。そこで、働き方改革が目指すことや具体的な事例などについてご紹介します。

どのような働き方改革が行われているの?

働き方改革で目指すことと主な事例

働き方改革とは、これまで当たり前とされてきた長時間労働や終身雇用などの働き方を見直し、労働者それぞれが希望する形で勤務できる社会を目指す改革です。同一労働同一賃金による正規社員と非正規社員との賃金格差をなくすことや、柔軟な働き方で女性が活躍しやすい環境作りも働き方改革の現れといえるでしょう。

具体的には、パートタイム従業員を正社員にして同一労働同一賃金を実現した企業の取り組みがあります。「社内公募制度」を導入して管理職の早期育成を実現し、女性管理職の比率を大きく伸ばした企業も出てきています。

また、始業時刻や終業時刻を自由に変更できたり、在宅勤務を積極的に推進したりするのも、働き方改革の事例の一つです。

地方自治体の働き方改革への取り組み

働き方改革については、地方自治体でもさまざまな取り組みをしています。地域の実情を踏まえ、子育てママでも働きやすい環境作りへ取り組む地方自治体は、今後もますます増えてくることが期待できそうです。

北海道では社会全体で子育てを応援し、ワークライフバランス(仕事と生活の両立)も連携して進めています。また、「イクボス宣言」により、県庁などはもちろん一般企業に対しても働き方改革を推進する地方自治体が増えてきているようです。「イクボス」とは、部下のワークライフバランスを考え、自らも仕事と私生活を楽しめる上司のことをいいます。

これらの取り組みには、労働者がよりよい生活ができる環境作りを実現して働き手を地方に呼び戻そうとするねらいがあるようです。

経団連が公表する働き方改革の事例集

平成30年に、経団連から「働き方改革事例集~働き方改革 toward Society 5.0~」が公表されました。それぞれの会社が、創造的な働き方のできる職場環境作りに取り組む際の参考事例を紹介しています。

経団連が公表した事例集では、次の四つについての取り組みが紹介されています。
○長時間労働の是正・休暇取得促進
○仕事と育児・介護の両立支援
○テレワークなどの柔軟な働き方
○仕事と健康の両立

働き方改革を具体化させるためには、現状把握が大切です。自分が勤務する会社の課題と目指す方向性を知った上で、具体的な解決策を検討する必要があります。

その意味で、経団連が公表した働き方改革の事例集はとても参考になるはずです。

まずは自分自身の働き方改革を始めよう

一人ひとりの意識を変えることが大切

現在、多くの企業で働き方改革に取り組んでいます。働く場所や時間、人事評価制度の見直しなどが代表的な改革といえますが、大切なことは働くことに対する一人ひとりの意識を変えることではないでしょうか。

会社が作った制度や環境に従って働いていればよいという意識では、働き方改革はなかなか実現できるものではありません。会社の方針に従っているのではなく、自分で価値を作り出していくという姿勢でなければ成果には結びつかないでしょう。

一人ひとりが仕事への意識を変えなければ、仕事の仕方は変わりません。意識改革なしで労働時間だけを減らせば、これまでの成果を上げることは不可能です。まずは、これまでの当たり前を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。

成果を出すためには行動を変えること

働き方改革を推進するためには、成果を出すために一人ひとりの行動を変えることが大切です。

これまでの自分を振り返って、成果の上がった行動と成果には結びつかなかった行動を思い出してみてください。そうすることで、何を変えるべきか自分の行動が見えてくるはずです。

たとえば、自分の仕事の内容を整理して無駄をみつけてみてください。仕事に集中するために、自分の机以外の場所にこもるというのもよいでしょう。また、数字の報告が中心の会議であれば、メールのやり取りだけで済むかもしれません。

働き方改革の成果を出すためには、制度を作るだけでは不十分です。一人ひとりが行動を変えることでより効率的に改善できるのです。

誰でもすぐに始められる身の回りの整理整頓

働き方改革を具体化するためには、身の回りの整理整頓も大切です。自分の机の上に書類が山積みされているようであれば、必要な資料を探すのに余分な時間を費やしてしまいます。

自分の机の整理整頓は、誰でもすぐに始められることです。手軽にできる机の整理整頓も、実践するとしないとでは仕事の成果に大きな開きが出てしまいます。

古くから、仕事ができる人の机は整理整頓が行き届いているといわれています。仕事のしやすい環境にすることは作業効率を高め、集中力も高まります。

できれば資料は紙に印刷して残すのではなく、電子化して保管するとよいでしょう。書類やデータの保管の仕方についても、ルールを決めて管理すると仕事の効率化が図れます。

子育て中でも働きやすい!ユニークな事例

9通りの人事制度で働き方の「多様性」を

子育てママでも働きやすい企業として有名なのが、サイボウズ株式会社です。グループウェアの開発や運営の支援を行っている企業です。

サイボウズは、2006年に育児休暇を最大6年間取得可能にしたり、妊娠がわかった時点で産休を取得できる制度を取り入れたりしました。

翌年には「時間に関係なく働くワーク重視型」「少し残業して働くワークライフバランス型」「提示・短時間で働くライフ重視型」の3パターンから選べる人事制度を開始し、女性社員の比率が4割にまで達する企業となっていきました。

さらに、働く時間と働く場所を9とおりの中から選べる制度を取り入れ、今では100人が100とおりの働き方ができる企業へと成長してきています。
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