
子どもの前で夫婦喧嘩をしてしまう!子どもの心に与える影響と対処法
どんなに仲のよい夫婦でも、時折喧嘩が勃発してしまうことがあります。子どもの前では声を荒げるのをやめようと思っていても、感情が爆発してしまうこともありますよね。子どもの前で夫婦喧嘩をすることで、子どもの心にどんな影響があるのでしょうか。正しく理解して、喧嘩の抑止力にしましょう。
子どもの前で夫婦喧嘩をする割合やきっかけ

子どもの前で夫婦喧嘩する割合
逆に「まったくない」と答えた夫婦は10.6%となっていて、残りの夫婦はなんらかの形で夫婦喧嘩を子どもに見られてしまった可能性があると考えられます。子どもの前で夫婦喧嘩をするのはよくないと分かっていても、ヒートアップしてしまうと周りが見えなくなることがあります。
しかし、後で後悔しても子どもの記憶は消すことができません。幼い子どもには、怖い記憶として残ってしまうこともあります。
子どもの前での夫婦喧嘩がなぜよくないのかを知って、夫婦で喧嘩を避けられるように努力してみましょう。
夫婦喧嘩がおきるきっかけとは
それゆえに、意見の相違や価値感のズレが生まれてしまうのは仕方ないこととして納得する必要があります。しかし、近しい間柄だからこそ、相手に我慢ができない、相手が文句をいってくる、ということがおこりがちです。
問題を指摘されて、素直に謝ったり反省できたりするうちはよいですが、そうもいかないのが夫婦の難しいところです。ママにはママの、パパにはパパの言い分がありますので、口論になってしまうこともあるでしょう。
そんなとき、子どもの存在が抑止力になるか否かは、お互いがどれだけ冷静でいられるかにかかっています。
こんな子どもの反応には要注意
たとえば、夫婦喧嘩を目にしても「泣かない」ということは、感情を正常に表現できなくなっている可能性があります。ときに親は「泣くな」といってしまいがちです。泣くことは悪いことだと認識し、泣かなければ喧嘩が収まるという誤解が生まれているのかもしれません。
また、子どもが喧嘩を仲裁するような行動も、実は大きな恐怖がともなっています。子どもは勇気を振り絞って喧嘩をしている親の前に立っていると考えてください。小さな体でのこうした行動は、なんとかパパとママに仲よくしてもらいたいという気持ちの現れです。
夫婦喧嘩が子どもの心に与える影響

心的外傷後ストレス障害(PTSD)も
喧嘩の頻度が高くなれば子どもの抱えるストレスが大きくなりすぎ、「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」を発症するリスクが高まります。PTSDにはさまざまな症状があり、腹痛や頭痛などの身体症状、ヒステリーやパニックなどの精神症状、コミュニケーション障害や睡眠障害など、心と身体双方に影響が出てきます。
PTSDの治療で一番大事なのはストレスを取り除き、心の平穏を時間をかけて取り戻すことです。それにはパパとママと一緒に過ごす、穏やかで子どもらしい時間が大切です。
子どもの自己肯定感が育たない
幼い子どもには、なぜパパとママが喧嘩をしているのか分かりません。それどころか、自分のせいで喧嘩をしていると思うようになってしまいます。「喧嘩の原因になる自分なんていないほうがよい」とまで思うようになり、生きる意味を見出せないまま成長してしまうこともあります。
本来であれば夢や希望をいっぱいに成長していくはずの子ども時代に、夫婦喧嘩は暗い影を落とすだけでなく、子どもの将来にも影響が出ることを覚えておきましょう。
恋愛や結婚に無関心や否定的になる
夫婦喧嘩を多く目にすると「喧嘩が絶えない結婚生活に意味があるのか?」「恋愛は面倒で不幸せなものだ」と希望のないイメージや考え方が育ってしまうことにつながります。そうしたイメージが先行してしまい、将来子どもが寂しい生活を送ることになるのは親としても本意ではないはずです。
恋愛や結婚はコミュニケーションの最上級ともいえる行動です。パパとママの仲のよい姿を見て、人を信じること、人を愛することができる大人に育ってほしいですね。
夫婦喧嘩後の子どもに対する接し方について

子どもが泣いてしまったら素直に謝ろう
泣いているうちはまだ間に合います。素直に謝ってママの笑顔を見せましょう。子どもにとってママの笑顔ほど心を落ち着けるものはありません。
「大丈夫だよ、すぐ仲直りするからね」など、優しく声をかけましょう。そのとき、ぎゅっと抱きしめるなどスキンシップを同時にすると、子どもだけでなくママの気持ちも落ち着けることができますよ。腕の中の小さな存在を確かめて、喧嘩をしたことを反省できるよう冷静になる時間を持ちましょう。