実家で起こりやすい子どもの怪我や事故は?事前対策で危険から守ろう
小さな子どもがいる家庭では、連休などに実家に帰省する方も多いですよね。しかし、実家は住んでいる家と違って安全対策がされていないことがあるので、子どもが怪我をする可能性があるかもしれません。ここでは、実家で起こりやすい怪我や事故、どのようなことに気をつければよいのかなどをご紹介します。
実家で起こりやすい子どもの怪我や事故とは
階段からの転落や段差による転倒
実家で多い事故は子どもが階段から転落したり、家のなかの段差で転倒したりするケースが多いです。実家の階段のところに柵などをしていないと、ちょっと目を離したすきに子どもが勝手に階段を上っていることがあります。上り慣れていない階段だと足を踏み外して転落する危険性があるので、注意が必要ですよ。
また、実家は住み慣れていない家なので、家のなかの段差がどこにあるのか分からないですよね。段差で転倒して大怪我をする恐れもあります。
ストーブや電気ケトルなどによるやけど
冬場に帰省する場合は、ストーブに触って子どもがやけどをする事故が起こることが多いようです。ストーブを見慣れていないと触ると熱いということが分からないので、子どもが好奇心から触ってしまうことがありますよ。また、やけどの原因となる電気ケトルの事故も多く発生しています。
ストーブや電気ケトルはかなり高温になっているため、少し触っただけでもやけどする危険があります。実家でストーブや電気ケトルを使用しているときは、子どもを近くで遊ばせないように注意しましょう。
タバコや電池などの危険な物の誤飲
リビングなどでタバコを吸っていると、テーブルの上に灰皿やタバコを置いていることがありますよね。テーブルが低いと子どもの手が届きます。子どもがタバコに興味を持ち、誤って口に入れてしまうと大変ですよ。
タバコを吸う方がいる家庭では、子どもの手の届かないところに置くように徹底することが重要ですよ。また、電池などの小さなものが床に落ちていたり、子どもの手の届くところに置いていたりすることがあります。誤飲事故はとても危険なので、危ないものが落ちていないか確認しましょう。
実家での怪我や事故から子どもを守る対策
ゲートやガードで転倒による怪我を防止
階段や玄関先など、転落や転倒する危険性があるところにはゲートやガードを置いて、子どもが怪我をしないように工夫しましょう。ゲートやガードを置いていると「勝手に階段を上っていた」ということもないので、帰省中も安心してママはゆっくり過ごせそうですね。
先輩ママの話では、子どもがハイハイをするようになった頃から実家でもベビーゲートを活用していたそうです。実家は古い家で、階段が急だったり、玄関先の段差が高かったりして危ないと感じていたといいます。早くからベビーゲートを置くことがおすすめだそうですよ。
安全柵などで熱源に近づけないようにしよう
家では子どもが熱源に近づかないように対策をしていても、実家では安全対策をしていないところが多いですよね。実家に長く滞在する場合は、子どもから目を離す時間が少しでもできる可能性があるので、熱源の周りには安全柵などでガードしましょう。
たとえば、冬場の場合は石油ストーブやガスストーブの周りには安全柵が必要です。ほかにもキッチンのガスコンロやポット周りなど、熱源に子どもが近づけないように工夫しましょう。
危険なものは見せない触れさせない!
大人しかいない実家では、子どもが触ると危険なものが手の届くところにある場合も。危険なものは子どもの目の届かないところに置き、間違って触ることがないように注意しましょう。
友人の話では、実家の父がタバコを吸うそうですが、帰省中はベランダでタバコを吸うようにお願いしているといいます。タバコを吸っている姿を見せてしまうと、子どもは「じいじは何を食べているの?」と興味を持つ可能性があるので気をつけていると話してくれました。
思わぬ怪我や事故のための準備と注意点
帰省先の小児科や救急病院を調べておこう
怪我や事故は急に起こるものなので、小児科や救急病院などを知らないとあわてて探すことになり、時間が無駄になってしまいますよね。あらかじめ調べておくと、実家からどのくらいで病院に行けるか検討がつくので安心です。
子どもは環境の変化に敏感なので、帰省中に体調不良になることがあります。熱をだしたり病気になったりすることもあるので、怪我や事故以外にも、子どもの体調不良で病院を活用するときのために、実家から行きやすい病院を必ず調べておきましょう。