ママの寝不足いったいいつまで?ママの睡眠時間を確保するコツ
家族が増え、楽しい育児生活が待ち構えているかと思いきや、実際は寝不足の毎日に心身ともに疲れて楽しむ余裕がない…というママもいるかもしれません。しかし、ママの寝不足も、いつかは必ず終わります。ここでは、ママの寝不足の対処法を紹介します。寝不足ともうまく付き合って、楽しく育児に向き合えるとよいですね。
授乳期ママの寝不足はいつまで続くの?
ママの寝不足は魔の3週目から
これは、「魔の3週目」といわれ、赤ちゃんの脳の発達にともなってお腹の中と外の環境の違いに気づき、気持ちが不安定になる時期といわれています。赤ちゃんが急に泣くようになり、どこか体調が悪いのかと心配してしまうママもいますが、心の成長にともなうものなので、心配はいりません。
この時期は、産後まもなく、ママも心身ともに疲れている時期です。そのため、この時期の寝不足はママへの負担も大きいので、パパや家族に頼りながら無理をせずに乗り切りたいですね。
赤ちゃんがまとまった睡眠をとらない理由
赤ちゃんの睡眠の特徴として、眠りの浅いレム睡眠の時間が長く、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルも短いといわれています。そのため、トータルの睡眠時間は長いものの、細切れの睡眠になりがちです。赤ちゃんが寝ている間にお昼寝ができると思っていたら、まとまって寝る時間がないためにママも休む暇がなく、寝不足に悩まされることになってしまいます。
もちろん細切れ睡眠はいつまでも続くわけではありません。規則正しい生活を続け、月齢を重ねるうちに少しずつまとまって寝ることができるようになりますよ。
卒乳や断乳でまとめ寝のチャンス到来
断乳や卒乳をすることで、離乳食を今まで以上に食べるようになったり、夜にまとまって寝るようになったりすることがあります。寝不足に悩むママは、夜間断乳を検討してみるとよいかもしれません。
最初は、夜におっぱいを求めて泣く赤ちゃんの対応が大変かもしれませんが、水を飲ませたり、抱っこをしたりすることでおっぱいがなくても寝られるようになってきます。夜間断乳を機に、夜どおし寝るようになったという赤ちゃんも多いので、夜間の頻回授乳に悩むママは試してみてください。
時期別寝ない赤ちゃんへの対処法
新生児期は赤ちゃんを安心させてみる
例えば、お腹の中で丸まって過ごしていた赤ちゃんは、手足を開いて寝るよりも丸まって寝る方がより安心できるといわれています。おくるみなどで赤ちゃんを包んであげると安心して寝てくれるかもしれません。
ほかにも、赤ちゃんが寝る音楽をスマホで流してみたり、お腹の中の音に似ているといわれているビニールのカサカサ音を聞かせてあげたりしてもよいですね。この時期、母乳は欲しがるだけあげてよいので、泣いたらおっぱいを吸わせてあげることは、空腹の解消だけでなく、安心させてあげるという点でも効果的です。
夜泣き期はママも短いお昼寝でイライラ解消
夜泣きの原因ははっきりとはしていませんが、脳の成長にともなうものといわれています。成長の過程とはいえ、夜泣きに付き合うママは大変ですよね。しかし、夜泣きもいつかは終わる時期がきます。
ママが寝不足でイライラしていると、それが子どもにも伝わってしまうかもしれません。この時期は仕方ないと割り切って、昼間に子どもがご機嫌で遊んでいるときに最低限の家事を済ませ、お昼寝のタイミングで一緒に寝てしまうことで寝不足解消を目指しましょう。
みんなつらかった。先輩ママたちの経験談
しかし、寝不足に悩むママはたくさんいます。「寝不足で辛いのに、パパが起きてくれない…」「赤ちゃんが寝ないのは私の育て方が悪いのではないか…」とママはたくさん悩みながら育児に向き合っているんですよ。
そして多くのママが経験談として語るのが、「寝不足の日々も長くても最初の数年で、いつかは終わる日がくる。今はなんとか昼寝をするなどして乗り切るしかない」ということです。
ママの睡眠時間を確保するために
赤ちゃんの生活リズムを整えてみよう
朝は部屋を明るくして、太陽の光を感じさせ、日中はある程度の生活音の中で過ごします。夜には部屋を暗くして、静かな環境で過ごすようにします。これを繰り返すことで、少しずつ赤ちゃんの生活リズムが整ってきます。
生後6カ月頃からは、お昼寝の時間や授乳・離乳食の時間もなるべく同じ時間にして、より規則正しい生活のリズムを作ってあげましょう。昼寝は長くしすぎない、夕方は寝かせない、といった睡眠のリズム作りも大切です。