年子で下の子が早生まれだと同学年も!年子の学年差や育児について
年子と聞くと、どんな年齢差のきょうだいを思い浮かべますか?一般的には1学年差のきょうだいを年子と呼ぶ傾向がありますが、実は同学年や2学年差のケースもあるのです。今回は年子と学年差についての関係、また年子育児のメリットやデメリットなどについてご紹介します。
年子の早生まれを生みたいと思ったら
早生まれとはいつ生まれたことをいうの?
計画的に希望する学年差の年子を産むには、妊娠や出産のタイミングが大切です。そのためにもまず「早生まれ」について正確に知っておきましょう。
実は早生まれの期間は誤解されることが多く、正確に知っている人は意外と少ないようです。早生まれと呼ぶ期間は1月1日から4月1日です。
なぜ3月31日までではないのでしょうか。実は「学校教育法」では、4月1日と4月2日が学年の分かれ目と定められています。また「年齢計算に関する法律」では「誕生日の前日に年をとる」とあり、これらの理由から4月1日までとされているようです。
計画的に年子を出産したいときのタイミング
例えば4月を子どもの誕生月にしたいなら、7〜8月に妊娠します。ほかの月では、以下のタイミングになります。
誕生月:妊娠月
4月:7~8月
5月:8~9月
6月:9~10月
7月:10~11月
8月:11~12月
9月:12~1月
10月:1~2月
11月:2~3月
12月:3~4月
1月:4~5月
2月:5~6月
3月:6~7月
一方、あるアンケートで計画的な妊娠を実践した夫婦は11.2%で、さらに希望した月に出産できたママは44.6%という結果でした。また希望どおりの妊娠をするには、基礎体温を記録して排卵日を予測するなど大変な一面もあるようです。
出産後は生理前でも妊娠することがある
実は生理が再開していなくてもママによっては産後の排卵が始まるため、そのときに性行為をすれば妊娠する可能性があります。また排卵の再開時期は人それぞれで、予測がつきにくいのです。
母乳育児の場合も同様に、母乳をあげている間は妊娠しないと思われがちですが、排卵が再開していれば妊娠する可能性は十分にあります。
あるママは生理が再開していないため避妊しなかったところ「思っていなかったタイミングで妊娠してしまい、希望していた学年差にならなかった」そうです。油断せず避妊することをおすすめします。
早生まれがいる年子の学年差の違い
1学年差を年子と表現することもある
1学年差を年子と表現するのは、幼稚園や小学校に入ると「西暦何年に生まれたか」ではなく「何年度に生まれたか」で区切ることが一般的になるためだと考えられます。1学年差のきょうだいを希望するなら、上の子が生まれて半年後から1歳の誕生日を迎える前までに妊娠すれば可能性が高くなります。
ただ1学年差であっても、上の子が4月に生まれ下の子が次の学年の1月以降に生まれると年子とはいわない、という考え方もあります。これは生まれた「年」で考えるケースで、生まれた年が2年差になるためです。
下の子が早生まれだと同学年年子も
そもそも、妊娠期間は実質10カ月弱で1年間ではありません。出産後早い時期に次の子どもを妊娠して、1年以内にまた出産することもありえます。例えば4月に出産して1~2カ月以内に次の子どもを妊娠すれば、同学年の年子を出産することは可能なのです。
また4月に出産をしたママが半年後に妊娠をして、1学年差の子どもが生まれる予定だったけれど、早産のため翌年の3月に出産せざるを得なかったケースでも、同学年の年子になります。
下の子の出産時期によっては2学年差
このケースは、上の子が早生まれであることが条件になります。上の子が生まれた翌年の4月2日から12月31日に下の子どもが生まれたら「年子で2学年差」になるのです。
一方同じ2学年差でも、上も下も早生まれなら「2歳違いで2学年差」になります。また上の子が早生まれで下の子も翌年の早生まれなら「年子で1学年差」になります。
このように同じ年子でも学年差に違いがあります。パパと家族計画を立てるとき、ご紹介した誕生月と妊娠月の関係をもとに、何学年差を希望するか考えてみてください。
年子育児のメリットとデメリット
歳が近いので子ども同士が仲良く成長
まずはメリットです。年子は子ども同士の年齢差があまりないため、遊び方に違いが出にくいです。同じ遊びで楽しく仲良く遊ぶことができます。とくに同性同士であればある程度大きくなっても共通の話題が多く、友だちのように成長することが多いです。
ママにとっては出産が軽くなりやすいというメリットがあります。身体がまだ妊娠モードに近いため、辛く感じることが少ないようです。
仕事をしているママは、1人目の育休を終えて一度職場に戻ることなく2人目の産休に入ることができます。まとめて休むことで「精神的な負担が少なくなる」と感じるママは多いですよ。