嫌がる子どもに無理やりはNG!予防接種の苦手意識の克服法
予防接種は痛くて怖い、そんな嫌な行為ですよね。大人であっても苦手意識がある人も多いので、子どもからするとさらに恐怖に感じるものなのではないでしょうか。しかし、だからといって予防接種を受けない訳にはいきません。予防接種を嫌がる子どもに頑張ってもらう克服法をまとめてみました。
なぜ嫌がるのか?それは怖くて痛いから
もちろん泣いてしまうのは当たり前
注射が嫌いで泣いてしまうのは当たり前のこと。体に針を刺して薬液を入れるのですから、痛くないわけがありませんよね。
あまりの痛さと恐怖に大泣きして暴れることもあるでしょう。注射のせいで機嫌が悪くなってしまい帰宅後もいつまでもグズグズになる可能性もあります。
しかし、子どもにとっては予防接種は人生最大のピンチ状態です。ママは子どもをフォローすることが大変ですが、温かく見守ってあげてくださいね。
注射は痛くないと嘘はやめよう
なかには、注射が本当に痛くなかったと感じる子どももいるかもしれませんが、ほとんどの場合痛いと感じ泣いてしまいますので、痛くないから大丈夫と話すのは子どもにとってママが嘘をついたということになります。
注射は痛くないと嘘をつくと、子どもはそれ以降の注射の際にもその嘘をしっかりと覚えていて身構えてしまう恐れがあります。注射以外の治療に対しても強い恐怖感を抱いてしまうきっかけになりかねませんので、嘘をつくのは避けて違う言い回しで注射について説明してあげられるとよいですね。
何日か前から心構えをつけさせてあげよう
しかし、だからといって直前まで何も伝えずにいると今後、注射以外で病院に行くときにも極度に嫌がってしまう恐れがあります。ですから、何日か前から注射をするということを伝えて心構えをつけさせてあげることも大切です。
実際に注射を打つまでのイメージトレーニングをしてみたり、お医者さんごっこをしたりすることで気持ちを楽にさせてあげることができるかもしれません。子どもにとって注射は恐怖でしかありませんが、心の準備があるとないとでは全然違いますからね。
予防接種を受けることは伝えない方がよい?
嘘をついて連れていくのはNG
先ほどもお話ししたように、ここでママが子どもに決していってはいけない言葉。それは「注射は痛くないから大丈夫!」です。注射は痛いことがほとんどなので痛くないと伝えることは嘘になってしまいますよね。
「注射を打ちに病院に行くけれど、すぐに終わってしまうから大丈夫。あなたなら頑張れるよ」こう伝えてあげられるとよいですね。
伝えないと騙されたと感じてしまうかも
別の日に注射の必要がないただの診察に行く場合にも、子どもはまた騙されて注射を打つのではないかと警戒するようになります。そして、今日はポンポンするだけだよ、薬をもらうだけだよと伝えても、それを信じることができず、暴れてしまう…ということになりかねません。
注射を打つときのみならず、普段病院に行くときにも何のために病院に行くのかを伝えるようにすると騙されたという印象を与えないようにできるかもしれませんね。
子どもにも予防接種の必要性を説明しよう
予防接種を打つことで、いろいろな病気に対する免疫が高まり、病気自体を予防する効果が得られます。もし病気にかかったとしても予防接種を打ったおかげで症状が重症化せず、症状が軽い状態で治癒することも期待できます。
なぜ痛い思いをしてまで予防接種を打つ必要性があるのか?この理由を子どもにしっかりと説明してあげることで予防接種の大切さを実感することができるでしょう。ママも子どものころは痛くて泣いてしまったけれど、頑張って打ったよと話をしてあげるのもよいですね。
きちんとできたらご褒美の約束もOK
事前にご褒美の話をしておくのもよい
ハードルの高い壁を乗り越えた先にご褒美があると思うと不思議に頑張ろうという気持ちになるものです。子どもにとって予防接種が高いハードルそのものだといえます。
注射は子どもにとって怖い行為ではありますが、一瞬チクッとするのを我慢できたらご褒美があるからねと事前に話をしておくことで子どものモチベーションアップにもつながります。子どもと一緒にご褒美を考えることで注射に対する恐怖を軽減することも期待できますよ。