タクシーのチャイルドシートは免除!理由や乗車中の注意点について
事故から子どもを守るためにできること
チャイルドシートつきのタクシーを予約する
たとえば、停車中に時速40kmで追突された場合、体には体重の30倍以上の力が掛かるといわれています。体重10kgの赤ちゃんが一瞬で300kgになって前に向かって飛んでいくということですので、抱き止めるのは困難です。
このような背景から、近年はチャイルドシートつきのタクシーサービスも登場しています。
ただし、会社によってはサービスを行っていないことがあるので、利用を希望するときはあらかじめ確認しておきましょう。また、利用するときは事前予約や申請が必要なので注意してくださいね。
チャイルドシートが持ち込みOKの場合も
持ち込みに対応しているかどうかは会社によって異なります。また、対応している会社であっても車種によっては取りつけできないシートもあるので注意が必要です。
チャイルドシートの固定方法が「シートベルト式」の場合は、取りつけできる車種がほとんどのようです。しかし、コネクターを差し込んで取りつける「ISOFIX型」の場合は、対応していない車種があるため調べておくとよいですよ。
また、持ち込みを希望するときは事前に問い合わせて確認しましょう。チャイルドシートに対応している車種を伝えて、配車してもらえるよう頼むとスムーズですよ。
新生児ならベビーシートが安全で便利
ベビーシートはキャリーやシートのほか、家の中ではバウンサーとして使うことができます。さらに、専用のベースと組み合わせてベビーカーになるタイプであれば、お出かけのときに幅広く活用することが可能です。
車載用ベースは、取りつけや取り外しが簡単なのでレンタカーなどを利用するときも便利ですね。
本体の重量は商品によって異なりますが、4kg程度までとなっています。ですから、ママでも楽に持ち運びできます。1歳ごろまで対応できるものが多いようですよ。
子連れのタクシー利用を想定して準備しよう
チャイルドシートのレンタルも一つの方法
しかし、いざ子どもとタクシーで移動するとなったとき、チャイルドシートがないと不安というママは少なくありません。そのような場合は、チャイルドシートをレンタルすることも一つの方法ですよ。
レンタルのメリットとして、子どもの体型に合わせて乳児用や幼児用などを選べるという点があります。そのときの子どもに合ったチャイルドシートを利用できるので、タクシーでも快適に過ごせるでしょう。
また、レンタカーや友人の車に乗車する際はチャイルドシートが必要なので、レンタルしておくと便利ですよ。
子どもと乗車する際は座る位置が大切
また、タクシーでは子どもが座る位置が大切です。シートベルトを締めたママの膝の上に子どもが座るという方法が安全と思われがちですが、万が一、衝突事故に遭った際に、子どもが前方に飛び出してしまい、危険だといわれています。
タクシーでチャイルドシートを使用せずに子どもが1人で座る際は、運転席の真後ろに座るとよいそうです。カーブを曲がったり車が揺れたりして、怪我をしないようにママが隣りに座ってサポートしましょう。
安全な経路や時間帯などを選ぼう
たとえば、車道の整備がされておらずデコボコした道や、カーブが多い道路などがあります。チャイルドシートを使用できるタクシーだと安心感がありますが、車が揺れてバランスが取りにくく、怪我をしたり酔ったりすることが心配なママもいるでしょう。
また、交通量が多い時間帯だと渋滞しやすく、その分タクシーの中で過ごす時間が長くなります。子どもが飽きてしまう可能性がありますから、目的地へスムーズにたどり着ける時間帯などを選ぶようにしましょう。
タクシーの運転手と経路について相談してみるとよいですよ。
まとめ
近年、チャイルドシートつきのタクシーサービスを行っている会社があるほか、持ち込みできるケースもありますので、タクシーを利用する予定がある場合は事前に確認しておくとよいでしょう。
また、チャイルドシートがない場合は、シートベルトをつけた大人が抱っこ紐を使って、正しい方法で子どもを抱き、万が一に備えて安全に乗るようにしましょう。