夜に快適な睡眠温度とは?夜の室内環境の整え方と気づかいポイント
快適な睡眠温度を保つ気づかいポイント
温湿度計を設置して快適な温湿度を保つ
温湿度計にはさまざまな商品がありますが一目で確認しやすいデジタルタイプがおすすめです。バックライト付きだと部屋の電気を付けなくても数値が読めるため、子どもを起こしてしまう心配もありません。
顔のアイコンやマーク、色の変化などで熱中症危険度や食中毒危険度を知らせてくれるタイプもあります。文字が読めない子どもでも部屋の環境を知ることができますね。
テーブルなどに置ける置き型、壁などにかけておける壁掛け型、冷蔵庫などに貼っておけるマグネット型などがあります。置き型と壁掛け型の兼用タイプだと子どもの成長やライスタイルに合わせて置き場所を変えられて便利です。
エアコンの風を子どもに直接当てないように
体が小さく体温調節機能が未熟な乳幼児は外気温の影響を受けやすく、冷房の風が直接当たると体がすぐに冷えてしまいます。大人に比べて低体温症を起こしやすく、命に関わる危険性もあります。
また、肌や喉を乾燥させる可能性がある暖房の風にも直接当たらないよう注意してください。肌の乾燥はアトピーや肌トラブルを悪化させ、喉の乾燥は風邪やインフルエンザなどの感染リスクを高めてしまいます。
エアコンを使うときは風が子どもに直接当たらないよう、風向きを調節しましょう。また、赤ちゃんの寝かせる位置を変えたり、蚊帳などで風を和らげたりしてもよいですね。
気候に合わせ寝具やパジャマを調節する
夏は気温も湿度も高いため、寝具は通気性と吸湿性がよい綿素材のガーゼケットやタオルケットが最適です。パジャマは綿でできた薄手のパジャマであれば汗かきな子どもでも安心ですね。
エアコンや扇風機で室温調節をするときは寝冷えを防ぐために長袖がおすすめです。お腹が冷えると体調を崩してしまいますので風通しのよい腹巻が付いているとよいですね。
冬は重い布団や厚い布団を使うと寝苦しくなるほか、赤ちゃんは窒息する危険性があります。軽くて薄い布団にタオルケットを重ね掛けし、長袖シャツとパジャマの重ね着やスリーパーなどで調節するとよいでしょう。
まとめ
なかでも、脳が発達する乳幼児期は長い睡眠時間と質の高い睡眠が必要となります。また、体の成長をうながす「成長ホルモン」も睡眠中に分泌されるため、しっかり睡眠を取ることで身長が伸びやすくなりますよ。
温湿度計やエアコン、扇風機などを活用した室内温度調節と、気候に合わせた寝具選びで、最適な睡眠環境を作ることができるとよいですね。