生後2カ月の寝ぐずりがひどい!寝ぐずりの原因とおすすめの対処法
赤ちゃんを寝かしつけているのに泣いたりぐずったりしてなかなか寝てくれない、という経験があるママは多いのではないでしょうか。ただでさえ夜間の授乳やおむつ替えがまだある時期なので、思うように寝てくれないとママも大変ですよね。この記事では、赤ちゃんの寝ぐずりの原因やおすすめの対処法をご紹介します。
赤ちゃんの寝ぐずりの原因とその時期とは
早い子は生後1~2カ月で寝ぐずりを始める
そもそも、赤ちゃんの寝ぐずりとは、眠たくていつ眠ってしまってもよい状態のはずなのに、なかなか寝つけずにぐずってしまうことをいいます。
新生児期の赤ちゃんは、まだ昼夜の区別がついていないため、1日を通して寝たり起きたりを繰り返します。生後2~3カ月になると、だんだん昼夜の区別がつくようになり、夜は寝る時間だと認識するようになります。しかし、うまく生活リズムが整わなかったり、体内時計が狂ってしまったりすると、寝ぐずりを起こすのです。
寝ぐずりは、生後1~2カ月ごろから始まり、1歳ごろには終わることが多いようです。
寝ぐずりの原因は体の不快感や空腹、甘え
まず一つ目の不快感についてですが、赤ちゃんは泣くことによって自分の意思表示をします。おむつが濡れている、体にかゆいところがある、暑い・寒い、といったことを訴えているのかもしれません。
二つ目の空腹については、赤ちゃんがお腹を空かせているため眠れないことがあります。おっぱいやミルクを飲ませてお腹がいっぱいになれば、眠ってくれることがありますよ。
三つ目の甘えについては、赤ちゃん自身はまだ眠たくなくて、パパやママに構って欲しくて泣いているのかもしれませんね。
寝ぐずりには赤ちゃんの個性が表れる
寝つきはよいのに、寝起きにぐずぐずしてしまうタイプの赤ちゃんは、寝起きから5~10分経つと機嫌が戻ることが多いのではないでしょうか。そんな場合は、割り切ってご機嫌が戻るまで待ちましょう。
抱っこしてもおっぱいを飲ませても、ぐずってなかなか寝てくれない赤ちゃんの場合は、泣くことが入眠儀式になっていることがあります。ママは少し大変ですが、お腹が満たされていておむつが清潔であることを確認したら、赤ちゃんが眠るまで抱っこや添い寝で付き合いましょう。
ひどい寝ぐずりにはおしゃぶりを試してみて
おしゃぶりは赤ちゃんのストレスを和らげる
おしゃぶりは吸うという行為を通じて赤ちゃんの口に刺激を与え、リラックスを促すホルモンを分泌させます。生まれた直後は必要ありませんが、生後2~4カ月ごろに使うママが多いようです。また、生後~18カ月ごろまでに口元の刺激を満足させることは、精神の発達によい効果があるそうですよ。
初めは赤ちゃんも戸惑うかもしれませんが、慣れてくると自分を安定させる物だと気づきます。寝つきがスムーズになれば、赤ちゃんは睡眠時間を確保できてご機嫌でいられるし、ママやパパが寝かしつけをする負担も減るので、上手に活用してくださいね。
赤ちゃんとママが使いやすいものを選んで
新生児用は、生まれてすぐの口でもくわえることができるように小さく作られていて、生後3~6カ月ころに使えるものは、あごや吸う力の発達に合わせたものが多いです。
また、おしゃぶりは主にシリコーン製や天然ゴム製のものが多く販売されています。シリコーン製のおしゃぶりは、安くて種類も豊富です。洗いやすくて劣化もしにくいため、長く使うことができますよ。
天然ゴム製のおしゃぶりは、柔らかく赤ちゃんの口に馴染みやすい反面、熱に弱いため、消毒の仕方に注意が必要です。赤ちゃんとママが使いやすいものを選んでくださいね。
生後6カ月以降は使用回数を減らしていく
日本小児歯科学会は、おしゃぶりをすることで出っ歯や噛み合わせに影響が出るため、2歳までに卒業することを推奨しています。
また生後5カ月前後になると、赤ちゃんは身の回りのものを口に入れて味や形、感触を学んでいきます。この時期におしゃぶりを使っていると、このような機会が失われてしまうことがあるのです。
赤ちゃんの成長の機会を奪わないようにするためにも、少しずつおしゃぶりを使わないことに慣れる練習をしてみてくださいね。
生活リズムを整えて寝ぐずりに向き合おう
昼夜の区別がつくように過ごすことが大切
まずは、朝になったらカーテンを開けて日光を取り入れ、夜になったら決まった時間に電気を消し静かにする、ということから始めるとよいですよ。お風呂も赤ちゃんに刺激を与えてしまうので、なるべく毎日同じ時間に入れるとよいでしょう。
眠気を起こすメラトニンというホルモンは日光を浴びると分泌され、夜間の母乳にも多く含まれています。日中に日光浴や外気浴をしたり、夜間に授乳をしたりすることも、赤ちゃんの体内時計を整えることに役立ちますよ。