子どもと七夕を楽しもう!由来や七夕パーティーメニューまで
七夕というと最初に思い出されるのは、笹に願いごとを書いた短冊をつるしたり、折り紙などで作ったものを飾ったりすることではないでしょうか?次に思いつくのは、織姫と彦星が年に1度だけ出会える日ということではないでしょうか。これ以外にも七夕の由来などが分かると、子どもと一緒に楽しめそうですね。
七夕って何?子どもと一緒に調べてみよう
七夕はなぜ「たなばた」なのか
1.日本の「棚機津女伝説」。水辺の小屋にこもり、穢れを知らぬ乙女が神聖な布を織り、神に捧げる習慣がありました。この乙女のことを棚機津女(たなばたつめ)と呼びました。棚は神棚、機は機織りのことです。この棚機(たなばた)と中国の七夕(しちせき)の節句が融合し、七夕を「たなばた」と呼ぶようになったという説です。
2.「古事記」と「日本書紀」に神聖な布を織る「天の服織女」「天服機女」(あまのはたおりめ)が出てきます。これらは神聖な布を織る場面こそ合っていますが、読みが違います。これ以外には、日本書紀の「弟織女(おとたなばた)」があり、これらを合わせることで、できたのではないかという説があります。
物語で知る七夕の由来
その後、2人は結婚しましたが、毎日遊び暮らすようになりました。織女が布を織らなくなったせいで、神様の着物がなくなります。牽牛が仕事をしないせいで牛が飢え、病気になりました。
怒った天帝は、2人を天の川の両岸に引き離すことにしました。辛くて泣き暮らす2人は、またしても仕事をしなくなりました。それを見た天帝は、毎日真面目に働くなら、1年に一度だけ会うのを許すことにしたのです。
天の川と星を見てみよう
「天の川」は、銀河系または、天の川銀河と呼ばれるところにあります。天の川銀河は、地球を含む太陽系が所属している銀河です。それでは、どうしてあのように川のように見えるのでしょうか?
太陽系は、天の川銀河の端の方にあります。一方、私たちが見ている天の川は、天の川銀河の真ん中、星がたくさん集まっているところを見ています。そのため、あのように星が密集して美しく見えるのです。
実は、天の川は夏だけでなく、冬にも存在します。しかし、冬は中心ではなく、端の方を見ることになるため、密集度が薄い天の川になり、夏ほど美しくは見えないのです。
七夕飾りを子どもと一緒に作ろう
七夕飾りにはどんな意味があるの?
まず笹ですが、邪気から守るという意味があります。「ちょうちん」は、心を明るく照らしてくれますように、「星飾り」は、星に願いが届きますように、「輪つなぎ」は、夢がつながりますようにという意味です。
折り紙で作る「網飾り」は、大漁への願い、ネットのような形の「屑籠」は、倹約と整理整頓の心を表します。また、「菱飾り」は、天の川をイメージしています。「折り鶴」は、家族の健康、長寿、家内安全を願います。
また、短冊の色にも意味があります。青か緑・黄・赤・白・黒か紫の5色となっており、これは陰陽五行説に由来しており、本来は願いごとにより色が分かれます。
簡単に作る七夕飾り3選
はさみが使える年齢なら折り紙を2度、半分に折り両側からはさみで交互に切り込みを入れていく「天の川」はいかがでしょうか?あらかじめママが切る部分に線を引いておけば、きっと上手にできますよ。ほかにも3回折るバージョンもあります。
次は、「ちょうちん」です。これも折って切って、筒状にするだけです。ただ、最初に切ってはいけない部分をママが折ったり、指示したりするのをお忘れなく。最後の筒状が難しければ、ママが手伝ってくださいね。
「輪つなぎ」は、はさみが使えない小さい子どもでも、のりで輪っかをつなぐようにペタペタ貼ればできあがりますよ。
短冊に書こう!願いごとの書き方
黒・紫は、学業に関すること「字が上手になりますように」などを書きます。赤は、先祖や両親への感謝「パパとママが長生きしますように」などです。黄は、人間関係に関すること「友だちがたくさんできますように」などを書きます。
青・緑は、人間力を高める、成長に関することを書きます。「泣き虫がなおりますように」などです。白は、決まりごとを守る願いごと「寝坊しませんように」などを書いてみましょう。
しかし、子どもは好きな色に書きたがりますから、必ずしも色にとらわれず楽しく書きましょう。
子どもと七夕飾りや願い事の短冊作り!意味や由来を知り楽しもう - teniteo[テニテオ]
七夕の時期になると、短冊に願い事をかいたり、折り紙で飾りを作ったりして、子どもと七夕飾りを作るのは楽しいですよね。でも、七夕飾りをしながら「どうして七夕飾りするの?」ときかれて困ったことはありませんか?七夕飾りの意味や由来を知って、子どもと一緒に楽しみましょう。