子どもと一緒にパン作り!最低限準備しておきたい道具と材料
パン作りというとなんだか難しそうなイメージがありますが、コツさえつかめば意外と簡単です。粘土遊びのような感覚で生地をこねたり形を作ったり、子どもの食育にも最適ですよ。今回はパン作りにチャレンジするために最低限準備しておきたい道具と材料を紹介します。
パン作りの工程で必要なものリスト
パン作りの生地を作る際に使う道具
【生地作りに必要な道具】
・スケール(電子はかり)
・計量スプーン
・計量カップ
・ボウル
・ゴムベラ
普段の料理でも使う道具がほとんどなので、新たに買い足さなくてはならない道具はスケールくらいではないでしょうか。お菓子作りをしているママなら、全部持っている道具かも知れませんね。
スケールには最少計測単位が1gのものもありますが、パン作りの場合0.1g単位で測れるスケールが適しています。必要な最大測定量はパンを作る量によって違いますが、3kg程度あれば問題ありません。
パン作りの成形時に使う道具
【生地をこねる道具】
・ペストリーボード(生地こね台)
・スケッパーカード
・めん棒
【発酵につかう道具】
・温度計
【成形に使う道具】
・作りたいパンに応じた焼き型
ペストリーボードはまな板でも代用できますが、肉や魚を切ったまな板でパンをこねるのは抵抗がありますよね。重みがあって安定感があり、水洗いができるペストリーボードは衛生的でパンをこねるのに最適です。
温度計は発酵の方法によっては必要ありません。また、食パンなどは焼き型を使用しますが、シンプルな丸パンなどはめん棒やスケッパーカードで成形できます。
パン作りの焼成のときに使う道具
【パンの焼成に必要な道具】
・天板
・オーブンシート
・ケーキクーラー
オーブンは温度が素早く上がるハイパワーオーブンがおすすめです。また、1回でたくさんのパンを焼きたいなら2段タイプ、ムラなく均等に焼きたいなら熱風タイプ、フランスパンなどハード系のパンを焼きたいならスチームオーブンが適していますよ。
また、市販されているオーブンシートは使い捨てタイプが主流ですが、繰り返し使えるタイプも販売されています。好みに合わせて選んでくださいね。
ケーキクーラーは焼いたパンを冷ますときに使用します。パンに水滴がついたり、焼き縮んだりすることを防ぎます。
パンを作る際に必要となる材料は?
パンを作るための主材料
【パンの主材料】
・小麦粉
・イースト(パン酵母)
・塩
・水
小麦粉には薄力粉、中力粉、強力粉、超強力粉の種類がありますが、パン作りに使用するのは強力粉や超強力粉です。薄力粉や中力粉でもパンを作ることはできますが、グルテンの元となるタンパク質が少ないため硬い食感のパンになります。
ただし、フランスパンなどのハード系のパンを作るときは薄力粉と強力粉を混ぜたり、中力粉を使用したりします。グルテンが多いほど柔らかくてもっちりした食感になると覚えておくとよいでしょう。
パン作りに慣れたら小麦粉の配合を変えて、いろいろな食感のパン作りにチャレンジしてもよいですね。
パンを作るための副材料
【パンの副材料】
・油脂
・卵
・牛乳
・砂糖
油脂を使うと生地にボリュームが出てしっとりと仕上がります。バターを使用すると風味や香りがよくなりますが、オリーブオイルでヘルシーに仕上げるママもいますよ。
牛乳は風味や香りを加えるほか、焼き色をよくする効果があります。牛乳ではなく生クリームや余った粉ミルクを使ってもよいですね。
砂糖は生地に甘みを加えるだけでなく、イーストの働きを活性化させる効果があります。砂糖を加えるときはイーストの隣に置いてから混ぜるとうまく発酵させることができます。
リーン系とリッチ系の違いについて
リーン系のパンは少量の油脂や砂糖を含むこともありますが、基本的に「小麦粉」「イースト」「塩」「水」のみで作られています。牛乳や卵にアレルギーを持っている子どもも、リーン系のパンなら安心して食べることができますね。
リッチ系のパンは副材料の「油脂」「卵」「牛乳」「砂糖」を含んだパンです。ふっくらと柔らかく甘みがあり、総菜パンや菓子パン、テーブルロールなどの食事パンはリッチ系で作られています。
小麦の風味をしっかり味わいたいときはリーン系のパンがおすすめですが、子どもは柔らかい食感や香ばしさを楽しめるリッチ系の方を好むことが多いようです。