幼稚園で怪我をしてしまったら?適切な対応法や万が一の備えとは
子どもには怪我はつきものですが、幼稚園での怪我はママが見ていない分、気になりますよね。どのような状況で怪我をしたのか、誰かに怪我をさせていないか、など心配なことはたくさんあります。幼稚園で怪我をしたときの適切な対応法や、いざというときの備えはどのようなことをしておけばよいのかなどをご紹介します。
幼稚園から怪我をしたとの連絡がきたら
なによりも状況確認をしっかりする
怪我をしたときの話をしてもらう際は、どのような状況だったか詳細まできちんと聞きましょう。正確な状況を把握することで、同じような怪我をしないよう対策をとることもできます。
また、相手がいるようであれば相手の怪我の状態もきちんと聞いておきましょう。相手にどのような対応をするかは状況次第で変わってきますから、状況確認をしっかりすることが大切なのです。
先生に話を聞いてから、我が子にも話を聞いてみましょう。子どもの気持ちを理解しておくことも大事ですね。
加害者の親に伝わっているとは限らない
友だち同士のいざこざで怪我をした場合は、幼稚園によって対応が違うことが多いようです。双方の親子で話をすることもありますし、それぞれの親に相手の名前を伏せて状況のみを伝えることもあります。
加害者の親が知らん顔をしているとモヤモヤするかもしれませんが、先生から知らされていないということもあるのです。どうしても気になるのであれば、先生にモヤモヤした気持ちを伝えてみましょう。
治療費などの対応は幼稚園によって違う
一度実費を払ってから申請書をかいて治療費を払ってもらうなどの手間がかかる場合もあります。ほとんどの幼稚園で保険に加入しているでしょうから、保険で治療費を払ってくれる園が多いでしょう。
中には、お見舞金を加算してくれる保険もあるようですから、通園している幼稚園がどのような保険に加入し、治療費などはどう対応してくれるのかを確認してみましょう。相手がいる場合は怪我をさせた方が支払うという考えの幼稚園もあるようですから、怪我をした状況の把握は大事ですね。
怪我をさせてしまった!慌てず迅速に対応を
怪我の具合で謝り方も変わる
園によっては怪我をさせてしまった相手を教えてもらえないこともあります。病院に行くような怪我で心配な場合は、先生にお願いして相手の名前を教えてもらいましょう。
幼稚園にも謝罪する話をしておき、相手のママと子どもにきちんと謝罪をしましょう。こちらもママと子どもが一緒に謝る方が誠意が伝わります。
すぐに謝りに行けない場合は、ひとまず電話で謝罪をして改めて直接謝る方法もあります。かすり傷であれば、お迎えなど会えたときに謝るということでも大丈夫でしょう。誠意が伝わることが大切です。
謝るときは誠意をもち「お互い様」は禁句
謝るときに言わない方がよい言い方に「子ども同士のことだからお互い様ですよね」があります。この言葉は「うちの子どもだけが悪いわけではないですよね。あなたの子どもも悪いのよ」という意味にとられてしまう可能性があるのです。
自分の子どもが申し訳ないことをしたこと、怪我が大丈夫なのか心配していること、もう同じことはしないことなどを伝えて誠意をもって謝りましょう。謝った相手に「お互い様ですから」と言われたらうれしいですが、謝る側は言ってはいけない言葉ですね。
我が子へのフォローも忘れずに
子どもなりの真実があるでしょうから、怪我をさせてしまった経緯を我が子にも聞きましょう。怒って聞いては本当のことを言わないこともあるかもしれませんから、ママは怒らずに冷静に話を聞くことが大事です。
子どもも友だちに怪我をさせてしまって動揺しているかもしれません。我が子へのフォローも忘れずに、二度と友だちに怪我をさせないようにするにはどうしたらよいかを一緒に考えるとよいですね。ママは味方でいてくれるという安心感は、子どもにとって大切です。
子どもの保険はもしものために備えるべき?
日本スポーツ振興センターの災害共済給付
子どもの怪我や病気などの治療費が5,000円以上かかった際に保険の対象になります。自己負担金にすると1,500円ですが、自治体によって医療費助成制度と併用できないなど条件は違います。
保険料をもらうためには、病院にて一旦はお金を払い、申請用紙を幼稚園からもらいます。医師に必要事項を記入してもらってから幼稚園に提出すると、幼稚園の方で日本スポーツ振興センターに書類を提出してくれ、2~3カ月後に保険料が支払われます。
申請は通院から2年以内と決まっていますので、忘れずに申請をしたいですね。