生後3カ月の赤ちゃんの特徴を知ろう!発育や遊び方とお世話ポイント
生後3カ月ころのお世話の注意点について
頭をぶつけないように気を付ける
赤ちゃんは見ても分かるように頭が大きく重いですから、頭をコントロールして動かすのは難しいですよね。頭蓋骨は多くの骨からできていて、生まれたばかりの赤ちゃんではまだしっかりと結合していません。前面の大泉門という場所は1歳ぐらいまでは結合がされていませんので、特にぶつけないように気を付けたい場所です。
頭は大切ですから、寝かせている場所の周辺に赤ちゃんの頭をぶつけるようなものがないようにしたいですね。
夕方に黄昏泣きをする赤ちゃんもいる
理由がなく泣くのですから、ママもどうしたらよいかわからないですよね。黄昏泣きは5カ月ごろになれば自然とおさまるといわれていますが、1歳頃まで続く赤ちゃんもいるようです。
黄昏泣きが始まるころはママも夕ご飯の支度や忙しい時間でしょうから、イライラするかもしれません。無理に泣きやませようとするとママが大変です。
黄昏泣きしている間は泣いていても仕方がないと思い、抱っこしたり音楽を聞かせたりテレビをみせたりして、気分をそちらにそらすとよいかもしれませんね。
体調変化を注意深く観察して受診の判断を
赤ちゃんがいつもと様子が違っていたら、授乳の量が少なくないか、おしっこが出ているか、下痢や嘔吐をしていないか、熱が出ていないかなどを確認してみましょう。発熱していたり、ぐったりしていたり、下痢や嘔吐をしていたりしたら、早めに受診をする方がよいですね。
けいれんをしたり、意識をなくしていたりする場合は救急車を呼んで少しでも早く受診する必要があります。
生後3カ月のイベント「お食い初め」とは
お食い初めはいつ誰と行うのか知ろう
お食い初めは生後100日目ごろに行うのが一般的です。地域によっては110日目や120日目のところもありますので、住んでいる地域に合わせるとよいですね。
お食い初めは、子どもが一生食べ物に困らないようにという願いをこめ、また歯が生えるほど成長したことを喜ぶ意味もこめて、赤ちゃんに初めて食べるマネをさせる儀式のことをいいます。自宅で家族と一緒にお祝いすることが多いでしょう。
最近では、お店でお食い初めができるところもありますから、パパとママで相談してどこで誰と一緒にするかを考えるとよいですね。形式にとらわれすぎない方がよいでしょう。
お食い初めの準備に必要な物を理解しよう
祝い箸は柳の白木で両端が細くなっている箸を利用することが伝統的だったようですが、最近では家庭にあるものを使用することも多いようです。
歯がための石は氏神様の境内の石を拾ってきたり、河原で拾ってきたり、お宮参りでいただいたりして用意をし、使い終わった後は元の場所に戻します。直径2~3cmの小石を2~3個用意すれば十分でしょう。石のように丈夫な歯になるようにという願いを込めて選びましょう。
地方によっては石のかわりにタコや餅を使うこともあるようですよ。
お食い初めのメニューは一汁三菜
魚にはお頭つきの魚を一匹姿焼きしたものを用意することが多く、鯛が多いようです。自宅で焼いてもよいですがスーパーでも事前に予約したら対応してくれますよ。
お吸い物は季節に合わせた具で十分ですからママが作ってみましょう。一口大に切った野菜を煮た煮物、香の物は何でも構いませんし、赤飯は買ってきてもよいですね。
しわになるまで長生きできるようにと梅干を追加することもあるようです。家族の年長者が用意した料理を祝箸で赤ちゃんの口元に持っていき、食べる真似をするお祝いなのです。
まとめ
授乳の間隔があき、まとまって眠ってくれるようになってママも少し楽になるでしょう。3カ月の赤ちゃんに適したおもちゃや遊びを通して楽しい時間を過ごすことができそうです。
日頃の様子を見ていつもと違うときには気を付けて対応しましょう。節目のイベントであるお食い初めもよい思い出にできるとよいですね。