2歳児のかんしゃくの原因は?対処法と気をつけたい対応のポイント
2歳という年齢はイヤイヤ期が始まるといわれていますが、かんしゃくを起こす子どもに手を焼いているママもたくさんいるでしょう。ここでは、どうしてかんしゃくが起きてしまうのかや、子どもの気持ちを落ち着かせるためにママができることなどをご紹介します。
2歳児がかんしゃくを起こす原因とは
怒りを言葉で表せず行動で表そうとするため
大人でも怒ったときに「なんなの」と怒鳴ったり、ものに当たったりする方もいますよね。子どものかんしゃくもそれと同じで、怒りをうまく言葉で表現できないことから「ギャー」と叫ぶ、大泣きするなどの行動を起こします。
2歳ごろは心が成長している途中なので、大人と比べると感情の起伏が激しいですよね。ささいなことでも自分の思いどおりにいかないと、かんしゃくを起こすことがありますよ。
記憶力が発達し自立心が芽生えてきた証拠
しかし、2歳ごろになると記憶力が発達するため、自分のやりたいようにできないと「思っていたことと違う」「前はいいって言っていたのに」などという気持ちからママを困らせる態度をとることがあります。
また自立心が芽生える時期でもあるので「自分でやりたい」「今はこれをしたい」など、意思をはっきりと主張するようになりますよね。できないことでも「自分でやる」と聞かず、ママが手伝おうとすると怒る子もいますよ。
かんしゃくは子どもの発達には不可欠なもの
子どもが怒りを様々な形で表現するのは、成長していく上で大切なことなのです。この時期はまだ感情のコントロールがうまくできないので、自分の思いどおりにいかないことがあると怒りを全身で表現します。
かんしゃくが治まるように、子どもの言うとおりにするママもいるかもしれません。しかし、言いなりになると「怒れば言うことを聞いてくれる」と勘違いしてしまうので、対応の仕方には注意が必要ですよ。
子どもがかんしゃくを起こしたらどうする?
気持ちを受け止めて目を見て話そう
まずは、子どもの気持ちを受け止めましょう。大人でもイライラしたときに「その気持ちよく分かるよ」と受け止めてくれる相手がいると、安心できますよね。
また、子どもと話をするときは、目を見て話すとよいでしょう。目と目を合わせて話をしていると最初はダダをこねていた子どもも、ママの話に聞く耳を持つようになります。ママが気持ちを理解してくれるだけで、子どもは安心感を得られるでしょう。
怒っている理由に耳を傾けよう
しかし、ママが子どもと同じように怒ってしまうと、子どものかんしゃくがひどくなる可能性が高いです。子どもの気持ちが落ち着くように「どうして怒っているのかな?」「ママに何がイヤなのかお話してくれる?」などと、優しく問いかけましょう。
怒っている理由を聞いたとき「そんなことで怒っていたの?」と思うかもしれませんが「そっかぁ。じゃあどうすればいいだろう?」と一緒に問題を解決することが大切ですよ。
気持ちを代弁するのも効果的
しかし、ママがイライラすると子どもは「ママにも分かってもらえない」と、余計に泣いたり、暴れたりする可能性があります。子どもの気持ちを落ち着かせるためにも「そうだよね。イヤだよね」「やりたかったよね」など、気持ちを代弁するとよいですよ。
2歳ごろだと、自分の気持ちを上手に言葉にできずイライラしていることも多いです。気持ちを代弁するだけでなく、スキンシップをとるのも効果的でしょう。
かんしゃくへの対応で注意したいことは
かんしゃくの放置はNG!長引かせる原因に
たとえば、子どもが気に入らないことがあって泣いているのを放置したとします。大声で泣いてもママに構ってもらえないことが分かると、子どもは物を投げたり、イスを倒したりなど、ママに構ってもらえるまで色々な行動を起こすでしょう。
放置すると「これをしたらママはさすがに怒るかな?」と行動がひどくなるので、毎回子どもと真剣に向き合うのが大切ですよ。