子育ての価値観の違いは子どもの学びに!夫婦で穏やかに向き合う方法
子育てをする中で、夫婦の価値観の違いに悩んだことのあるママは多いのではないでしょうか?子どもという同じ宝物を育てる者同士、価値観の違いをプラスにとらえ、子どもの学びにつなげたいですよね。そこで、子育ての価値観に違いのある夫婦が穏やかに向き合う方法をまとめてみました。
夫婦でどんなところが違う?子育ての価値観
関心度の違いでおこる「食」の価値観
ママとパパの食の好みが違うだけでなく、子どもに食べさせるものまで意見が分かれてしまうと、子どもの成長にも影響があるのではないかと心配になってしまいますよね。例えば、子どもには添加物や保存料の入っていない安全なものを食べさせたいママと、子どもの食べたがるものならジャンクフードでもなんでも与えてしまうパパ、という違いはおこりがちです。
こうした違いは、食への関心度の違いによっておこるものですが、子どもの健康を気遣うママとしては困ってしまいますよね。
生活習慣や叱り方など「しつけ」の価値観
よくおこりがちな例としては、翌朝のスケジュールを考え夜は早く寝かせたいママと、仕事から帰宅後の夜遅い時間でも子どもと遊びたいパパで、子どもの生活習慣をめぐって意見が合わないようなケースです。
また、子どもが同じことをしても、パパとママで善悪の認識が違い、叱り方にも統一性がなくなる場合もあります。どちらも子どもを大切に思う気持ちには変わりないのですが、夫婦間の統一は必要ですよね。
イベントや習い事にかける「お金」の価値観
例えば、クリスマスや誕生日に子どもにプレゼントを買うかどうか、子どもがやりたいと言い出したことは習い事をさせるか、といった考え方に違いが生じるご夫婦が多いのではないでしょうか?
こうした考え方は、パパやママが育ってきた環境が影響するといわれています。自身が幼い頃に、季節のイベントをいつも楽しみにしていたり、興味の持ったものは習う機会をもらっていたりする人は、自分の子どもにも同じようにしたいと考えるでしょうし、反対にそういった経験がないと子どもにお金をかけるのは難しいのかもしれません。
価値観の違いを子どもの学びにつなげる方法
子どもの前で感情的な言い争いはやめよう
子どもにとって大好きなパパとママが言い争う姿は、とてもつらいものです。たとえ言葉が話せない赤ちゃんだとしても、口調や場の空気から感じ取るでしょう。
意見の食い違いがおこったときは、少し時間を置くことが大切です。すぐに言葉にすると、必要以上に強い口調になったり、感情的になったりしやすいですよね。まずは深呼吸をして、子どものいない場で改めて話し合いましょう。
相手を否定せず共感して思いやる気持ちを
そこで、価値観の違いについて話し合いをするときは、共感して思いやる気持ちを持って臨むことが大切です。自分には理解できないことでも、どうしてそのような行動をするのか、まずは相手を否定せずに意見を聞くところから始めましょう。
パパとママがお互いに思いやりを持って意見を交わしているとき、子どもがそれを見ると二人の思いやりを感じることができ、それはいずれお友だちへの思いやりにつながることでしょう。
自分の意見も言って正しいけんかをしよう
たとえけんかになっても、今後のパパとママの関係にプラスになるようにしたいですよね。そこで、違う価値観をすり合わせるときは、きちんと自分の意見も伝えましょう。お互いに聞くばかり、言うばかりでは、対等に話し合うことができず、どちらかが納得しないままではよいけんかとはいえません。
お互いが自分の思いを伝え合うことで、今まで理解できなかった部分を受け入れることができたり、自分になかった考え方を得られたりできれば、けんかもきっと有意義な時間になりますね。
夫婦が穏やかに価値観の違いに向き合う方法
相手の想いに焦点をあててルーツを探ろう
そうなると二人は子どもを遊ばせるたびに価値観の違いを感じ、意見が対立してしまうでしょう。しかし、元をたどれば二人とも「子どものためを思って考えたこと」であるという共通の価値観にたどり着きます。
このように、価値観の違いを感じたときは、相手の想いのルーツを探ることが大切です。相手がなぜそういう考えをするのか、根本的な想いがわかることで、本当はまったく価値観が合わないわけではないことに気づくかもしれませんね。