妊娠中の安定期の過ごし方!理想的な生活スタイルと注意すべきこと
妊娠初期はつわりなどの体調の変化に悩まされるママもいるでしょう。しかし、安定期に入るとつわりが少しずつおさまることもあり、ママはマタニティライフを楽しめるのではないでしょうか。今回は、安定期の理想的な生活スタイルと注意すべきことをご紹介しますので参考にしてくださいね。
安定期の時期とママと赤ちゃんの状態
安定期はいつからいつまで?
妊娠初期には、普段よりも強い眠気や吐き気や胃のむかつきを感じたり体がだるくなったりするママがいます。これは妊娠したことによって起こる「つわり」なのですが、安定期に入るころに少しずつおさまってくることが多いのが特徴です。つわりが落ち着いてくるとママはホッと一安心という気持ちになるでしょう。
日本には古くから、妊娠5カ月目を過ぎた戌の日に安産祈願をする風習があります。多産で安産な戌の性質にあやかったものです。安定期に安産祈願に行く場合でもママの身体を優先してくださいね。
安定期のママの身体の状態
安定期には、ママの身体に皮下脂肪がつき、ふっくらとして丸みを帯びた妊婦らしい身体つきになりまよ。お腹が大きくなるとともにお尻やバストも大きくなります。
また、出産後の赤ちゃんへの授乳の準備のため、乳腺が発達します。ゆとりがある服を着て、乳腺の発達を妨げないようにしましょう。
手足を動かすようになり胎動を感じることも
安定期のお腹の赤ちゃんは活発に動くようになります。手足の動きなどを司る前頭葉や神経が発達して、自分で手足を動かすことができるようになりますよ。
また、早いママは妊娠16週ころに胎動を感じることがあるでしょう。初めての妊娠では、だいたい20週ごろに胎動を感じるママが多いようですよ。
胎動の感じ方もママによって様々です。ピチピチと魚が飛び跳ねるような感じや泡が弾けるような感じ、ゴロゴロと腸が動くような感じなどと表現するママがいますよ。胎動を感じたらお腹を撫でたり話し掛けたりして楽しみましょう。
安定期に入ったママの理想的な過ごし方
軽い運動を生活に取り入れよう
ウォーキング前には軽くストレッチをして身体をほぐしましょう。緑あふれる公園や風が気持ちよい河川沿いの道など、自然に囲まれた中でのウォーキングは、ママの心を癒したり気分転換になったりしますよ。歩きやすく履きなれたスニーカーや身体を締めつけない服を選んで、ママの負担にならないように心掛けましょう。
ウォーキングは、水やお茶などで水分補給をしながら無理のない範囲で行うことが大切です。少しでもお腹の張りや疲れを感じたら、ベンチなどに座って身体が落ち着くまで休憩をしましょう。
栄養バランスの整った食事をしよう
安定期のママが特に摂取したい栄養素をご紹介しますね。
カルシウム
お腹の赤ちゃんの骨や歯の発達に必要です。乳製品や海藻類などを意識的に摂りましょう。
鉄や葉酸
貧血になりがちなママのために摂取したい栄養素です。鉄は納豆や小松菜、葉酸はほうれん草やブロッコリーなどに多く含まれていますよ。
食物繊維
れんこんやさつまいもなどに豊富に含まれています。便秘が気になるママは積極的に摂りましょう。
規則正しい生活でしっかりと睡眠を取ろう
妊娠初期は眠気を強く感じるママが多いです。しかし、つわりなどの身体の変化を感じて眠いのに寝つけないという声をよく聞きます。
安定期に入ると、つわりもおさまりホルモンバランスも安定してくるので、ママの睡眠リズムが元に戻る傾向にあります。しかし、夜遅くまで起きていたり昼前に起床したりという不規則な生活をしているとママの体内時計が乱れてしまい、睡眠に影響しかねません。
夜の睡眠をしっかり取るために日中は活動的に過ごし、規則正しい生活をしましょう。
安定期に注意した方がよいこととは
マイナートラブルが増えるので注意しよう
マイナートラブルの表れ方は様々です。ちょっと動いただけで動機や息切れを感じたり貧血に悩むママが多いようです。ほかにも、大きくなったお腹を支えるために腰に負担がかかって腰痛になったり、血行不良や筋肉疲労などが原因でこむら返りを起こすママもいます。
マイナートラブルを感じたら、適度に休憩を取りながら無理のない生活をするようにしましょう。