ママダイエットには筋トレを選ぼう!筋トレのメリットや方法と注意点
出産後の自分の体型や変わらない体重計の数値を見て、ダイエットをしたいと思うママはたくさんいると思います。しかし、忙しいママたちはウォーキングする時間が取れないし、自分1人糖質ダイエットをすることもできません。そこで、育児や家事をしながらダイエットできる筋トレのメリットや方法、注意点をご紹介します。
ダイエットに筋トレがピッタリな理由
筋肉が増えれば基礎代謝が上がる
まずは基礎代謝をおさらいしましょう。基礎代謝とは、「何もせずじっとしていても、生命活動を維持するために生体で自動的に(生理的に)行われている活動で必要なエネルギーのことである」と定義されています。何もせず寝ていても、一般成人女性で1,200kcal、一般成人男性で1,500kcal消費されるということです。
大人の場合、その消費量は、肝臓が27%、脳が19%、そして筋肉(骨格筋)が18%を占め、三つの器官でなんと6割以上を占めます。
そのため、筋肉量が増えれば、何もせず寝ていても、必然と基礎代謝が上がることになるのです。忙しいママでもできる筋トレで、筋肉量を増やしましょう。
運動カロリーを消費する時間が短くてすむ
ジョギングを代表とする有酸素運動は、長時間継続的に弱い負荷が筋肉にかかり続けるため、酸素を常に取り入れ体脂肪を燃焼し、エネルギーに変えています。
一方、筋トレを代表とする無酸素運動は、瞬発的に強い負荷が筋肉にかかり、筋肉に貯めてある糖質(グリコーゲン)をエネルギーに変えています。ちなみに無酸素運動は、呼吸しない運動ではなく、糖質をエネルギーに変えるのに酸素が必要ない運動ですよという意味です。
エネルギーに変える時間=消費する時間は、有酸素運動は無酸素運動の3倍かかります。そのため、同じ運動カロリーを消費しようと考えた場合、筋トレの方が効率がいいということになります。
細さじゃなく健康的な美しさが手にはいる
健康的な美しさは、やはり筋トレで作られるといっても過言ではありません。
一般的に筋肉は速筋と遅筋に分けられます。トレーニングによって筋肉が肥大する速筋(瞬発筋)、筋肥大せず筋肉の密度が上がる遅筋(持久筋)の二つです。どの筋肉が速筋か遅筋かではなく、運動の種類や鍛え方で変わります。例えば短距離走の選手は速筋が発達し、マラソン選手は遅筋が発達しているのです。
その遅筋をターゲットに筋トレすれば、筋肥大せず、細く健康的な体が手に入り、そして基礎代謝を上げることができます。
ダイエット筋トレの方法と注意点
短時間で強度の高いトレーニングを
筋トレで一番大切なのは、トレーニングの強度です。どれだけ短い時間で体を追い込むかが勝負になります。強度の強いトレーニングをして、そのあとはしっかり休息をとることで、筋肉は成長していきます。
そして筋トレには基本原則があります。
それは、筋肉の成長を引き出すための負荷量を、少しずつ重くしていく必要があるということです。負荷量を上げることで筋肉量を増やすことができます。毎回同じ重量で、同じ回数筋トレを行っても意味がありません。
休憩と栄養も必要!毎日やらなくても大丈夫
筋トレを始めると、おそらく誰もが経験する筋肉痛。筋トレで筋肉の筋繊維は傷つけられ、それを修復するときに痛みが生じるのです。この筋肉痛はダイエットの強い味方です。筋肉痛の回復期間中は、寝ていてもカロリーは消費を続けます。
忙しいママたちのダイエットは、短時間で、筋肉痛が生じるような強度の筋トレを3日に1回、または、1週間に2回程度行うことで、十分効果は得られるのです。
筋肉を修復する、栄養になるタンパク質を補うためにも、日頃からバランスのよい食事を心がけましょう。
筋トレ器具は子どもの手の届かないところに
筋トレの器具は、明るく元気な色が使用されたり、シャープで格好よさを強調するような色が使用されたりしています。見て触れただけで、モチベーションが上がりますね。
大人にとっては筋トレ用ですが、小さな子どもにとっては遊び道具になってしまいます。大好きなママが、楽しそうに器具を使っているのをみれば、子どもの好奇心はさらに大きくなります。遊びだけで終わればいいのですが、口や指を切る、飲み込むなど、大切な子どもの命を落とす危険なことにもなりかねません。
子どもの手の届かないところ、子どもの目に入らないところに筋トレ器具は保管しましょう。
ママでもできる自宅筋トレのはじめ方
最長5分でできる30日プランクチャレンジ
さまざまなトレーニングがある中、なぜプランクが流行したかというと、簡単にできて、しかも効果を感じやすいこと。そして、30日間達成したときに、精神的な成長を感じることができることも、人気になった理由の一つです。
このプランク、姿勢がとても重要です。
1.うつ伏せになります
2.両手両足を肩幅に開きます
3.肘とつま先の4カ所に重点を置き、体を持ち上げます
4.腹筋を固めて背中をまっすぐ伸ばし、体幹(胴体)を板のようにキープします
まずはこの姿勢を、最初は20秒キープします。
そして少しずつ時間を増やし、30日後には300秒(5分)まで伸ばそう!というチャレンジなのです。