お七夜に行う命名式は何をするの?由来やお祝いの方法を知っておこう
命名式は赤ちゃんの名前を紙に書いて飾るというイメージがありますよね。ただ、お七夜に行うことやどのような目的で、どのようにお祝いするのかなど、知らないことが多いのではないでしょうか。お七夜は出産前から準備をしておかないとすぐに過ぎてしまいます。由来やお祝い方法をご紹介しますので参考にしてくださいね。
赤ちゃんの誕生を祝う「お七夜」とは
生まれて1週間ごろに行うお披露目の行事
お七夜は、生まれてきた赤ちゃんが1週間を無事に過ごせたことのお祝いをする日です。また、「これからも元気に成長しますように」という願いを込めて行うお祝いでもあります。この日に赤ちゃんの名前をお披露目する「命名式」をする家庭も多いようです。
一般的には、赤ちゃんが生まれた日を0日目として7日目の夜にお祝いします。6月12日に生まれた赤ちゃんの場合は6月19日の夜ということになります。ただ、地域や家庭によって数え方が違う場合がありますので、パパや両親と相談してから日程を決めるとよいですよ。
平安時代から続く伝統的なお祝いごと
ほかにも、出産の当日から3日目、5日目と続き、9日目までの奇数日に赤ちゃんの無事を祈っていたことが、江戸時代に入って7日目の夜だけが習慣として残ったという説もあります。
お七夜は平安時代から現代まで続く伝統的なお祝いごとです。無事に成長している赤ちゃんを、家族や親戚などにお披露目して名前を知ってもらいます。このことから「名づけ祝い」ともいわれるようになりました。
現代ではお祝いの時期や内容もさまざまに
・初めての育児でバタバタしていたので、2週間くらい経ってから自宅で夫婦2人でお祝いした
・パパや両親の予定に合わせて、1週間を過ぎた休日にお祝いした
・里帰り出産をしたので、そのまま実家でお祝いした
・祝い膳の準備が大変なので、オードブルやデザート、ケーキなどを買ってお祝いした
伝統にこだわらない、それぞれの家庭のやり方がありました。家族にとって大切な記念日となりますので、ママと赤ちゃんが元気な日に家族みんなで盛大にお祝いできるとよいですね。
命名式の内容や命名書の選び方を知ろう
命名書に赤ちゃんの名前を記して披露する
名前を書く紙は、正式には奉書紙ですが半紙でも構いませんよ。命名書には赤ちゃんの名前以外にも、パパの名前、続柄(長男、長女など)、赤ちゃんの生年月日、パパ・ママの名前、命名の日づけ、「命名」という文字を墨と筆で書きます。
命名書を飾る期間に「いつまで」という決まりはないので、出生届を出した日やお宮参りの前に下ろしてへその緒と一緒に保存するとよいようです。
さまざまなデザインの命名書も登場
命名書は通販サイトで探すと種類が豊富で、ほかにベビー用品店や文房具屋などで購入することができます。壁に掛けられるタイプやフォトフレームがついたもの、キャラクターデザインのもの、アクリルフレームタイプなど、お好みのデザインを見つけてくださいね。
インターネットでは無料のテンプレートをダウンロードすることもできます。淡い色の和紙や金箔が散りばめられた画用紙など、紙にこだわって印刷するのもよいですし、印刷したものに自分でアレンジするのもおすすめです。
誰が名前を書くか相談しておくとよい
現代では、自宅でお祝いする家庭やパパとママの2人だけでお祝いする家庭も増えてきたので、パパかママが書いている家庭もあります。日程や内容も昔とは変わってきていますので誰が書いても問題ないでしょう。
ただ、昔ながらの風習にこだわるおじいちゃん・おばあちゃんや親戚などもいるかもしれません。当日揉めないためにもお互いの両親とも相談してから決めると安心ですね。
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お七夜や命名式を行うときのポイント
内容や招待する人をあらかじめ決めておく
自宅やママの実家で、お互いの両親を招待して行うのが一般的です。ママの実家で行う場合は、パパの両親に相談してから決めましょう。「お互いの両親が遠方に住んでいて、来てもらうのが大変だから」とパパとママだけで行う家庭もあります。
身内だけでなく友人も招待して賑やかに行うのもよいですし2人目以降の場合はママ友を招待するのもよいですね。
誰かを招待する場合は、日程と場所を決めたら早めに連絡しておきましょう。