年子育児の悩みを解決!ストレスなく乗り越えられる秘訣とは?
一人目を出産して、慣れない育児に毎日奮闘しているママ。そこへ間を置かず二人目が誕生し、育児の大変さはさらに加速します。年子育児と聞くと、皆さんはどのようなイメージを持たれますか?「とにかく大変」「しんどそう」といったものが多いかと思いますが、今回は年子育児のメリットや乗り切り方を見ていきましょう。
年子の育児でストレスが溜まってしまう原因
完璧を求めすぎて責任感に押しつぶされる
赤ちゃん一人を育てることさえとても難しいのに、さらに赤ちゃんがもう一人増えたとなれば、上手くいかないことがあるのも当たり前なのですが、その渦中にいるとあまりの大変さに冷静になれないものです。
そして、ほぼ赤ちゃんの上の子と生まれたばかりの下の子のお世話をし、安全に気を配り、常に気を張っていなければならず、責任感を背負い続けてしまうのです。
周りのママたちが上手に子育てをしているように見え、「どうして上手く出来ないの…?」「私がダメなお母さんだから…?」と自分を責めてしまうようになります。
目に見えないホルモンバランスの変化
出産後のママの身体は、産前に戻ろうとホルモンバランスを目まぐるしく変化させるため、気が付かないうちに心身に不調を来してしまうことがあるのです。
産後はただでさえ、赤ちゃんの授乳、オムツ換え、夜泣きなどで睡眠時間を削ってお世話をしなければならず、身体の負担に加え、ちょっとしたことでイライラしてしまったり涙脆くなってしまったりと、心が「いつもの自分」とは違うことに戸惑ってしまうでしょう。
ホルモンバランスは目に見えないため、変化が分からず不安定になりやすいのです。
外出など息抜きをする時間がない
核家族化が進み、頼れる実家がそばにないこと、パパが激務のため育児に参加出来ないなどの要因があり、ママは一人で赤ちゃんを抱えたまま自分のために時間を使うことが出来なくなります。
年子ですと、双子の赤ちゃんを相手にしているようなもので、片方が静かにしてくれていても、片方がそうとは限りません。交代で休むことなく騒がれてしまうと、ママの精神は参ってしまいますね。
「一人きりになる」「外の空気を吸って息抜きする」ということがなかなか出来ないのです。
年子育児のメリットとデメリット
年子育児のメリットは?
まずは育児期間が短く済むことです。兄弟の年齢差が開けば開くほど、育児に関わる期間はどんどん伸びていきますが、子どもたちの大変な時期を一気に育て上げることで、ママは早めに子育てを卒業して自分の時間を持つことが出来ます。
学年が離れていないので、保育園の送迎や行事、学校に上がってからはPTAと、保護者の負担も比較的に短期間で終わらせることが出来ますね。
そして、上の子のベビー用品や服もすぐに使い回せるため、男女の違いなどをあまり気にしなければ、新品を一から買い直す手間もなくなります。
これは育児手順も同様で、新生児のお世話や離乳食のやり方なども、上の子で学んだことをすぐ活かせます。
年子育児のデメリットは?
特にママは、上の子がまだ話の出来ないよちよち赤ちゃんのうちに妊婦さんになるので、つわりでもゆっくり寝ているわけにはいかず、後期に入ったら大きなお腹を抱えて上の子を抱っこ…ということもあります。
出産後はさらに苛酷になり、上の子と下の子の世話に追われ、ママは休む暇さえなくなってしまいます。双子のような同時進行の育児で、オムツ、食事の世話、お風呂、果てはイヤイヤまで二人分のフルコースです。
そして、歳が近い分、使用期間が重なりおさがりの使えないものは二つ購入しなければならず、入園や進学も同時期のため出費が一気に増えてしまいます。
メリットとデメリットを正しく理解する
例えば、
●とにかく疲れやすい乳児期は、お金のことは気にせずママの心身の健康を優先させる(一時保育に預けてリフレッシュ時間を作るなど)。
●子どもたちに手がかからず余裕が出来てきたら、節約や貯金をしていく。
などです。
長い目で見ていくと、育児疲れも出費もある一定の時期だけに集中するようになっていますので、今がとても大変だとしても、後にきちん挽回することは出来ます。
まずは焦らずに、年子育児の良い面とそうでない面を理解していきましょう。
ストレスをなくし楽しく過ごすコツ
生活時間を見直し自分の時間を作る
人間として、自分だけの時間が欲しいと思うことは、当たり前の欲求なのです。そして、子どもたちが原因の育児ストレスは、その子どもたちと距離を置くことで、解決が出来ると言われています。
まずは日頃の生活時間を見直し、自分の休める時間を確保しましょう。余裕がないようでしたら、自治体で行っているファミリーサポートや一時保育に子どもたちを預けることも良いかと思います。
ママさんたちは罪悪感を持たずに、堂々とご自分のための時間を捻出し、リフレッシュをしましょう。