子どもがよく転ぶ場合の対策方法は?転倒の原因とケガを予防する方法
転倒の多い子ども!気をつけたいポイント
室内ではジョイントマットを使いケガ予防を
数字やアルファベットが書いてあるものや、動物などが描かれた「パズルマット」、インテリアになじむ木目調、羽毛、コルク、フローリング素材などもあり、お好みで選ぶことができます。素材は主にポリエチレン発泡体のものとEVA樹脂のものに分かれます。
一般的な大きさの30cm×30cmが人気ですが、ジョイントマットはつなぎ目から下にゴミが入りやすいので、サイズが合うのであれば大判サイズもおすすめですよ。
2歳を過ぎたら転落事故にも注意する
また、ママの目の届きにくいベランダでの転落事故もよく耳にしますよね。ベランダに出られないように窓にロックをする、クーラーの室外機に上がらないようにするなど、十分な注意が必要です。
外出先では、階段の上り下りや公園の遊具で遊ぶときも、子どもから目を離さないようにしましょう。
体に対して頭が大きく重い時期は、転倒や転落したときに頭を強く打ちやすいものです。転倒しただけでも硬膜下血腫が起こることがあるため、転倒後は子どもの様子に変化がないか注意してくださいね。
転倒が続く場合は病気が潜んでいる場合も
また、骨の病気では、股関節の異常や、O脚やX脚が悪化するなどして転びやすくなるようです。
神経の病気では脳腫瘍が考えられます。脳の働きが悪くなってバランスが取れなかったり、頭痛や吐き気があったりします。少しずつ進行するため、だんだん転び方が激しくなっていきます。
転ぶ病気ではてんかんも考えられます。痙攣が目立たない場合もあり、突然転んで気づくということもあるようです。意識がない、倒れたときのことを覚えていない場合は、元気でも病院を受診しましょう。
転びにくい身体作りに役立つ親子遊び
バランス感覚がよくなる縄とび
ジャンプするという動作が必要ですので、3歳ぐらいになって安定したジャンプができるようになったらチャレンジしてみましょう。
初めての場合は、ジャンプするタイミングが掴めないと思いますので、ママと向かい合わせで手をつないでリズムよくジャンプする練習から始めるとよいですよ。
リズムよくジャンプできるようになってきたら、子どもがジャンプに集中できるよう、ママが縄を持って一緒にジャンプしてみましょう。ママが持った縄を地面ぎりぎりの高さで回して、それをまたぐようにジャンプしたりするのもよいですね。
しっぽ取りゲーム楽しく体力アップ
常に走るため、体力や持久力がつくほか、踏ん張る力や筋力アップにもつながります。子どもは走ることが好きなので、何度も繰り返したがりますよ。また、このゲームはハイハイでもできます。あえて「ハイハイでする」というルールを決めて遊ぶのもよいですね。
ママの体力が子どもより先に限界を迎えないかが心配ですが、家族みんなで遊べるゲームなので、疲れてきたらパパに任せて休憩することもできます。ママやパパの運動不足解消にもおすすめですよ。
転んだときの対応に役立つ手押し車
転ばないように脚の筋力を鍛えることも大切ですが、脚に筋力があっても転ぶときはありますよね。そんなもしものときにも素早く対応できるような腕の筋力アップにおすすめの遊びが手押し車です。
ママが子どもの後ろに立って、子どもの両脚を持ち上げ、子どもはそのまま両腕を使って前進します。子どもが自分で体を支えられない場合は、大腿部やお腹あたりを支えるとよいでしょう。
室内でもできる遊びなので、家中を手押し車で探検してみるのも楽しいですよ。
まとめ
体が発達途中の子どもはバランスが悪く、どうしても転んでしまいます。ほとんどの場合は成長とともに治りますので、心配しすぎないでくださいね。しかし不自然な点が気になったときは、病院を受診するようにしましょう。
子どもが転んでケガをしないための対策として、目を離さないようにすることと、体をたくさん動かす遊びで足を鍛えることが大切ですね。