パパに知っておいてほしい幼児期のこと。与える影響やママの気持ち
多くのパパは普段仕事を頑張っているため、ママや子どもと過ごせる時間は帰宅後や休日など、限られていますよね。「気づかない間にママや子どもと距離ができていた」という方も多いのではないでしょうか。ここでは、幼児期の家庭環境が子どもにどのような影響を与えるのかや、パパが育児に参加する大切さをご紹介します。
幼児期はどんな時期?どれくらい大切なの?
幼児期の定義や発達の特徴
幼児期とは、1~6歳になるまでの期間のことをいいます。子どもは1歳を過ぎた頃に1人歩きを始め「わんわん」「まんま」など、簡単な単語を話せるようになり乳児期が終わります。幼児期は体が大きく成長するだけではなく、子どもの基本的な性格や習慣などが完成する重要な時期といえるでしょう。
たくさんの経験をすることで言葉や記憶力などが、幼児期に急激に発達します、情緒面も発達し社会性もつくられていく大切な時期です。
幼児期に受ける影響の大きさ
幼児期の大切なときに、パパやママからたくさんの愛情を受けて育った子どもは人に愛される喜びを知るため、自分が大人になってからも愛情をほかの人にそそぐことができます。しかし、パパやママから十分な愛情をもらえず、教育を受けさせてもらえなかった子どもは、愛情というものが何なのかを知ることができないので、ほかの人を愛したり、思いやったりする気持ちが大人になっても持てないことが多いです。
「今は小さくて何も分かっていないから大丈夫」と思わないことが重要です。
幼児期の家庭環境の大切さ
最近では、パパやママが子どもを殴る、蹴るなどの虐待をして、子どもが死んでしまう悲しいニュースも多いですよね。子どもを虐待することは決して許されることではありませんが、子どもに虐待をする親は、自分も小さい頃に親から虐待されていた可能性が高いことが分かっています。
幼児期に親から虐待されてしつけられていたので、子どもがいうことを聞かなかったときに、虐待すること以外でしつけをする方法を知らないのです。このように幼児期に過ごした家庭環境は、子どもが大人になり、親になったときにも影響されているのです。
パパが必ず理解しておきたいママの日常
自分の時間を持てないストレスを感じている
子どもが産まれると夫婦2人のときとは違い、ママは自分の時間を持つことがほとんどできません。子ども中心の生活に変わるので友達と遊んだり、お家でゆっくりしたりすることも少なくなってしまいます。
自分の好きなことをする時間がほとんどない状態で毎日過ごしていると、疲れやストレスも溜まる一方で発散することが難しいですよね。パパは自分の時間がないママのことを理解し、できる限り協力してあげることが大切です。
子どものわがままに振り回されて疲労困憊
友人の話では、専業主婦をしていて子どもと1日中一緒にいると、家事をしていてもすぐに「外に行きたい」というので朝から外遊びをすると「帰ろう」といっても「帰りたくない」とだだをこねられて大変だそうです。
着替えさせようとすると「着替えたくない」、靴を履くときも「履きたくない」とわがままをいうので、毎日疲れると話してくれました。
「○○が大変」というわけではない育児につきものの悩み、パパにも理解してもらいたいですよね。
話を聞いてもらえるだけで発散できる
先輩ママの話では、毎日の育児に疲れているけど育児の相談をできる人も周りにいなくて、1人で抱えていたそうです。ある日パパから「顔が疲れているけど、どうしたの?」と聞かれたので話すと、聞いてもらうだけで気持ちがスッキリしたということでした。
それからは、パパが毎日「今日はどうだった?」と聞いてくれるようになり、話をすることでストレスを発散できているそうですよ。
幼児期の子を持つパパが心がけたい行動
ママの敵は子どもの敵!夫婦仲をよくしよう
夫婦は人生をともに生きていく同志のような存在です。子どもはいつまでもママが大好きなので、ママが嫌いな人を好きになることはありません。「パパはママの敵」と子どもに思われないように、夫婦仲をよくする努力をしましょう。
子どもを大切にすることは自然にできても、ママはいて当たり前のような存在になってしまい、大切にできていないパパも多いですよね。「ママがいるから今の幸せな家庭がある」ということを忘れずにいると、ママのことも大切にできそうですね。