赤ちゃんのおしゃれな冬服コーデ。ポイントやアウターと小物の使い方
お店やネットにはたくさんのお洋服があふれています。ぱっと見ておしゃれなもの、機能性の高そうなものと色々ありますが、赤ちゃんが気持ちよく冬を過ごすには、何を基準に選んであげるとよいのでしょうか。今回は、赤ちゃんにとっても、ママにとってもうれしいおしゃれな冬服の選び方を一緒に考えてみましょう。
赤ちゃんの冬服コーディネートのポイント
おしゃれは肌着から!素材を重視して選ぼう
見た目やデザインももちろん大切ですが、まずは赤ちゃんに優しいものを選ぶことが大切です。肌に直接ふれる肌着は特に気をつかうところですね。
どの肌着にも、綿素材が使われていることが多いようですが、同じ綿素材でもさまざまな種類があります。おすすめしたいのはフライスやニットガーゼとよばれる生地です。
フライスは伸縮性のあるリブ編みの生地で、ふんわりとやさしい肌あたりが特徴です。大人の肌着にもよく使用されています。ニットガーゼは、通気性のよい天竺とよばれる生地を2枚重ねたものをいいます。空気を含むので保温性も高くなります。
冬に適した素材と重さにも注意を払おう
あたたかい素材の中には吸収性がよくないものもありますので、肌着の上から着せてあげましょう。また、薄手の洋服を何枚も重ねて着せてあげる方が、体温調節がしやすいともいわれています。
ウールなどの天然素材を選ぶ際には、重さに注意しましょう。手編みのセーターなどは空気をたっぷり含んであたたかいですが、その分重さもあるため、赤ちゃんにとって負担になってしまうことも考えられます。
ウールと同じように保温性が高いという点では、パイル生地がおすすめです。タオルのように吸水性も高いので、汗っかきの赤ちゃんにもぴったりです。
体温調節しやすい重ね着を取り入れよう
まずは短肌着1枚にウェア1枚が基本です。赤ちゃんの体にフィットする短肌着が汗を吸ってくれ、ウェアが保温の役目をしてくれます。特に寒い日は、温度調整として、この間にもう1枚肌着を着せてあげるとよいでしょう。長肌着もしくは、足の部分にスナップボタンのついたコンビ肌着がおすすめです。
長肌着は短肌着を長くしたもので、足の先までおおってくれます。おむつ替えの多い新生児期に便利な肌着です。足の動きが活発になってきたら、コンビ肌着が重宝します。コンビ肌着は長肌着のすそが分かれ、スナップボタンのついたものをいいます。
冬服に欠かせない赤ちゃんのアウターコーデ
肌寒い時期から長く着られるダウンベスト
先にもお話ししましたが、赤ちゃんは大人よりも体温が高く、汗っかきです。ですので、お洋服を選ぶときも温度調節のしやすさが大切になります。
袖がないので着脱のしやすさはもちろん、赤ちゃんも窮屈な思いをしなくていいのがダウンベストのよいところです。少し肌寒くなってきたな、という時期から使いやすいのもうれしいですよね。
ダウンベストといえば本来は、水鳥の羽毛を詰め物に使用したベストのことをさしますが、最近では中綿ベストについてもダウンベストと呼ぶことがあるようです。中綿ベストも同様に、軽くてあたたかいのが特徴です。羽毛のダウンベストと比べると価格も手頃なものが多いので、こちらもおすすめですよ。
脱ぎ着せが簡単にできるポンチョ
店頭やネットでみてみても、頭まですっぽりあたたかいフードつきのものや、かばんに入れて持ち運びのしやすい薄手のものまで、デザインも豊富です。紫外線カットの機能がついたものまであるようです。
さらに、しっかり袖を通して着るものではないので、サイズの融通がききます。すぐに大きくなってしまう赤ちゃんにはぴったりのアウターといえそうですね。
可愛さと温かさを兼ね備えたジャンプスーツ
ジャンプスーツもさまざまな素材、デザインのものがあります。特に寒い地域の赤ちゃんには、中綿入りのものやボア素材など、厚手のものがおすすめです。地域問わず、外で過ごす時間の長い赤ちゃんも、1枚持っておくと便利ですね。
あたたかい地域に住んでいる場合や室内で過ごすことの多い赤ちゃんには、キルト生地など薄手のものもあります。フリース生地なら、軽くて持ち運びにもぴったりです。
取り入れやすい小物を使った冬服コーデ
一気におしゃれになる赤ちゃんの帽子
組み合わせやすく手軽なニット帽は、頭の大きさを選ばず、長く使えるアイテムです。どんぐりのぼうしのような個性的なデザインのものもたくさんあるようです。赤ちゃんならではの、耳がついたかわいらしいフードキャップも素敵ですね。
しかし、すべての赤ちゃんが帽子を好きだとは限りません。赤ちゃんが帽子をかぶるのを嫌がる場合には、まずは素材を見直してみるのがいいかもしれません。肌あたりの優しい素材で、汗を吸収して気持ちよくかぶれるような帽子を選んであげましょう。