幼児の散歩にはどんな狙いがあるの?期待できる効果と注意すること
幼児との散歩で注意しておきたいこと
子どものペースに合わせてのんびりと
子どもとの散歩では、子どもが興味を示したことにつき合ってあげる覚悟が必要です。子どものペースに合わせて、のんびりと散歩をしましょう。
一緒に歩く大人がイライラ、ピリピリした気持ちでいると、子どもにも伝わってしまいます。子どもが興味を示したものを一緒に楽しむ心の余裕を持つことが大切です。
散歩での大人の役割は、そばで見守ることです。まずは子どもの個性を大切にし、飽きてきたようなときに「これは何だろうね?」などと声かけをするとよいでしょう。
道中はかならず手を繋いで危険から守る
ですから、道路を歩くときには必ず子どもの手を繋いで、危険から守ってあげましょう。手を繋ぐときには大人が車道側を歩き、車や自転車から守ることが大切です。
また、道路の横断や曲がるときには必ず一度立ち止まり、一緒に安全確認をしましょう。そのときに「車が来ないかどうか見てから道路を渡ろうか」などと子どもに声かけをすると、子どもの安全意識が高まります。
よく、手を繋ぐことを嫌がるお子さんがいますが、手繋ぎは習慣づけが大切です。買い物や園の送り迎えなどの移動のときには、毎回手を繋ぐようにすると当たり前になりますよ。
あらかじめ散歩の約束ごとを決めておく
そこで、散歩の約束ごとをあらかじめ子どもと決めておき、その上で自由にさせてあげましょう。
例えば、散歩のプランを子どもと一緒に考えてみてはいかがでしょうか?「今日はどこに散歩に出かけようか?」などと問いかけることにより、自分で考え、行動できる子どもに育っていきます。
また、家に帰る時間を事前に約束しておくことも大切です。お昼のサイレンや空の色の変化などを目印にすれば、時計が読めない子どもでも約束できます。
さらに、交通ルールや社会のルールを事前に教え、守ることを約束しておくことも大切です。
雨の日でも幼児は散歩が大好き!
雨の日ならではの新しい遊びを発見できる
晴れの日のお出かけとは違い、レインコートを着たり、傘を持ったり、長靴を履いたりなど、お出かけ前の準備だけでも子どもにとってはワクワクするものです。
外に出れば、水たまりに入ってみたり、濡れた植物を触ってみたり、傘に当たる雨の音を聞いたり雨ならではの新しい遊びをたくさん発見できますよね。また、傘のさし方や持ち方、歩き方など、学べることがたくさんあり、こういった体験も特別な感じがして楽しめるでしょう。
準備が大変ではありますが、ママも一緒にレインコートを着て子どもと新しい発見をしてみてくださいね。
子どものストレス発散になる
梅雨や台風の時期などで雨が続く時期もあります。子どものストレス発散のために、雨の日に散歩する習慣があってもよいのではないでしょうか。
雨の日に散歩するのは面倒なイメージがありますが、長靴やレインコートなど、雨対策をしておけばそんなに大変なことではありません。室内遊びに飽きた子どもの相手をママがするほうが大変で、ママにとってもストレスです。
「雨だから出かけない」という考えをなくして、子どもが退屈していそうなら雨の日でも散歩に誘ってみるとよいでしょう。
雨の日の散歩で気をつけたいこと
まずは、道の歩きにくさに注意しましょう。雨で濡れた道は滑りやすく、さらに履き慣れていない長靴を履いていることで、ちょっとした段差やマンホール、落ち葉などでも滑る危険があります。子どもにも注意するようこまめに声かけをしましょう。
車や自転車が通る道路では相手の視界がさらに狭くなっています。遠回りになったり、散歩の時間が短くなったりしても構いませんので、できるだけ安全な道、自動車が通らないルートを選びましょう。
子どもの普段着はワンサイズ大きめを選ぶこともあるかもしれませんが、長靴やレインコートは体のサイズに合ったものを選ぶことが大切です。
まとめ
子どもと散歩に出かけるときのポイントは、パパやママも一緒に楽しむことです。探検隊長になったつもりで、動植物や近所の人とたくさん触れ合ってみましょう。ときには子どもの自主性を尊重し、温かく見守ることも大切です。
子どもと一緒にたくさん散歩に出かけてみてくださいね。