双子の育児を楽しいものに!授乳やお風呂など悩みポイント解決のコツ
双子の赤ちゃんは、見ていて癒されますね。でも実際に双子育児をしているママにとっては、毎日が戦いといっても過言ではないほど忙しいでしょう。子ども1人でも大変なのに、双子となると何かと悩みが多いのではないでしょうか。ここでは、双子の授乳やお風呂、お出かけなどをうまくこなしていくコツをご紹介します。
同時授乳の方法、メリットとデメリットとは
授乳時間が短縮される
【1人が母乳、もう1人はミルクにする】
最初はこの方法が一番やりやすいでしょう。
【同時にミルクを与える】
ママが哺乳瓶を二つ持って2人に与えます。ママとパパがそれぞれ1人に与える、赤ちゃんに自分で哺乳瓶を持ってもらい、授乳するなどの方法があります。
【同時に母乳を与える】
フットボール抱き、縦抱き、横抱き、ママ仰向け、赤やん仰向けなど、様々なスタイルがあります。コツがいるので、色々試しながらママと赤ちゃんに合ったものを探ってみてください。
できる月齢に制限がある
新生児のうちは体も小さくまだ首も座っていないので、2人同時に抱いて母乳を与えるのはかなり難しいようです。母乳の同時飲みは首が座ってくる3カ月ころを目安に始めると安心かもしれません。しかし、寝返りできるようになると、自由に動くので授乳の体制を保つのが難しいという意見もあります。
赤ちゃんが哺乳瓶を自分で持ってミルクを飲むというのも、できる月齢に個人差がありますよね。2、3カ月くらいから自分で持ちたがる子もいますし、1歳を過ぎても自分では飲みたがらない子もいます。平均すると5、6カ月くらいで一人飲みでがきるようになるようですよ。
げっぷだけは順番にしよう
しかし、げっぷはすぐに出るときもあれば、いくらやっても出ないときもありますよね。1人のげっぷを促している間にもう1人が吐き戻しして喉が詰まることを避けるため、できるだけ頭を高くした状態で待ってもらうことが大切ですよ。
双子がうまく順番にげっぷするのに便利なのが、高低差を出して頭を高くできる「吐き戻し防止枕」や、体を起こした体勢を安定させる「Cカーブクッション」などの活用です。パパやおばあちゃんなどの人手がないときは、便利グッズに頼るのもよいでしょう。
みんなどうしてる?気になるお風呂の入れ方
少し大きくなってもベビーバスで
しかし、双子の場合、お風呂にママと3人同時に入るのは至難の業です。ある程度大きくなってからも、ベビーバスを使用したほうがママは楽でしょう。また、ベビーバスならリビングなどで沐浴することができるので、1人を洗っている間、待っているもう1人の様子も確認できて安心です。
大きくなってきたらベビーバスでは全身が浸かれなくなりますが、夏場は浴槽で赤ちゃんに座ってもらい、かけ湯すれば大丈夫でしょう。冬場は室温を快適な状態にして、湯冷めしないようにお湯から上がってすぐに着替えができる準備をしてくださいね。
双子は別々に入れて、ママは後からゆっくり
大切なのは待っているほうの赤ちゃんです。リビングなど、離れた部屋で待っている場合は、ベビーサークルなどを使うと安全です。お気に入りのおもちゃやテレビで興味を引きつけましょう。
脱衣所で待ってもらう場合は、バンボやベルトつきチェアなどに座ってもらうとよいですね。ママの姿が見えなくて大泣きするときは、お風呂のドアを開けたままにするという方法もありますよ。
バスマットやバスチェアを使う
1人を洗っている間もう1人は座って待つことになるので、せっけんやシャンプーなどは、赤ちゃんの手の届かないところに置いておくと安心です。大人しく待っていてくれるように、お気に入りのおもちゃを用意しましょう。
しっかりと立てるようになったら、浴槽で立って待ってもらうとぐっと楽になります。万が一、浴槽で転んでもすぐに助けられるように、ママは洗髪の際も双子から目を離さないようにしたいですね。安全のために、洗顔は入浴前に済ませておくことをおすすめします。