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6歳になってからの準備では遅い?小学校入学準備の悩み事を解決

6歳になってからの準備では遅い?小学校入学準備の悩み事を解決

小学校入学を目前に控えた6歳。子どもの成長が楽しみな反面、新生活への不安や悩みも多いと思います。ママやパパだけでなく、子ども自身も不安に思っているかもしれません。そこで今回は、小学校入学前にしておきたい準備や知っておきたいことなどを紹介していきます。

目次

小学校は幼稚園や保育園とどう違う?

先生と接する機会が少ない

幼稚園や保育園では、先生と園児が一緒に過ごす時間が多く、1人ひとりの個性もしっかり見ながら保育・指導してくれていたと思います。苦手なことがある子どもを見捨てることなく、根気強く付き合ってくれる、やさしい先生が多いですよね。

しかし小学校になると「学習指導要領」に沿ってカリキュラムをこなしていかなくてはならないので、授業についていけない生徒は、家庭や塾などで補習する必要がでてくるかもしれません。

自分から積極的に先生に質問するなどしない限り、先生と接する機会は少ないというのが実情です。そのかわりに、わからないことや悩みごとがあれば、友達に相談するという新たな解決法を見つけるかもしれません。小学生になると、子ども同士のつながりが深くなっていくでしょう。

準備物や持ち物が多い

小学生は教科書をはじめ、とにかく持ち物が多くなります。ランドセルが重たすぎて腰痛や肩こりに悩まされる小学生がいるという話題が、ニュースでたびたび報じられていますよね。

小学生の子どもを持つママの話を聞いてみると、教科書よりも、「ノート類」が多いといいます。たとえば国語の授業がある日は、教科書のほかに国語ノート、漢字練習帳、国語ドリルが必要という学校もあるようです。地域や学校の教育方針によって差はありますが、ママの小学生時代とはだいぶ状況が変わってきているようです。

教科書・ノート以外にも、学年によって算数セット、水彩セット、リコーダー、ピアニカ、裁縫セット、習字セットなど、幼稚園・保育所に比べて、持ち物はかなり多くなるでしょう。

時間の使い方が変わる

幼稚園や保育園では、「午前の遊び」「お昼ごはん」「午後の遊び」「運動の時間」「制作の時間」「おやつ」「お昼寝」といった具合に、大まかなタイムスケジュールがあるだけで、基本的には自由に動ける時間がほとんどだったと思います。

小学校では「時間割り」どおりに規則正しく行動することになります。授業時間は一コマ45分。午前中に4時間、午後に1時間または2時間の授業を受けます。授業と授業の間に10分程度の休み時間がありますが、短い時間でトイレをすませたり次の授業の準備をしたりするので、慣れるまでは大変かもしれません。

普段から規則正しい生活を心がけておくと、入学後の時間の使い方に柔軟に対応できるのではないでしょうか。

入学前から始めると安心な下準備

ひらがなやカタカナの読み書き

文字や数字の読み書きには個人差があるので、6歳くらいでもまだ上手に書けないという子どももいると思います。入学してから最初のうちはひらがなの練習から始まるので、書けなくてもあまり深刻になることはないでしょう。

しかし小学校は幼稚園とは違い、先生が1人ひとりに合わせて授業を進めてはくれません。一度ついていけなくなると、勉強自体が嫌いになってしまうこともあるので、入学前にある程度読み書きはできていた方が安心かもしれないですね。

入学前に気をつけて学習したいのは「正しい鉛筆の持ち方」「正しい書き順」です。最近では100円均一などでも練習テキストが売られています。最初が肝心なので、変なクセがつく前に家庭で教えておきたいですね。

勉強をする時間を作る

幼稚園や保育園で友だちとお手紙交換などをし始めると、自然と読み書きができるようになってくる子どももいると思います。中には勉強が好き、という子どももいますね。

小学校では「勉強」が中心の生活になります。スタートで出遅れてしまったり、勉強自体に苦手意識を持ってしまったりすると、学校生活が楽しめなくなってしまうかもしれません。もちろん勉強がすべてではありませんが、ある程度できているに越したことはないでしょう。

入学前に、読み書きと一桁どうしの足し算引き算は勉強しておいた方がよいかもしれません。短時間でも、毎日コツコツと続けることが大切です。子どもが自発的にやりだすというのは難しいと思うので、ママが勉強の時間を作ってあげるとよいですね。

椅子に座る習慣を作る

小学校の授業は一コマが45分。6歳児がじっと座っているにはとても長い時間ですね。幼稚園や保育園では、自由に遊んでいる時間の方が長かったと思うので、最初のうちは苦労する子どももいるでしょう。

「うちの子大丈夫かしら…」と不安なママもいると思います。家庭でできることは、「椅子に座る習慣を作る」ということです。勉強でなくてもよいので、お絵描きや折り紙や粘土遊びなど、子どもが好きなことを課題にして、毎日机に向かう時間を作りましょう。

最初はできなくても、徐々に座っていられる時間が長くなっていくと思います。小学校に入ってから、先生に「授業中座っていられなくて困っています」といわれないように、少しずつ慣らしていけるといいですね。

子どもが抱える不安や心配なこととは?

無意識のうちに不安定になっていることも

小学校入学を控えた年長の年明けころから、なんとなく子どもの様子がいつもと違ってきた、と感じるママが多くなるようです。子ども自身も気づかず、無意識のうちに不安定になっていることもあるので、ママは注意して様子を見る必要があるでしょう。

【子どもの変化】
・なんとなく元気がない
・ボーっとする時間が増えた
・怒りっぽくなる
・物にあたる
・グズグズいう
・急に甘えん坊になる
・いやな夢にうなされる
・おねしょが増える など

子どもが困った行動をとることで、ママもストレスを感じ、怒ったりイライラしたりしてしまうことは避けたいですね。不安な気持ちを受け止めて、安らげるような時間を作るように心がけてみてください。

言葉でうまく表現できない

子どもが抱える不安や心配ごととはどのようなものでしょうか。「仲のよいお友達と離れるのが悲しい」「知らない子と話せるか心配」「勉強についていけるか不安」など、原因はさまざまだと思います。

大人であれば、自分が抱える不安の原因をなんとなく理解することができますが、子どもにはとても難しいこと。漠然とした不安感を、言葉でうまく表現できないでしょう。

ストレスを抱え込んでしまったせいで、先ほど紹介したような「子どもの変化」が起きるといえます。はっきりと言葉で説明できなくても、子どもと向き合って過ごしていれば、どのあたりに不安の原因があるのか気付くことができるかもしれません。原因がわかれば、少しずつでも不安や心配を取り除くように対処していけるでしょう。

大人の言葉で不安になることがある

「小学校楽しみだね~」「もうすぐ一年生だね~」「もうお兄さん(お姉さん)だね!」など、一見ポジティブに思える大人の言葉で、子どもが不安になってしまうこともあります。

もともと小学校に対して不安を感じていたり、いいイメージがなかったりすると、「小学生になる」という事実を突きつけられること自体にストレスを感じてしまう子どももいるのです。

もちろん、小学生になることを心待ちにしている子どもも多くいると思います。大切なことは「子どもの様子をよく見て言葉をかけること」です。声をかけて顔色がくもるようであれば、あまり小学生になることを意識させすぎない方がよいでしょう。入学して新生活が始まれば、新しい友達もできて自然と不安が解消されるかもしれないですよ。
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