オキシ漬けは赤ちゃん用品にもOK?各製品の違いや注意点を知ろう
アメリカ生まれの洗剤「オキシクリーン」を使ったオキシ漬けをすると、衣類のほかに台所やお風呂場などが手間をかけずにすっきりと綺麗になります。赤ちゃん用品もオキシ漬けができると便利ですよね。今回はオキシ漬けのポイント、赤ちゃん用品を漬けるのにふさわしい洗剤の種類や注意点などについてご紹介します。
話題の漂白方法「オキシ漬け」について
オキシクリーンを使った洗浄方法
一方、アメリカ製では界面活性剤や香料も含まれます。Instagramなどで白い泡がもこもこと立っているのはアメリカ製で、日本製ではこのような白い泡は立ちません。ただ、両方の製品とも洗浄力には大差はないといわれます。
オキシクリーンはいろいろなところに使えますが、以下のものには使えないので注意しましょうね。
・絹、毛、革製品、草木染など色落ちしやすいもの
・アルミなどの金属
・木材
・水洗いできないもの
油汚れから雑菌汚れまで対応できる万能洗剤
オキシドールという傷口に使う消毒薬がありますが、この消毒薬の主成分である過酸化水素はオキシクリーンがお湯に溶けたときに変わる成分です。なので除菌もできますよ。
コンロの五徳にこびりついた油汚れや焦げ、急須や湯呑の茶渋、タイルの黒ずみ、衣類やふきんのシミにも力を発揮しますし、台所のぬるぬるした雑菌汚れもすっきりと落とします。清潔を保ちたい台所でも大活躍しそうですね。
また、カビが発生しやすいお風呂場掃除にも適していますよ。
ぬるま湯に溶かして漬けておくだけ
反面、高すぎる温度の場合は、一気に酸素を放出しすぎて汚れを落とす前に酸素が出尽くしてしまうという意見もあります。給湯器の設定温度を60℃くらいにして蛇口からお湯を出すと冷めにくく、洗浄力が上がりやすいですよ。
また、洗剤がお湯に溶けていないと酸素を放出できないので、しっかりと混ぜてお湯に溶かす必要があります。ただ、お湯が熱いとやけどが心配ですし溶液で手が荒れる可能性があるので、ゴム手袋をした手で混ぜましょう。泡立て器で混ぜている人もいますよ。
オキシ漬けは赤ちゃん用品に使用できる?
服はもちろんマグや食器にも使用OK
そのようなシミを時間をかけて手洗いするのは大変です。また、一生懸命に手洗いしてもなかなか色素が落ちないときもありますよね。
衣類をオキシ漬けした後にシミの部分を少し揉み洗いして軽く絞り、あとは洗濯機で洗うだけで綺麗になりますよ。もちろんほかの洗濯物と一緒に洗えます。油分などの食べ物の汚れをぬるま湯で軽く落としてからオキシ漬けすると、さらにシミがよく落ちますよ。
赤ちゃんのマグはストローや蓋のパッキンなどのパーツが洗いにくいですが、オキシ漬けをすると簡単に洗えて除菌もできますよ。
赤ちゃん用品に使う場合は日本製のものを
衣類に残った界面活性剤は赤ちゃんの肌を刺激する可能性があるので、避けた方がよいかもしれません。また、香料も衣類に残留しやすいです。
日本製のものは赤ちゃんに心配な成分は入っていませんがオキシクリーンの主成分である過酸化ナトリウムそのものは肌への刺激が強く、お湯に溶けていないと衣服に残留して肌を刺激する場合があります。とはいえしっかりとすすぎ洗いをすれば衣類に残留しにくいですよ。
日本製の方が衣類に残留しにくく肌への刺激が少ない点で、赤ちゃん用品に適しているかもしれません。
赤ちゃん用オキシクリーンという商品も存在
ただ、オキシクリーンとオキシクリーンベイビーの両方に使われている界面活性剤は肌への刺激が少ないタイプのために、衣類に残留していてもほかのタイプの界面活性剤よりは肌への影響が少ないかもしれません。けれども日本製をしっかりとすすぎ洗いして使えば、そもそも衣類に残留しにくいので肌への影響をより減らせますよね。
赤ちゃんの洗剤についてはパパママの考え方によるでしょう。白い泡が立たないのは物足りないかもしれませんが、肌がデリケートな赤ちゃんには日本製の方が無難だというママの意見もありますよ。